【奥日光】男体山 夜間登拝 〜二荒山神社からピストン〜


- GPS
- 08:39
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,336m
- 下り
- 1,296m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 7:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一合目から三合目までは植林帯の道、三合目から四合目は鋪装林道、四合目から樹林帯のトレイルになり八合目あたりまで断続的に岩場が続きます。九合目から上は滑りやすい赤茶けたガレ場。技術的にそれほど難しいところはありませんが、下りでは延々と続く岩場の下降にヒザが悲鳴を上げることでしょう |
その他周辺情報 | 登拝(入山)料として1000円が必要。二荒山神社のお守りがいただけます. |
写真
感想
先月の八ヶ岳登山以来、いい感じに身体が山向けのコンディションになってきたので、男体山登拝大祭の夜間登拝に参加してきました。今年は8/1(木)と8/4(日)の2回実施で、いずれも午前零時に開門。自分は日曜の方への参加で、これが2回目の夜間登拝、通算では4度目の男体山登山になります。
【入山まで】
登山前日は10時から19時までの通常勤務でした。退勤後すみやかに帰宅してシャワーと夕食を済ませ、しばしの休憩。着替えをしてから、21時半頃にマイカーで自宅を出発しました。奥日光に到着したのは23時頃。登山口のある二荒山神社の駐車場は既に埋まっていそうだったので、近くの県営湖畔第一駐車場(有料)へ向かいました。登山準備を済ませると、神社の社務所で登拝の受付です。用紙に氏名や住所、連絡先を記載して登拝料の1000円を納めれば受付は完了、お守りが貰えます。
前述したように本来の開門時刻は午前零時なのですが、この日は参加者多数で混雑が予想された為、30分前倒しの23時30分から登拝が開始されました。
【一合目〜八合目】
一合目から三合目までは植林帯の登りです。最初は先頭グループにいましたが、先が長いので、後続にどうぞどうぞと道を譲ります。涼しいはずのナイトハイクですが、それでも汗がドンドン流れてきます。ペースを上げすぎないように気をつけて登りました。
三合目で一度舗装路に出ると、四合目までは林道歩きです。比較的平坦な道で息を整え、次の急登に備えます。四合目から樹林帯の本格的な登りが始まると、道は徐々に岩場へと変化して、よじ登るようなところも出てきます。この岩場が八合目あたりまで延々と続きます。難所というほどの難所はありませんが、ところどころで登山道が渋滞することもありました。
自分は極力マイペースで進み、避難小屋がある度にザックを下ろして休憩、息が上がると道の脇にスペースを見つけては休憩を繰り返しました。山頂までにカロリーメイト1/2箱、プロテインバー1本、カルパス1本を消費。持ってきた500mlのポカリスエットは八合目の時点で飲み尽くしてしまいました(他に900mlのポカリ1本と魔法瓶のお湯500mlを持ってきています)。山頂までに5〜6回は休んだでしょうか。コースタイムが4時間弱のところ、5時間近くかかってしまいました。
【九合目〜山頂】
八合目で岩場が終わると、やや傾斜が緩むのでトレッキングポールを取り出しました。九合目から先で登山道は森林限界を越え、道は赤茶けたガレ場に変わります。滑りやすいので足元に注意して進みます。
山頂部には4時過ぎに到着。開門が早まっていなければ、御来光にはギリギリだったかもしれません。神剣のある岩場の少し手前に陣取り、日の出を待ちます。寒さはそれほどでもなく、身体をさするくらいでなんとかなったので、持参したフリースもダウンジャケットも使いませんでした。徐々に地平線が赤く染まり、やがて太陽が姿を現しました。周囲から歓声が上がります。横を向けば、中禅寺湖は雲海の中にあり、周囲の山々は朝焼けに赤く染まっています。山頂付近をウロウロし、ひととおり写真撮影を終えると、二荒山大神の神像の近くにある露岩に腰掛けて朝食にしました。魔法瓶のお湯でカップラーメンを作り、コンビーフをかじり、食後にはハチミツ入りの紅茶を淹れました。疲れた身体に塩分と糖分が染みわたります。食事を終え、景色も充分堪能したところで下山開始です。
【往路を下山】
下山は基本的に登って来た道を引き返すだけです。九合目までのガレ場はもちろんのこと、登りではさほど苦労しなかった八合目の斜面も下りではなかなかに厄介です。しかし、それ以上に岩場の急下降が難物でした。八合目から始まる岩場は、四合目の手前まで延々と続きます。陽も登ってきて徐々に気温が上がってくるので、登りほどではありませんが、時折ザックを降ろして休憩を取る必要がありました。ヒザが悲鳴を上げはじめ、心底ウンザリしてきた頃に、ようやく車道が見えてきます。四合目です。できればここにある仮設トイレで用を足して行きたかったのですが、2〜3人が並んでいました。どうせもう登山口までは1時間もかからないはずなので、そのまま下山することにしました。林道を三合目まで進み、そこから下は植林帯を小走りに駆け下ります。8時過ぎに無事 登山口に到着。神事(?)の為に集まった弓道学生たちで賑わう境内をすり抜け、トイレに飛び込みました。
駐車場まで戻ると、ようやく一息つけました。できれば中禅寺温泉で汗を流して行きたいところですが、近隣のホテルや旅館での立ち寄り入浴が始まるのはお昼過ぎのところが多そうだったので、さっさといろは坂を下ることにしました。宇都宮まで戻ると、10時の開店に合わせて地元にある ただおみ温泉につかっていきました。悪天候が心配された夜間登拝でしたが、御来光も拝めて、結果的に大満足の山行となりました。
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