金剛山 アスレチック気分でカトラ谷へ

2024年07月27日(土) [日帰り]

• GPS: 04:53
• 距離: 6.6km
• 登り: 615m
• 下り: 623m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:32
• 休憩: 0:22
• 合計: 4:54

距離 6.6km 登り 615m 下り 623m

10:10 スタート地点
10:20 黒栂谷道分岐
10:35 ツツジオ谷入口
10:55 カトラ谷分岐
12:05 12:06 水場
12:14 12:20 お花畑
12:57 山頂広場
13:31 13:34 金剛山山頂トイレ
13:36 13:37 転法輪寺
13:41 13:42 九合目（千早本道）
13:52 13:53 八合目（千早本道）
14:02 14:03 二ノ滝
14:11 14:18 五合目（千早本道）
14:55 14:56 黒栂谷道分岐
15:04 ゴール地点

この日は、久し振りに黒栂谷への林道を歩き、そして、かなり久し振りのカトラ谷へと入りました。

天候

晴れ＆曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

さわやかトイレ近くのパーキングに停めてのスタートです。

コース状況／危険箇所等

慣れていればそれ程危険な個所はありませんが、ルートもいくつかに別れますし、ルートに依っては登りにくいところもありますので、初めて訪れる場合は注意が必要です。

その他周辺情報

今日も真っ直ぐ帰りました。

写真

7/27 10:19

さわやかトイレから登ってすぐのモンベル手前にボタンクサギが咲いていました。

7/27 10:22

こちらには、山芋の花　雄花ですね。

7/27 10:26

花も終盤に向かっていますが、ヤマユリ　豪華ですね。

遠目には鮮やかな綺麗な色で何の花？って感じなんですが、近付いて良く見ると紫陽花？
何だかちょっと変わった花ですよね。

この日は、久し振りにやって来ました。
カトラ谷ですが、目的はこちら・・・イワタバコの花です。
先にお花の写真を紹介しておきます。

カトラ谷を登り始めて、ちょっと不安定な岩場があると、さっそく咲いていました。

花はもう終わりみたいですが、こちら、ギンバイソウも見られました。
葉の先が裂けた様になっているのが良く分かりますよね。

花もギリギリ残っていました。

一つの雌しべにたくさんの雄しべ、そして、5枚のがく片と花弁の両生花が一番下に見られました。

さらに登っていくと・・・咲いてくれていました。

イワタバコ（岩煙草）　シソ類シソ目イワタバコ科イワタバコ属のイワタバコ
ご存知の通り、葉を見ればタバコの葉っぱに似ているから、イワタバコって意味が分かりますよね。

まるでニコニコと笑っているかのようですよね！（笑）

花言葉は、涼しげ（愛らしい心と言うのもあるそうです。）
割と日陰の湿ったと言うより、水の浸みだしている様な岩場に咲いていることが多いので、涼しげと言う花言葉がしっくり来ますね。

花が終わったのかな？って思って良く見たら、蕾がたくさん付いていました。

岩肌に踊るように、そして葉は羽根を広げるかの様に咲いていました。

こちらの子は、うつむき加減に咲いています。

下から見上げて見ます。

いや、このくらいが限界ですね。

そんなところにも賑やかにイワタバコの花がわいわいがやがや楽しそうに騒いでいますやん。（笑）

こんなに良く陽が当たりそうなところに咲いていて大丈夫？なんて思ったりしますけどね。

もう少し先にも咲いていました。

なぜかミッキーマウスかプーさんがいっぱい？に見えますが、宇宙人？みたいにも見えるかも？（笑）
そんなイワタバコの花ですが、私のお気に入りの花です。
来年も、再来年も、ずっと咲いていて欲しいものです。

クサアジサイが咲いていました。

キツリフネが咲いています。

オカトラノオも咲いていました。

クサアジサイ再び。

歩き始めてしばらく行くと足下にショウジョウバカマの葉だと思ったら、ありゃ？今頃、それも全然違う花ですやん・・・
ピントが合わないので、古典的技法で撮影です。（笑）

こちらにも、もう一本咲いていました。

ノギランですね。

7/27 10:44

お花の紹介を済ませたところで本日の金剛山の山行スタートです。
2017年10月に発生した台風21号により、金剛山も登山道が崩落などによりあちこちに被害が発生、その中でカトラ谷も通行が困難になるくらいの崩壊が発生しました。
黒栂谷への林道のこの辺りも、道やら、沢やら、何か分からなくなっていたのを思い出します。

7/27 10:47

そして、今は何も無かったかの様に、黒栂谷への林道も沢の水に覆われて、下界の暑さも忘れるくらいちょっと涼しくなっています。

7/27 10:48

右の斜面を見上げると・・・

7/27 10:48

この沢からの水がコンクリートの林道に流れて来ていました。

7/27 10:54

キンミズヒキが咲いています。

7/27 10:59

そして、黒栂谷へと向かう林道から別れて、カトラ谷方面へと入って行きます。
だいぶ繁っていますね。
だいぶアブなんかが飛び回っていると言うので、リュックには、今シーズン初のピンク色の山用強力蚊取り線香を焚いて歩きます。

7/27 11:02

花はフサフジウツギですね。
ちなみに、周りは晴れていますが、金剛山の上は雲が漂っていた気がします。

7/27 11:04

ここを左手に登って行くとワサビ谷に合流ですね。

7/27 11:04

はい、本当に、その親切　不要です！！ね。

7/27 11:06

その先から沢に入り、いよいよカトラ谷です。
一の滝　最近？は、右から登るのが流行だそうですが、私は、昔からの左から登ります。

7/27 11:10

ここは右に巻き道があります。

7/27 11:12

その先に二の滝　こちらも右に巻いて登れます。

7/27 11:14

こんな感じになっています。

7/27 11:18

二の滝を越えるとこんな感じです。

7/27 11:19

倒木はありますが、この辺りの風景はたぶん昔のままですね。
そして、まあまあ涼しくて気持ち良く歩けます。

7/27 11:27

何か朱色と白色のマーキングみたいなのは、何かの菌類ですかね？

7/27 11:31

沢と言う程でも有りませんが、沢筋に沿って登ります。

7/27 11:31

こんなところにもキツネノマゴ？

7/27 11:35

この辺り、いつもキラキラして、砂金がいっぱい沈んでるいるみたいに見えます。

7/27 11:35

ここから段々とアスレチック気分になって来るところですね。
沢の水量もちょうど良く、歩きやすくて涼しい〜♪

7/27 11:39

沢の上を向いて右の岸（いわゆる左岸ですけどね）を上がります。

上から単独行の女性が降りて来ているのが見えたので、離合可能地点でしばし待って道を譲ります。

7/27 11:47

こちらの、昔の機械を動かすベルトか、消火用ホースみたいな素材のベルトは以前のままですね。
写していませんが、左の斜面は切れ落ちて道が細く、高度感のあるところも若干あります。

7/27 11:52

左側には木が茂っていた様に思いますが、だいぶ崩落してしまった感じですね。
そして、昔の面影を思い出すのに苦労する、昔は上まで伸びていた梯子　こんなになってしまって・・・まあもう十分仕事をしたとは思います。
梯子も綺麗だった20年くらい前、リュックに1歳くらいの赤ちゃんを背負って、ここを登って居た若いご夫婦を思い出します。

7/27 11:57

そんなアスレチックゾーンをクリアすると、若干のプチ道迷いゾーンに入ります。

知っていれば、どうってことのない分岐、タカハタ谷、六地蔵尾根へ繋がる割と難路のルートなどいくつかに分かれますが、私は左へと進みます。

7/27 12:01

青空が見えたり、なんか暗くなって、雷が鳴りそうになったり、空模様がコロコロと変わっています。

7/27 12:01

岩はゴロゴロですが、だいぶ緑が茂って昔みたいな風景が戻って来ている様にも感じます。

7/27 12:05

水場まで登って来ましたね。

7/27 12:07

台風21号の後、崩壊地に施工された防護金網が見えて来ました。

7/27 12:07

台風被害からそれ程経っていなかった頃から見ると、随分と緑も自然な感じになっていますが、その分、堆積物もだいぶ溜りましたね。
小さな物は流して、大きなものだけを捕捉する、謂わばまるで漁網の様な感じだと思いますが、何だか張り裂けそうに感じます。

7/27 12:07

写真で見る感じよりは大きなものなので、はち切れると怖いなあ〜なんて、ちょっと脅威を感じます。（笑）
たぶん行けないのに、なぜか右に登った跡が見られますが、ここは左へと登ります。

7/27 12:09

左を登って、その先を右へと少し降りて行きます。
写真に見えているすぐそこに左へと入る道もあり、それはわさび谷の先と合流して青崩道へと登るルートになっています。

7/27 12:12

ここまででも大汗をかいているからか、スマホを向けて写真を撮ろうとすると、勝手にシャッターが何枚も切れました。
いや、何か写ってはいけないものが写っているのか？（笑）
あまり気に留めませんでしたが、何か不思議でした。

7/27 12:15

そして、右に少し下ると木々の葉のトンネルに、沢のある涼しいゾーンに入ります。

7/27 12:15

ここも行けないこともないんでしょうが、右に行くと私みたいに登坂力のない人には道迷いゾーンかもです。

7/27 12:15

私は、素直に左のV字谷を登ります。

7/27 12:17

私には、結構な急登です。
ヒイヒイハアハア　大汗、滝の様な汗をかきますが、ここへ来てそんな私の周りを、ブンブンとアブが周回行動をします。
時々手で、はたいてやりますが、そのくらいではへこたれないみたいです。
2匹とか複数でブンブンやられると、さすがにイラッとします。（笑）

7/27 12:23

山用の強力香取線香を焚いて長袖のウエアも着ているのに、ふと気が付くと腕の皮膚を食いちぎられていました。

7/27 12:23

この辺りまで登ると、気温も下がり、涼しいのは、涼しいですが、やっぱり割と急登なので汗をかきます。
ただ、アブに悩まされながらも上を見上げると、緑が良い感じです・・・

7/27 12:27

ちなみに、この辺り、この季節になるとまったく想像出来ませんが、春には陽が差してとても明るく、あのニリンソウが咲きそろう辺りに入って来ています。

7/27 12:31

この辺りも、既に面影すら消えてしまっていますが・・・

7/27 12:31

さすがスプリングエフェメラルですね。
本当に、あの頃の地面を埋め尽くしていたニリンソウはどこに行っちゃったの？って感じて跡形もありません。

7/27 12:32

さらに登って行きます。

7/27 12:33

そして、今の季節はひっそりとキノコが・・・

7/27 12:39

そして、最後のキツい登りが待っています。

7/27 12:42

お〜20歩登っては休み、また、20歩ほど登っては休みながらでないと登れません。（笑）

7/27 12:51

本当にキツいです。
滝汗どころか、もう沢に浸かったのか？ってくらいの汗でグショグショ💦です。
汗を蒸散させる夏用の網目のアンダーに、同じ様な機能性の素材のウエアなのに、全身びしょ濡れですわ。（笑）

7/27 12:54

登り切りましたが、なかなか脈が落ち着きません・・・息も上がって、その辺のわんこよりハアハア言っています。

7/27 12:55

そして、頂上広場の下に到着です。

7/27 12:57

そして、一段上がって国見城址広場に到着しました。

7/27 12:58

ヤブカンゾウの花がこの日も咲いていました。

7/27 12:58

いつものお約束のPLの塔です。

7/27 13:00

13時のライブカメラに写ろうとすぐ横にいましたが、どこから現れたの？って言うくらいドドッと急にたくさんの人が入って来て、入るタイミングを逃してしまいました。（笑）

7/27 13:17

いや、しかし、久し振りのカトラ谷は、最後の登りでかなり疲れました〜♪
そんな訳でおやつタイムにします。

7/27 13:35

この日は24℃　汗💦がプールに入ったくらいのずぶ濡れでアイスコーヒーを飲んでいると、さっきまで暑かったのにもう寒いくらいです。（笑）

7/27 13:36

転法輪寺さんにお参りです。

7/27 13:37

ウバユリの葉っぱがあるな〜って思っていたところには、いつの間にか花が咲いていました。

7/27 13:38

こちらの向こうには（も）・・・

7/27 13:39

ヤブカンゾウが咲いていました。
ぼちぼち下山です。

7/27 13:39

帰りは千早本道でストレートに下山です。

7/27 13:49

チラッと青空も覗きますが、やっぱり割とどんよりな天気です。

7/27 13:52

いつもの定点観察のブナの木が見えて来ました。

7/27 14:10

こちらにもゴージャスなヤマユリが咲いていました。

7/27 14:11

五合目でちょっと、いや、長めに休憩です。

7/27 14:31

どんどん下ります。

7/27 14:42

白くて良い香りのくちなしの花も終わりに近付いていますね。

7/27 14:57

そして、シュウカイドウの花が咲き始めましたね。

撮影機器：

iPhone 15 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 携帯 サングラス タオル ストック カメラ

感想

ＹＡすべエ

今年もイワタバコの花が咲く季節となりましたので、どこに行こうかと思いましたが、今年はカトラ谷にやって来ました。
カトラ谷のニリンソウもだいたい毎年見に来ますが、最近は、頂上広場側から降りて、また、登り返していましたので、カトラ谷を下から入って最後まで登るのは、本当に久し振りでした。
少し細くてスリリングなところや、知らないで入ると、道迷いポイントも若干あるかと思われますが、久し振りのカトラ谷は適当に変化もあって、ちょっとアスレチック感覚で登れて楽しむことが出来ました。