雨の白馬岳・大雪渓・無念の撤退→栂池自然園散策・大雪渓がようやく顔を出す



- GPS
- 06:20
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 525m
- 下り
- 503m
コースタイム
6:15猿倉山荘―7:30白馬尻小屋(休憩)8:20―9:30猿倉山荘
(撤退下山後,バス乗り継いで栂池高原泊)
8月18日(火)
(栂池高原からゴンドラリフト・ロープウェイ)
9:05栂池自然園入口ー10:30展望湿原10:45―12:10栂池自然園入口
天候 | 8月17日(月)雨・霧時々曇り 8月18日(火)曇り時々晴れ・小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
22時25分 竹橋・毎日新聞社発(受け付けは本社ロビーで発車15分前より。) 新宿経由,途中高速で談合坂SAおよび梓川SAで休憩(今回は後者で1時間の時間調整休み) http://www.maitabi.jp/bus/tokusyu14.php ○8月17日(月)5時40分ごろ 猿倉山荘 到着 〜白馬尻小屋で徹底決定し猿倉に戻り〜 10時10分 「白馬駅」行きバス (白馬駅まで1000円) 10時40分ごろ 白馬駅着 https://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/ 12時50分 「栂池高原」行きバス (栂池高原まで560円) 13時15分ごろ 栂池高原着 → 宿へ https://www.alpico.co.jp/access/hakuba/tsugaike/ ○8月18日(火) 8時10分ごろ 栂池パノラマウェイ(ゴンドラ・ロープウェイ)で栂池自然園 http://www.nsd-hakuba.jp/green/tsugaike/panoramaway.html (往復+自然園入場券の割引券3300円(ホテルなどで購入可能)) 15時35分 「栂池高原」バス停より 「長野駅東口」行き特急バス 16時10分ごろ 「長野駅東口」到着 (長野駅まで2000円) https://www.alpico.co.jp/access/express/nagano_hakuba/ 16時46分 北陸新幹線 かがやき510号 〜上野から自宅最寄へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉山荘から白馬尻山荘:雨の為,滑りやすい。特に林道終わりから白馬尻への登り道は雨水が流れてくる感じで,下山時にはちょっとした沢状態。通常何でもない道もコンディションによっては要注意。 栂池自然園:入口から暫くはバリアフリー木道。中盤以降はそこそこの起伏ある登山道になる。従って,トレッキングシューズ等の装備が好ましい。 |
その他周辺情報 | 栂池高原ゴンドラ駅に隣接する「栂の湯」 1Fに大型コインロッカーあり(30Lザック×2でも余裕あり:400円) 入浴料700円(モンベル会員 or ゴンドラ・リフト利用半券で100円引き) レンタルバスタオルあり(200円?) http://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/accommodations/tsugaikeonsen/ |
写真
っと,得てして遠くから見ると壮大・雄大でとても登れないと山は思われるのですが。意外と登ってしまえば,とも。
感想
○憧れの白馬・大雪渓の登り・稜線の小屋泊まりは叶わず
この夏はどこに行こうかと種々検討していたところ,白馬岳:猿倉・大雪渓からの登り・稜線の小屋泊・栂池方面縦走でのルートを計画。妻の休暇との兼ね合いでお盆の週終わりの16日(日)夜行バス(車中泊),17日は村営の白馬岳頂上宿舎(の個室が予約できたので)泊,18日は栂池に下りてきて余裕を持ってもう一泊(ペンションホテル)との予定。大雪渓用に6本爪アイゼン(モンベル)とトレッキングポール(ストック)を購入し,これまでの20Lでは手狭だろうということで30Lのザックも購入。大雪渓ルートは「初心者向き」との記載も散見されるが,あくまで雪渓等を含むルートでの話であることを認識しつつも,色々調べてみて,コンディションが良ければ(上の小屋泊でもあるので)自分でも十分登れる(時間をかけて)であろうと判断(予想)していた。
これも初の毎日アルペン号(夜行バス)で出発。猿倉までは所謂中型バスでないとただり着かないので,どうしても高速運転時は振動が大きいこともあり,なかなか寝付かれない。それとあまり良い予報では無かったが,それ以上に雨量が多い感じですでにあった。心配しつつも幾ばくかの睡眠を得て,猿倉に到着。果たして結構な降りの雨である。小屋トイレ前で何とかつながったau iphoneでレーダーを見てみても今後直ぐに止むような感じでは無い。ただ,猿倉山荘の指導員?(登山計画書を受け付けているの方)の話(は,おおよそ脅されて自己責任の説明の後に)では,この時点では白馬尻も稜線もそれほどコンディションは悪くない(まぁ,エキスパートには)感じでもあり。経験者の妻とも相談し,初の雨具装着(今回購入した30Lザックは早速カバーを付ける)して,白馬尻小屋(までCT1時間ほど)まで行ってみることに。
白馬尻までは林道メインだがその前後はソコソコの勾配で,雨で滑りやすく,また雨具内で汗が凝縮し結構な濡れよう(通気量を越えている?)。眼鏡が曇り(曇り止め忘れ),雨では休憩も給水もままならず,白馬尻につくころには,ほうほうのてい(^_^;)
私は,初の雨山行に半ば心折れて断念を決意。もう雨のなか行動したくなかったのだが,今日天狗山荘まで行く予定だったエキスパートなご婦人たちが断念して下山する際に,早く降りないと増水して通行止めの可能性も示唆され,ようやくなんとか猿倉まで下りる事を決意。おそらく同じバスで来られたご夫婦も下山を決定していた。勿論雪渓方面に向かう人も結構いたが,私の状況では撤退・即下山がまだしも正しい判断だったと思う(いたい)。
尚,後で調べたところ,白馬尻で休憩中に聞いた事故は,下山中の滑落で重症とのこと。また,別に登山中で落石にぶつかり骨折との事故も。
http://rindow33kai.grupo.jp/blog/1011207
下山後,村営の白馬岳頂上宿舎を予約(個室)していたのだが,撤退したため,その旨を猿倉山荘で伝える(同じく村営のはず。ちなみに,有名な白馬山荘などは白馬館系列)と,特にキャンセル料なしでOKとのこと(もともと荒天等での予定変更は織り込み済みなのであろう,文化的に)。そして,元々の計画では明日下山後に泊まるはずだった栂池高原の宿に連絡して,一日前倒ししてもらえたので,向かう事に。猿倉からバスで白馬駅まで出て昼食(暖かい蕎麦が沁みた(^_^;))後,駅の足湯で暖まり,再度バスで栂池高原へ。少し早めだったが,チェックインできて,濡れた物品を乾かし,温泉に浸かり,美味し食事で,せめても癒されたのでした…。
○二日目は,栂池パノラマウェイ(ゴンドラリフト+ロープウェイ)で栂池自然園まで上がることに。当初は,白馬乗鞍だけでも登ろうかと考えたが,昨日のダメージ?で?30Lザックを担いで登るのはちょっとしんどいし,天気もピーカンでは無い予報だったので,自然園散策にして,大雪渓や白馬三山の眺望ポイントに行ってみることに。詳しくは,写真をご覧いただきたいが,何とか大雪渓の観ることができた。しかし,結局最後まで白馬岳は顔を見せずじまい(^_^;)だった。
初めての夜行(登山)バス,初めての雨天行動で,初めての撤退。そして,使う事のなかった軽アイゼンとストック。色々な事を経験として,また機会あれば是非トライしたいと思う,白馬岳。取りあえず,また自重増加傾向で体力も更に落ちているようなので,しばらく節制生活と定期的にトレーニングがてら山行を続けたい。と,思っているところではあります…。
おまけ:栂池自然園から大雪渓が見えた時に慌ててiPhoneで撮った動画。
コメント
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初めまして、55歳男性です。レコ拝見致しました。大雨のなか白馬尻小屋からの下山勇気ある撤退だと思います。私も猿倉や栂池で何度か大雨に会い悔しい思いをしたことがあり、他人事とは思えずコメントさせていただきました。事故の情報も役に立ちました。次回の白馬はきっと快晴であることを祈念して応援のコメントとさせていただきます。
nkaneko様:
拙レコご覧いただき&激励のコメント,ありがとうございます!痛み入ります。
情況からみて撤退は正しかったと思いますが,やはり折角休暇までとっての計画だったので,残念ではあります。ただ,雨だったせいもありますが,30Lの小屋泊まり程度の荷物でも結構負荷に感じてしまう体力では,まだまだだとも感じました。経験積んでまたトライしたいと思います。有難うございます!
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