記録ID: 7029496
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
飯豊山
飯豊山 * テントを担いで *
2024年07月13日(土) 〜
2024年07月14日(日)
山形県
福島県
新潟県
ピアソラ
その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 19:16
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,529m
- 下り
- 2,530m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 5:36
- 合計
- 14:02
距離 14.9km
登り 2,119m
下り 584m
18:34
2日目
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:28
距離 10.9km
登り 410m
下り 1,945m
14:11
※1日目のGPSログの精度が悪いです。
【1日目】
○ CT（標準） ： 10時間00分
○ CT（実績） ： 08時間30分 （休憩含まず）
【2日目】
○ CT（標準） ： 07時間00分
○ CT（実績） ： 06時間00分 （休憩含まず）
【1日目】
○ CT（標準） ： 10時間00分
○ CT（実績） ： 08時間30分 （休憩含まず）
【2日目】
○ CT（標準） ： 07時間00分
○ CT（実績） ： 06時間00分 （休憩含まず）
| 天候 | 【1日目】 ○ 天気 ： 曇り。 ○ 風速 ： 弱め（稜線上で5m/s程度）。 ○ 気温 ： 高め（25℃程度）。 ○ 視程 ： 短め。 【2日目】 ○ 天気 ： 晴れ のち 曇り。 ○ 風速 ： 弱め（稜線上で5m/s程度）。 ○ 気温 ： 高め（25℃程度）。 ○ 視程 ： 短め。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・17:30 {自宅} - 21:40 御沢野営場 ※高速利用：桜土浦IC〜磐梯河東IC ※駐車場：無料（約60台） ○ 復路（約52km） ・14:25 御沢野営場 - 15:50 {宿泊先} |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 総距離：約23km、累積標高：約2100m。 ○ 御沢野営場から以下� 銑�の三座をピストンするコースです。 �� 三国岳（みくにだけ：1644m） �� 種蒔山（たねまきやま：1791m） �� 飯豊山（いいでさん：2105m） ○ 登山口から地蔵山西分岐まで樹林帯の急登が続きます。 ○ 三国岳（� 砲亮蠢阿�ら「剣ヶ峰」と呼ばれる岩場の難所が続きます。 ○ 三国岳（� 砲�ら種蒔山（�◆砲泙任魯肇薀弌璽控ぬ�に主稜線を進みます。 途中1箇所梯子場があります。 ○ 飯豊山（��）の手前、御秘所の先に岩場があります。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 御沢野営場 �� 三国小屋 �� 切合小屋 �� 本山小屋 (2) 登山ポスト �� 御沢野営場 (3) 水場 �� 峰秀水（オススメ） �� 切合小屋（沢水につき雨天は濁る） �� 一ノ王子（枯れる場合あり） (4) 温泉施設 御沢野営場から県道を喜多方方面へ少し下った所に「いいでのゆ」があります。 ※営業時間 ： 9:00 〜 21:00（夏季） ※料金 ： 500円／人 ※参考HP ： http://www.sobanosato.jp/spa/ |
写真
【1日目】三連休は久しぶりの遠征です。「御沢野営場」に車中泊してGO！ちなみに、この日は野営場の駐車場が満車となり、手前の「川入」に車を停められた方も多数いたもようです。
31
7/13 4:32
【1日目】三連休は久しぶりの遠征です。「御沢野営場」に車中泊してGO！ちなみに、この日は野営場の駐車場が満車となり、手前の「川入」に車を停められた方も多数いたもようです。
空が白み始めたとはいえまだ薄暗い中、林道を10分ほど進むと、、、
杉の巨木と古い石祠のある登山口に着きました。ここからがいよいよ試練の始まりです。
のっけから標高差900m近い厳しい登り。いつもより大分重いザックが肩に食い込みます。「下十五里」「中十五里」「上十五里」「笹原」「横峰」という具合に、5、600m間隔で目印があるのが救いです。
38
7/13 5:09
のっけから標高差900m近い厳しい登り。いつもより大分重いザックが肩に食い込みます。「下十五里」「中十五里」「上十五里」「笹原」「横峰」という具合に、5、600m間隔で目印があるのが救いです。
やっと辿り着いた峰秀水（湧き水）は、人生で一、二を争う美味さでした。ただ（この先の水場の状況が読めず）ここで多めに水を汲んだのが後々仇となりました。
53
7/13 7:19
やっと辿り着いた峰秀水（湧き水）は、人生で一、二を争う美味さでした。ただ（この先の水場の状況が読めず）ここで多めに水を汲んだのが後々仇となりました。
ほどなく稜線に出ました。正面奥に見える三国岳の赤茶けた山肌が荒々しいです。
そんなときはお花に癒して貰うしかありません。《センジュガンピ：千手岩菲》
厳しい代わりに、お花も高山っぽくなってきました。《ヨツバシオガマ：四葉塩釜》
可憐なお花です。その見た目に反して、根をまわりの植物の根に差し込み養分を貰う半寄生植物らしいです。《ミヤマママコナ：深山飯子菜》
目指す飯豊山（本山）はまだかなり遠くです。重さに暑さが加わり、僕も嫁も既にかなりバ手気味（涙）。ただ、種蒔山を過ぎたあたりからさらにお花が増え始め、、、
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目指す飯豊山（本山）はまだかなり遠くです。重さに暑さが加わり、僕も嫁も既にかなりバ手気味（涙）。ただ、種蒔山を過ぎたあたりからさらにお花が増え始め、、、
このピンク色を見た途端に疲れが吹き飛びました。《コイワカガミ：小岩鏡》
まるでお花図鑑のページをめくるように、次々と現れる可憐なお花たち。《ハクサンコザクラ：白山小桜》
最近まで県内の野生蘭に現を抜かしていたせいで、見られなかった初夏のお花たちをここに来て総ざらいできました。《ハクサンシャクナゲ：白山石楠花》
日の当たらない場所にひっそりと。《ミヤマダイモンジソウ：深山大文字草》
お花で復活した僕と異なり、嫁は最後まで復活しませんでした。後で聞いたら、水場が心配で4Lも水を汲んでたらしい。そんな〜（涙）。
わさわさと沢山咲いてます。でもやっぱり地味（笑）。《タカネサギソウ：高嶺鷺草》
一ノ王子のテント場。時間切れにつき当初予定していた御西（おにし）小屋を諦め、ここを今日の宿にします。
水場（←結局利用できました）に水を汲みに行く途中で、ツートンカラーの子が咲いていました。《ヨツバシオガマ》
着いたー、飯豊山！優しい男性の方に撮って頂きました。同じく山頂に居合わせた女性の方とともに感動を分かち合いました。
残念ながら辿り着けなかった大日岳（だいにちだけ：2128m）方面。幻想的な風景をフィルムに収めます。
僕らが山頂を後にすると、またすぐにガスに包まれ見えなくなりました。
【2日目】夜明け前は満点の星空の中に人工衛星を見つけました。凡その時刻と軌道から、中国の宇宙ステーションの可能性が高そうです。
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7/14 4:34
【2日目】夜明け前は満点の星空の中に人工衛星を見つけました。凡その時刻と軌道から、中国の宇宙ステーションの可能性が高そうです。
こんな険しかったっけ？（つらかった昨日の記憶が既に飛んでいるようです）
この子はもう終盤。だけど久しぶりに逢えて良かった。《ベニバナイチヤクソウ：紅花一薬草》
もう7月というのにこの子にも逢えました。《ショウジョウバカマ：猩々袴》
切合小屋まで戻ってきました。なお、一夜明けても嫁は全快せず（涙）。足が棒のようと言っていました。ゆっくり下ろうね。
沢山咲きすぎて全てのお花をレコに載せきれません。《ツマトリソウ：褄取草》
昨日より多少軽くなったとはいえ「剣ヶ峰」の下りが一番神経を使いました。
なんと、最後の最後に珍しいのを見つけてしまいました。《ベニバナシャクジョウソウ：紅花錫杖草》
【おまけ】せっかく遠くまで来たので、ちょっと贅沢をして東山温泉の宿に泊まりました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
|---|
感想
山にどっぷり浸かりたかったので、飯豊に登るならテント泊と決めていました。
このところ近場でお花探しが続いたせいで、鈍った体に20kg近い荷物は堪えましたが、辛いときに気持ちを前向きにさせてくれたのは、やはりお花たちでした。
夕暮れ時の幻想的な光に包まれて山頂に立つと、眼下に雄大な山並みや"飯豊と言えば"な雪模様が見渡せました。テント泊ならではの忘れえぬ絶景でした。
慣れない重荷に右膝を痛めてしまった嫁は「なぜ皆あんなに軽装なのか」とこぼしながらも、ゆっくり確実に歩を進め、最後には笑顔が戻りました。
下山後はちょっと贅沢をして温泉宿に泊まり、二人で祝杯を上げました。
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飯豊山はテンハクでしたか！
奥さんも水４リットル担いで登ったのはたいしたもんでしたね、、
ご苦労様と伝えて下さい。
花も一杯咲いていて楽しめたんですね、
以前火打山登った時に水は最低２リットルかな持参とテンハクの方と話したことがありました！
妻は無理だと言って積みませんでしたね、
坂内食堂はたしか自分も寄ったことがあったような
チャーシュー麺食べた記憶はありました！
テンハクもやるんですね たいしたもんだと自分は想いました、
お疲れ様でした。
去年の宮之浦岳（屋久島）以来、久しぶりのテン泊でした。
まさか４リットルも積んでいたとはつゆ知らず、言ってくれたら僕が持ったのに・・・
と今更言っても後の祭りですが。。。
でも、そのお陰で、二日間水には困りませんでした。
ショウジさんの温かいお言葉、嫁に伝えましたよ。ありがとうと言ってました。
坂内食堂行かれたことがあるのですね。僕ずっと「さかうち」と読むものと思ってましたが「ばんない」だったのですね。本場の喜多方ラーメンは初めて食べましたが、人気店だけありとても美味しかったです。
最初店に並ぶ長蛇の列に怯みましたが、意外と回転が速くて30分くらいで中に入れました。
今度また喜多方に行くことがあったら別のお店のも食べてみたいです（笑）。
コメントありがとうございました！
暑そう、重そう。
でもでも、春と夏の花達が、一気に咲いてやはり飯豊山は、素晴らしいですね。😁🌼🌼🌼🌼🌼
お水が、心配で、4�箸竜せ�ちわかります。💦
良い連休を過ごされましたね〜。
お疲れ様でした!😁
福島だから多少は涼しいかな、と結構期待してたのですが、めちゃくちゃ暑かったです（笑）。
そして、重すぎました・・・。
峰秀水という湧き水が本当に美味しくて、その先の水場が若干心許ない感じでしたので、ついつい４リットルも積んでしまったようです。
そうそう、春と夏のお花たちが素晴らしすぎました。進むほどに咲くお花が変わるんですよ〜。
奥久慈通いが続いて、見られなかったお花たちにも逢え、大満足です♪
やっぱり噂に違わぬ素敵な山でした、飯豊山は。
コメントありがとうございました！
非常にトイレ近くテント泊自由にできない我々は
憧れの山域な飯豊にさらっと行くのはずるいですよ
（いや 悔しいですよ^^;)
飯豊再行きたいです！
羨ましいし お疲れ様！！
on-boroP
ご無沙汰しております。
確かに、一ノ王子のテント場は、トイレからちょっと遠かったですね（笑）。上りますし。
さらっとなんてとんでもない（笑）、やはり家から遠いですし（つくばですのでboroPさんほどではないと思いますが）、体力勝負の山ですので、ここ数年ずっと腰が引けていて、やっと行く決心がついた、というのが正直なところです。
boroPさんも飯豊山登られたことがあるのですね。
お花が多くて本当に素晴らしい山ですね。
僕らもまたしばらくしたら、つらかった記憶は薄れて、登りたくなるのだと思います。
コメントありがとうございました！
とある私の身近にいらした山の先輩のお気に入りの山筆頭がこちらの飯豊山✨でして。ですが、そのお方の言うことには
・1番ツラかったのも飯豊山🥵
・どこからどう登ってもツラい🥵
とも言っていたような…💧。そんな飯豊山を重い荷物を抱えてテン泊とは！ しかも今回も花レコから突然の本格ヘビー山行😵。重い荷を背負ってUp Downの激しい25km、2500m…😱。お二方とも恐るべきド根性で御座います🎌！
飯豊山の大稜線は本当に唯一無二で素晴らしかったです。
ちょうど日本アルプスの"角"を取ったような、優しくて、とても大きな山並みでした。
でも、確かに（テン泊というのもあると思いますが）ツラかった山の上位に入ると思います。
ちなみに、僕が一番ツラかったのは、島々から登った霞沢岳かな。やっぱりテン泊でした（笑）。
飯豊山は改めて冷静に顧みると、なんでツラかったのか分からない感じで、確かにちょっと長いし登るには違いないですが、数字だけ見たらもっとヤバイ山（それこそ風太郎さんが最近踏破された皇海山とか）がある訳じゃないですか。きっと数字に表れないきついポイントがあるんだと思います。今回は久々にバテました（笑）。
栃百完登されたら、風太郎さんも是非！なんて。
コメントありがとうございました！
いきなり飯豊（いいで）すね〜🤩
テン泊で20�舛僚鼎ぅ競奪�背負って、累積2500m超って凄すぎます🥳
そして水場が不安で４�箸盒辰�です。
奥久慈で鍛え上げた体力があったからこそ頑張れたのでは😵と。
春夏の高山植物を全て見れたような山行でしたね🌺
私も最近山番組で観ましたが、自分には憧れしかなくとてもとても💦
遠征お疲れさまでした😀
かなりきつかったですが、やっぱり飯豊（いいで）〜（笑）。
結局重いのは（二日分の）水とテントなんですよね。もう少し稜線を進んだ先にも水場はあるのですが、沢水だったり枯れる可能性があったりと心許ない感じでしたので、一番手前の水場から担ぎ上げるしかなくて・・・。でも本当に美味しい湧き水でしたよ！
荷物を軽くして弾丸日帰りで登られる方も結構いますが、ゆっくりお花を眺められないですし、何かあったときのリスクが高いので、僕らには無理です。
という訳で、混雑してなければ、小屋泊が一番楽ちんで良かったかも。
rabbiさんなら、テン泊でも弾丸でも全然行けちゃいますよ〜。
なんてったって、沢山のお花たちが励ましてくれますから。
コメントありがとうございました！
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