葛根田川水系 南白沢~田代沢~乳頭山
- GPS
- 15:33
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:45
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:44
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
山岳部の登攀系夏合宿の訓練山行として、葛根田川水系の南白沢~田代沢へ赴いた。
この沢は私は遡行経験があるが、南白沢F2を直登したことがなかったりと課題も残っていたので、新人を鍛えることも兼ねて計画した。
新人を鍛えるためとは宣言したものの、メンバーを募ったら何と私以外が全員新人となった。南白沢は少し難易度が高い沢であり、遡行経験があるとはいえ、メンバーが私以外の全員が新人という構成で臨むのは、大きな挑戦であった。前回より時間がかかることは容易に想像できたため、田代沢・花森沢の出合でC1する計画とした。
初日はまず堰堤をひたすら越えまくった。ほとんどの堰堤はスタスタと乗り越えたが、最後の堰堤は苦戦した。高巻いたら堰堤と斜面との間に厄介な谷があり、固定ロープを貼って通過した。前回は右岸を高巻いた。事前に前回の記録をよく振り返っておくべきだった。滝のことはよく考えていたが、堰堤のことは疎かにしてしまった。その先の連瀑群は順調に通過したが、何より新人を多く引き連れたために時間がかかってしまった。そのため核心のF4は右岸高巻きでパスし、その先でC1した。F4は容易に高巻きすることができた。
2日目は田代沢から登山道へ抜けた。滝が2つ現れるが、1つ目は念の為ロープを出す程度、2つ目はフリーソロで越えてしまった。この先でまえを進んでいた新人2人がクマを目撃。肝を冷やしたそうだ。藪漕ぎが少しあったものの、順調に登山道へ抜けて乳頭山の山頂を踏んで下山することができた。
今回の山行では登攀技術、読図、気象、生活技術など多くのノウハウを実地で試すことができた。今回の山行に参加したメンバーは夏合宿への良いステップとなったであろう。このまま一歩ずつ経験を積み重ねて、より登山を楽しめるようになっていってほしい。
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