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Yamareco

記録ID: 7011043
全員に公開
ハイキング
十勝連峰

北海道に遠征しよう「上ホロカメットク山」

2024年07月10日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:04
距離
8.9km
登り
753m
下り
754m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:20
休憩
1:45
合計
6:05
距離 8.9km 登り 753m 下り 754m
5:52
31
十勝岳温泉駐車場
6:23
16
6:39
8
6:47
6:48
11
6:59
7:03
38
1538Mの広場
7:41
22
8:03
8:27
17
8:44
9:23
13
9:36
9:39
27
10:06
10:26
26
10:52
11
11:03
20
11:23
11:37
20
11:57
十勝岳温泉駐車場
天候 曇りのち晴れ(稜線はガス) 気温13℃ 風10~20kt(稜線は強風)
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十勝岳温泉の駐車場を利用しました。上富良野から道道291号のロードエンドなのでアクセスは非常にわかりやすく、立派なトイレや宿泊施設もあるので夢のような立地です。途中小動物(キタキツネでしょうね)が道路をうろついていました。まれに歩行者もいますので走行にはご注意を。
余談ですが、北海道全般で感じたのは、以前と違って人口密度が高いです。走行している車はほとんどレンタカーで外国人も多いです。皆さん北海道の走りやすさに酔っているのかわかりませんが、もう少し安全運転を心掛けてほしいと思います。
コース状況/
危険箇所等
十勝岳は第一級の火山です。活動状況の確認をお忘れなく。
雨上がりの朝ということもあり夜露は豊富でした。泥濘な箇所も多数ありますので、スパッツを装着した方がよいでしょう。上半身まで濡れることはありません。
駐車場からヌッカクシ火口の分岐までは幅広で傾斜もゆるく歩きやすい道です。
安政火口分岐から上ホロ分岐を経て連続階段までは火山のすそ野にあたる低灌木帯で大きな岩のアップダウンやぬかるんだ涸れ沢などあり少し大変です。本州のイメージとしては、頚城山塊の標高の高い所という感じです。階段から先は展望も開け爽快になり支尾根(D尾根というらしいです)に乗っかると北アルプスや八ヶ岳と同じ雰囲気です。
主稜線の西側は断崖ですが、登山道はなだらかな東側についているので心配ありません。上富良野岳から上ホロカメットク山まではお花畑の散歩になります。天気が良ければ素晴らしい展望を満喫できるでしょうね。
その他周辺情報 下山後は吹上温泉「白銀荘」で汗を流しました。利用料700円です。食堂はありません。キャンプ場も併設されています。
下山後の宿泊は「カミホロ荘」を利用しました。支配人がキタキツネという珍しい山荘です。このご時世なので外国人が多かったですが、普段はのんびりと過ごせるいい宿です。特に厳冬期の露天風呂からの景色が素晴らしいです。ちなみに冬は4WDでないと無理だと思います。最後の急こう配でスタックします。
ということで今回の遠征は大雪山国立公園十勝岳温泉にやってきました
1
ということで今回の遠征は大雪山国立公園十勝岳温泉にやってきました
準備が整ったところで霧に包まれた駐車場から出発します
準備が整ったところで霧に包まれた駐車場から出発します
案内図に目を通し
案内図に目を通し
幅広の道を歩き始めました
幅広の道を歩き始めました
すぐに三段山への分岐が現れ
1
すぐに三段山への分岐が現れ
深い谷川に沿って更に進みます
深い谷川に沿って更に進みます
と、これは監視カメラでしょうか
と、これは監視カメラでしょうか
ヌッカクシ火口方面を捉えているようでした
1
ヌッカクシ火口方面を捉えているようでした
いったん谷川(ヌッカクシ富良野川)に下り
1
いったん谷川(ヌッカクシ富良野川)に下り
川底から這い上がると火口への分岐がありました
1
川底から這い上がると火口への分岐がありました
ここからガスに覆われたD尾根を巻きます
1
ここからガスに覆われたD尾根を巻きます
登ってきた谷川を見下ろすとまだまだガスが湧いてきているようですね
1
登ってきた谷川を見下ろすとまだまだガスが湧いてきているようですね
新Dの登山者カウンターを横切り
新Dの登山者カウンターを横切り
「この後は天気が回復し日中は晴れるでしょう」の予報を信じ
2
「この後は天気が回復し日中は晴れるでしょう」の予報を信じ
灌木帯を先に進むと
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灌木帯を先に進むと
ほどなくして上富良野岳分岐(上ホロ分岐)に着きました
ここを左に折れ
ほどなくして上富良野岳分岐(上ホロ分岐)に着きました
ここを左に折れ
涸れ沢を少し登った1538Mの広場で最初の休憩をとりました
1
涸れ沢を少し登った1538Mの広場で最初の休憩をとりました
天候回復の兆しはあるものの
天候回復の兆しはあるものの
いかんせん北海道の気象は未知数です
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いかんせん北海道の気象は未知数です
ネガティブ思考はザックの底にしまい込んで
3
ネガティブ思考はザックの底にしまい込んで
名物の階段に取付きました
(これまでのトレーニングの成果かわかりませんが、いい感じで登れました)
2
名物の階段に取付きました
(これまでのトレーニングの成果かわかりませんが、いい感じで登れました)
連続階段の中間にある稜線まで0.6Kmの道標
嘘ですよね 800m〜1Kmはあるっしょ
(ルートが変わったのかもしれません)
1
連続階段の中間にある稜線まで0.6Kmの道標
嘘ですよね 800m〜1Kmはあるっしょ
(ルートが変わったのかもしれません)
D尾根に乗っかる頃には視界が開け
2
D尾根に乗っかる頃には視界が開け
気分がアゲアゲになってきました
3
気分がアゲアゲになってきました
う〜ん素晴らしか上富良野
(手前は化物岩らしいです)
4
う〜ん素晴らしか上富良野
(手前は化物岩らしいです)
三段山の山肌もすごいじゃないですか
3
三段山の山肌もすごいじゃないですか
火口壁の縞模様が物凄い
3
火口壁の縞模様が物凄い
にじみ出る噴気も火山を間近に感じさせます
3
にじみ出る噴気も火山を間近に感じさせます
そして目指す十勝岳
(今日は登りませんが)
2
そして目指す十勝岳
(今日は登りませんが)
富良野岳方面はまだ少しガスってましたが
3
富良野岳方面はまだ少しガスってましたが
八つ手岩の向こうには上ホロカメットク山が見えてきました
3
八つ手岩の向こうには上ホロカメットク山が見えてきました
これはいいぞと
期待に胸を膨らませながら
3
期待に胸を膨らませながら
尾根を登る足も軽やかに
3
尾根を登る足も軽やかに
稜線を目指します
3
稜線を目指します
正面には上富良野岳の全容が見え始め
3
正面には上富良野岳の全容が見え始め
あのジグザクを登り切れば
3
あのジグザクを登り切れば
上ホロカメットク山への稜線に出合います
3
上ホロカメットク山への稜線に出合います
富良野岳も美しい姿を見せてくれました
3
富良野岳も美しい姿を見せてくれました
稜線まであと少しもう少し
心の中で呟きながら
2
稜線まであと少しもう少し
心の中で呟きながら
たどり着いた稜線は
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たどり着いた稜線は
が〜ん
(かみふらの岳の山頂標です)
ガスと強風で何も見えない〜
2
が〜ん
(かみふらの岳の山頂標です)
ガスと強風で何も見えない〜
岩陰で30分ほど天候回復を待ち
上ホロカメットク山へ向け動き出しました
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岩陰で30分ほど天候回復を待ち
上ホロカメットク山へ向け動き出しました
しばしの彷徨の末
真白きプラトーにかすかに見えたのは
2
しばしの彷徨の末
真白きプラトーにかすかに見えたのは
もしかして…
上ホロカメットク山でした
3
上ホロカメットク山でした
このままでは下れません
展望を期待し時間いっぱいまで(40分ほど)粘りましたが
2
このままでは下れません
展望を期待し時間いっぱいまで(40分ほど)粘りましたが
これが限界!
得意の心の眼も
初登の山では通用しません
(帯広方面です)
2
得意の心の眼も
初登の山では通用しません
(帯広方面です)
再訪を誓い
下山を開始することにしました
2
再訪を誓い
下山を開始することにしました
後ろ髪を引かれながら稜線を戻り
3
後ろ髪を引かれながら稜線を戻り
上富良野岳の分岐まで来ると
1
上富良野岳の分岐まで来ると
一層風が強くなり
一層風が強くなり
こりゃじっとしていられないぞと
こりゃじっとしていられないぞと
早々に支尾根を下り始めました
1
早々に支尾根を下り始めました
そして100mほど高度を下げると
そして100mほど高度を下げると
あ〜この辺はいい天気なんだ
2
あ〜この辺はいい天気なんだ
すっかり穏やかな尾根から三段山の山肌を眺めると
3
すっかり穏やかな尾根から三段山の山肌を眺めると
何やら妙な文様が
(白いガウンを纏った白髭のおじいいさん)
4
何やら妙な文様が
(白いガウンを纏った白髭のおじいいさん)
これはきっと名前が付いてますね
3
これはきっと名前が付いてますね
などと思いながら稜線を見上げると
3
などと思いながら稜線を見上げると
お〜い
上ホロの山頂見えるじゃん
3
お〜い
上ホロの山頂見えるじゃん
上富良野岳も見えるじゃん
上富良野岳も見えるじゃん
稜線のガスが切れているじゃないですか
稜線のガスが切れているじゃないですか
まさにタイミングだったんですね
2
まさにタイミングだったんですね
まあ仕方ない
3回目に晴れた斜里岳のことを考えれば
大したことじゃないですよ
2
まあ仕方ない
3回目に晴れた斜里岳のことを考えれば
大したことじゃないですよ
夏の十勝連峰に登れた喜びの方が勝ります
2
夏の十勝連峰に登れた喜びの方が勝ります
さあ気分を取り直して
さあ気分を取り直して
階段を下りましょう
(浸食された階段は下りの方が大変でした)
1
階段を下りましょう
(浸食された階段は下りの方が大変でした)
黙々と下りヤマレコで新Dとしている場所まで来ると
1
黙々と下りヤマレコで新Dとしている場所まで来ると
凌雲閣が見えました
(ここまで結構しんどかった)
凌雲閣が見えました
(ここまで結構しんどかった)
ヌッカクシへ下るトラバース道も
ヌッカクシへ下るトラバース道も
こんな岩とかあって結構疲れました
1
こんな岩とかあって結構疲れました
ようやく火口への分岐まで下りてくると
1
ようやく火口への分岐まで下りてくると
稜線が素晴らしく綺麗に見渡せました
2
稜線が素晴らしく綺麗に見渡せました
朝は見えなかった夫婦岩もいい感じです
1
朝は見えなかった夫婦岩もいい感じです
岩肌にはこんな文様もあり
不思議な場所でした
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岩肌にはこんな文様もあり
不思議な場所でした
例のカメラのある道沿いで休憩し
1
例のカメラのある道沿いで休憩し
疲れを癒しながら
2
疲れを癒しながら
残念だった稜線を心ゆくまで眺めまくりました
2
残念だった稜線を心ゆくまで眺めまくりました
あの山頂にはまた登ってみたい
1
あの山頂にはまた登ってみたい
その隣も歩いてみたい
2
その隣も歩いてみたい
大砲岩を抜けて十勝岳まで歩きたい
2
大砲岩を抜けて十勝岳まで歩きたい
などと
時間の経つのもすっかり忘れていると
2
などと
時間の経つのもすっかり忘れていると
下山のアラームが
下山のアラームが
さあ
あとは観光客で賑やかな幅広道を駐車場まで下りましょう
さあ
あとは観光客で賑やかな幅広道を駐車場まで下りましょう
ところで
富良野岳の手前に見える金庫岩みたいなのはなんですかね
2
ところで
富良野岳の手前に見える金庫岩みたいなのはなんですかね
そんなことを考えているうちに無事駐車場に戻りました
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そんなことを考えているうちに無事駐車場に戻りました
爽やかな夏の一日を北海道の山で過ごし
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爽やかな夏の一日を北海道の山で過ごし
久しぶりに充実した山行となりました
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久しぶりに充実した山行となりました
そして下山後は白銀荘で汗を流し帰路に就いたのでした
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そして下山後は白銀荘で汗を流し帰路に就いたのでした

装備

個人装備
腕時計 携帯電話 現金 健康保険証 計画書 地図 筆記具 GPSロガー デジカメ モバイルバッテリー ヘッドライト 予備バッテリー サングラス ナイフ ライター EMGシート ホイッスル レジ袋 着替え 行動食 テルモス カッパ 上着 帽子 手袋 手ぬぐい メインザック ザックカバー 登山靴 スパッツ トレッキングポール ヘルメット 虫除け 無線従事者免許証 無線局免許状 携帯トイレ マスク アルコール消毒液 First Aid Kit 無線機
備考 メットは使った方がいいですよ

感想

久しぶりに北海道遠征する機会に恵まれ、十勝連峰の上ホロカメットク山を訪問しました。いろいろ候補はあったのですが、なんといっても好きな山々が集まる美瑛・富良野のこの一帯が一番の候補でした。
出発前の予報では天候が優れず、山行実施は無理だろうと思われたのですが、上陸すると予報が変わり、一気に可能性が高まり急遽気持ちを切り替えてこの山行に臨みました。
地元では里山のでっかい山クラスの2000mそこそこの山ですが、北海道では、「北ア」クラスと言ってよいでしょう。何よりその手つかずの自然が魅力的でした。そこそこに整備されほとんど自然のままの登山道は、本州にないワイルドさを感じました。花も豊富で目移りしそうでした。
7月の北海道も山行も初めての私としては、とても良い経験になりました。
今回の遠征にあたり、いつもヤマレコでお世話になっているawa3956さんには多大なるご支援をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

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コメント

sanga1993さん、遠征お疲れさまでした。
上空は晴れていてもガスに覆われる時もあり、ちょっとしたタイミングなんでしょうが山は登ってみないと分からないですね。
ぜひ再訪の上、次回は十勝岳まで(その先の美瑛岳もオススメです)の縦走をお楽しみいただければと思います。

また来年も北海道遠征でのお越しをお待ちしています!
2024/7/20 18:53
awa3956さん
いろいろお世話になりありがとうございました。
久しぶりの北海道でしたが、天気にも恵まれ楽しい時間を過ごすことができました。
十勝や美瑛、一番はオプタテシケかなと、足を延ばしたい山々がたくさんあって再訪できる日が楽しみです。
では今年も暑い夏ですがお体に気を付けてお過ごしください。
2024/7/20 19:27
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1
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