田代岳薄市沢周回コース
- GPS
- 07:18
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,058m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
薄市沢林道終点薄市沢山の小屋駐車場 10台位は置けそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【山の家登山口〜902.9m稜線まで】 山の家登山口は下草が覆い分かりずらいです。綺麗な杉林を中を歩きますが登山口からいきなりの急登で始まります。登山道は鮮明ですが道幅が狭く斜面に崩れている場所も何箇所かあります。背の高い草が時折道を塞いでいます。中にはイラクサがありますので注意です。稜線が近くなると苔むした露岩帯があり滑ります。 【稜線〜烏帽子岳】 稜線といっても標高が低いので樹林帯が続き展望は得られませんがキノコは盛り沢山。登山道は鮮明ですが背の高い根曲がり竹やヨツバヒヨドリ、イバラの草が登山道を塞ぐのでかき分けながらの進行でスピードが上がりません。二度の急登と緩やかなアップダウンを繰り返し展望の好い烏帽子岳へと登ります。 【烏帽子岳〜雷岳】 烏帽子岳直下、登山道の崩壊箇所を通過しますので細心の注意を。 気持ちのいい湿原を横断すると最悪な藪漕ぎが雷岳山頂まで続きます。登山道は根曲がり竹が生茂り不明瞭です。太く背の高い根曲がり竹の藪漕ぎプラス急登で体力の消耗が著しいです。 【雷岳〜田代岳】 登山道は刈払いがされ鮮明です。雷岳までの道から見れば天国です。 【田代岳〜薄市沢三合目】 この登山道は1合目ごとに標識があり登山道も広く問題ありません。 ただし、8合目から7合目は落ちると止まらない様な急斜面に付けられていますので細心注意が必要です。 終盤、沢の渡渉が2度あります。2度目の渡渉後は堰堤の作業道をしばらく歩くと林道に出ます。 |
その他周辺情報 | 登山口の山の家は休憩や着替えが出来ます。 駐車場にはトイレ有りますが、コース上にはありません。 登山ポストはありませんので、登山計画を車のフロントに1枚見えるように置いて入山しました。 小屋の前に手動式のポンプがありましたが、水は期待できそうにありません。 最寄りの立ち寄り湯 たしろ温泉ユップラ 0186−54−2626 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
帽子
サングラス
グローブ
レインウェア
ナイフ
カメラ
ヘッドランプ
予備電池
GPS/コンパス/地形図
スマホ
昼食
行動食
飲料
熊除ベル・ホイッスル・携帯ラジオ・ 熊対策スプレー
防虫対策
タオル/着替等
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感想
ポケットクラブ山行8回目
幾度か訪れている田代岳ですが、今回は未踏コース薄市沢周回コースを計画しました。
薄市沢林道は土砂崩れ、お盆前まで修復工事をしていました。ですがそのお陰で林道に砂利が敷き詰められ、考えていたよりいい林道を走れた様です。道幅は狭いですが青森県の林道よりは格段いいです。
田代岳薄市沢周回コースは、新しい情報がほとんど無く、よく分からずの強行山行になりました。
その結果、山の小屋から烏帽子・雷山までの登山道はほとんどが藪漕ぎでスピードが上がらず、思いの外時間がかかりました。
特に烏帽子鞍部から雷山の登り返しは、登山道が不明瞭で酷い藪です。
あまりの薮で、手術した方の左腕の力が抜け漕げなくなってしまったので、最後を歩いていた私より9歳若い会員に交代して貰いました。
ですが不明瞭な登山道に不安を覚えたのか「登山道が正しいか?」と何度か私に呼びかけて来たほどです。「間違いない、大丈夫」と返すも、ほんとに不明瞭な登山道でした。
傾斜が緩くなるとやがて雷山山頂に到着ですが、近年稀な藪漕ぎでしたね。
田代岳9合目湿原からの下山も「刈り払いしてなったたら大変だ」と心配しましたが、こちらは標柱もしっかりしていて全く問題無い登山道です。ですが終盤では沢の渡渉が2度あるので、踏み跡に注意し下山して欲しい所です。
藪漕ぎで大変な縦走歩きでしたけれど、こんな酷い藪漕ぎは久しぶりで印象に残る山行でした。
田代岳は昨年の初夏に荒沢コースから登りました。
今回は薄市沢山の家への林道が8月5日に工事が終わり通行可能になったこともあり縦走コースを目指しました。
このルートは長い間刈払がされておらずルートが荒れている事は事前に調べて予想してましたが、想像以上の藪こぎアルバイトの登山、最近ではダントツトップの難行苦行の山行になってしまいました。もう笑うしかありません。
両手で竹藪をかき分けて進むのでいつもとは違う上半身の筋肉痛になってます(笑
竹藪でも予定時間の都合上ある程度のスピードで歩行しなければならないのでタケノコ採り以上の辛さかも?
今後も登山道に刈払が入るかどうか分からず今年中に歩けて良かったかなぁとポジティブに考えています。
来年以降は更に難しくなりそう。
citrusさん、こんにちわ
Nyataro_GoGoさん、はじめまして
藪漕ぎや不明瞭な登山道の中、不安で呼びかけると、
はっきりと「間違いない、大丈夫」という返答。
頼もしいリーダーですね。
citrusさん左腕の手術?
大丈夫でしょうか?
写真の笑顔も素敵ですしお元気そうに見受けらけ、安心したのですが・・
お大事になさってくださいね
アケボノシュスラン、初めて見たかもしれません。
可愛い花ですね 。
またそのうち夜行バスに乗って、そちら方面でも行けると良いなと思っています 。
ぴかさん、コメントありがとうございます。
藪漕ぎは水泳でいえば平泳ぎ。水のかき分けと同じ要領で笹をかき分けながら前に進みますが、太い根曲がり竹は容易に進ませてくれませんで、とうとう力尽きました。
刈払いがされていれば容易な縦走路だと思うのですが、残念です。
pikachanさん、はじめまして
こんばんは〜
>頼もしいリーダーですね。
そうなんですよ〜
経験豊富な頼もしいリーダーなんです。
一緒に山歩きする度に学ばせて頂いています。
とても、ソロでは恐ろしい位の藪コギですね!
以前、焼岳小屋から西穂山荘の間も
恐ろしい位の藪でしたよ!(本当に北アルプス?的な感じ)
絶対に登らないといけない・・と、言う以外は
足が遠のきますね
umetyanさん、はじめまして〜
白神山地は熊さんも濃いエリアなので、一人では絶対入れないコースだとシトさん言っておりました。
周囲が全く見えず自分の3m程先を進むシトさんが見えないような濃い藪漕ぎでした。
先の見えない藪漕ぎはほんとに怖いものです。
そして、今回は、シトさん持参の携帯ラジオが不調な為、交代でホイッスルを鳴らしながらの藪漕ぎでした(笑
ヤマレコ調子悪いです。
藪漕ぎ嫌いですが、一人でないと何とか達成できますね
みなさんすごい藪漕ぎしていましたね〜
藪漕ぎしていると熊が出てくるのでは・・という不安はありますよねぇ
ここのコースは藪漕ぎあり渡渉ありでサバイバル的なコースに見えますが・・
毎回すごい山行記録で楽しませていただいています
お疲れさまでした
shunpontaさん
いつもコメントありがとうございます。
稜線に出てからは部分的に「酷い」以上の「猛烈」な藪漕ぎも多数で、
藪漕ぎも長くするとホコリっぽくて鼻の穴が黒く汚れます (泣
鳥帽子岳周辺は獣臭が強く臭ってました (笑
いやはや、ごくろうさん、大変でしたね。よく踏破できました。
私も同じコースを考えたことがあるのですが、ある単独行の山行記録を見てこりゃ大変だ無理だなと思っていました。私は昨年7月薄市口を下りましたが、最初が竹の藪でした。今は刈り払いしているんですね。
今日は追良瀬川で鮎釣りです。解禁日上流はまるで駄目だったので、下流で釣りました。釣人が少ないのでさけふ化場付近三ヵ所独占で気持ち良い釣りができました。大小混じって20尾の釣果でした。
me_ga_tenさん
いつもながらコメントありがとうございます。
先日計画の鮎コラボ、天気に恵まれず残念でした。
今季の鮎は残り少なく、リベンジは難しいかも知れませんが、行けたらいいですね〜
縦走路ももっと手前から酷い藪漕ぎだったら引き返したかも知れませんが、鳥帽子岳までもう少しの稜線上で酷くなったのでイヤラしいですね〜 (笑
そして、鳥帽子岳まで登ってしまえば、目に見える田代岳まではそんなに遠くないので、やはり藪漕ぎ突破モードになってしまいます。
まぁ、いい運動になってしまいました (笑
山登りというより、探検隊という感じですね!
大変そうですが、Nyataroさんは生き生きしていますね 、
楽しかったのでしょうね。
そしてcitrusさんは、お写真の可愛らしい笑顔からは想像もつかないような
頼もしいリーダーなのですね^^
藪の中で「間違いない、大丈夫」と断言されたとありますが、
長年の経験と日頃の努力あってこその自信なのでしょうね、
とてもかっこいいです
slow_songさんおはよう、コメント頂きありがとうございます。
想像以上のディープな山行になりました。
シトさん、熊避けに大声で叫びながらの藪こぎで大変だったと思います。
藪漕ぎも距離が長く、急登が続くとトップを歩く方は疲れてしまいますので雪山ラッセルと同じようにトップ交代が必要になって来ます。
経験豊かなリーダーの判断や指示等、これはパーティー登山の強みなので不安要素が少なくなり、精神的な部分での力になります。
slow_song さん、コメントありがとうございます。
今回は「探検隊」の要素ありましたね。
でも、未知のルートほど楽しいです。
コメントありがとうございます。
熊に会いそうな山域のはずですが、登山道にその形跡がなく、不思議に感じましたが、烏帽子岳に近づくと獣臭がプンプンで、烏帽子山頂はあきらかに臭いましたね。
薄市沢方面の登山道、昨年は薮だったのですか…
普通刈払いは3年に1回と聞いていますが、私たちはラッキーだったと言う事になりますね。
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