栗子山塊 小川支流不動沢遡行・葡萄沢山・十三沢下降

2024年07月27日(土) [日帰り]

• GPS: 07:07
• 距離: 15.8km
• 登り: 1,017m
• 下り: 1,029m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:21
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:07

距離 15.8km 登り 1,017m 下り 1,029m

11:15 スタート地点
12:20 12:30 不動滝
13:45 14:15 40m大滝
15:15 葡萄沢山
17:20 17:26 東栗子トンネル 東入口駐車スペース
17:37 チェーン着脱場
18:22 ゴール地点

写真

最初の小滝。魚影は小さいが濃い。

素敵な淵。泳いで突破。

コンター480　北から支谷が出合う所

へつって接近しステミング気味に突破。小ぶりだが身体を濡らす場所がちょこちょこ出てきて夏に良い。

多分泳いで直登した。

コンター495 二俣。本流は90度右折。滑滝で出合う。

その滑滝を登ると眼前に不動滝。2段6×2m。ヘツリ失敗ドボンから泳いで取付き左岸側水線を直登。手がかりは豊富だがヌメるので大きなムーブは起こせず、膝も駆使してネチネチ上がる。途中からヌメリを避けてシャワークライム。

不動滝上のプチ廊下

廊下の先に無理そうな8m滝。大高巻きになるかと思ったが写真にも写ってる左岸の倒木が詰まったルンゼでコンパクトに巻けた。

コンター605二俣。3:2。右へ。
魚影は薄くなったがまだ見る。大滝部落健在なりし頃の移植放流の成果か。

不動滝とその上の8m滝を越えると穏やかな渓相。時折美しいナメ。登攀で昂った心を鎮めるのに良い。

稜線までまだまだなのに藪が被ってきて源頭っぽくなってきたところで40m大滝。
階段状だし上部は傾斜も緩むので登れそうだが、フリーで取付ける高さじゃないので、右岸の急斜面を木に掴まって巻上る。

大滝の落口。写真にするとイマイチ高度感が伝わらない。

大滝を越えると藪も一旦退いてナメを交えた渓相が復活。流石に魚影は消えた。

ツメは小汚い窪。長い。暑い。

ぼちぼち脱渓して稜線を目指すとする。

懸垂で十三沢に降り、最初の滝。2回目の懸垂。6mぐらい。

その下の6m滝もクライムダウンできなかったが懸垂支点も無く、更にすぐ下に2段斜滝（こちらはクライムダウンできそうだったが）も見えていたので、まとめて左岸から巻き下る。藪を掴んで谷底に復帰し見上げて撮影。

滝壺に丸くカーブした側壁を備えたスラブ滝8mの落口から。

8mスラブ滝を3回目の懸垂で降りた所。支点がやや不安な灌木。

8mスラブ滝は右岸の稜にトラロープがあった。この上に釣りになるような所は無かったので、山菜かキノコ採りの為のものか？

感想

hattaigo

近所で花火大会があるので車が灰を被らないように避難する必要があり、ヘッデン下山上等のつもりで来たがヘッデンは出番無し。

小規模な沢なのに大滝があって面白いし、泳ぐ所もあっていい時期に来たなーと思っていたが、アブと蚊が大変だった。たまらず最初の休憩で虫除けスプレーを出したらなんとほぼ空っぽだった。
葡萄沢山からテキトーに藪の斜面を降りてきて、最後十三沢の谷底へ急な草付を懸垂（30mザイルいっぱい）する準備中の蚊が特に凄かった。登攀中の虫さんチクチクは生死に関わる問題だ。
車回収のための国道歩きでも相変わらずメジロの猛攻。

全体にヌメる。先週の湯川よりは確実にヌメる。不動滝を登ってみてタワシが欲しかった。でも一番ヌメって怖かったのは帰路の国道のトンネル（クロックスもどきに履き替えていた）。

一度の山行で複数回懸垂するのは久しぶりで、短距離懸垂の為にザイルを半分ずつ束ねるテクニックとかを身に着けなきゃなあなどと思う。