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Yamareco

記録ID: 7098869
全員に公開
沢登り
奥多摩・高尾

奥多摩 倉沢谷本谷 最高の水遊び沢を再訪

2024年08月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
06:09
距離
6.6km
登り
297m
下り
307m
歩くペース
ゆっくり
2.42.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:44
休憩
0:13
合計
5:57
距離 6.6km 登り 297m 下り 307m
天候 快晴、猛暑日!
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥多摩から日原街道を進み倉沢橋を渡ってすぐに右折、林道倉沢線ゲート前に4〜5台の駐車スペースが有りますが、週末等は一杯で停められない事も。

バスでのアプローチなら駐車場問題は回避できます。倉沢BS下車、徒歩5分程度で入渓できます。
コース状況/
危険箇所等
滝の名称に関して個人的に使っている名称で記載していますので、ガイド本等との記載とは異なる場合が有ります。

<入渓>
入渓は林道ゲートの切通を1つ目と数えて、3つ目の切通から沢へ降ります。切通の向こう側の電柱に黒とピンクのテープ、そこから目印の有る踏み跡が続いていますがやや悪く、しかも最初の核心滝の上に出てしまうので勿体無いです。

実は楽な踏み跡が切通の手前側の曲がったガードレールの所にありますが、土砂が路肩に山になっており気付きにくくなっています。こちらの踏み跡は過去にキャニオニングツアーで使用されていたもので、下の平場まで降って左へ向かいちょっとクライムダウンすると最初の核心滝の釜入口に降りられます。

<核心となる滝>
核心となる滝は全部で5つあります。最後の滝以外は落ちてもドボンで済むので登ってみる事をお勧めします。

・入渓後最初の核心滝、深い釜の小滝は左岸沿いに泳いで水流右から登りました。巻きは右岸から簡単に巻けます。

・次の核心、深い釜の2段5m滝。今回は増水の為、左岸側から巻きました。通常なら下段は左岸沿いに泳ぎ滝の水流右側から落ち口スメア勝負。もしくは左側からエイドで登られています。2段5m滝上段は水流左際から越えられますが、増水時は困難になります。

・3つ目の核心、臭い水ボルダーの3m滝。泳いで右の水線ギリ上にマントル、その上はスメアとホールドとのバランス。落ち口左岸にリングボルト有りますが浮いていて怪しい。巻きは巻いたことないので不明。

・4つ目の核心、左岸大岩6m滝。左岸バンド伝いに進むと濡れずに取り付けます。バンドから登って左岸の大岩の基部を巻き気味に越えるのが容易ですが、水流右際のカンテっぽい所を登りました。

・最後の核心、石積み橋のトンネル手前の3条っぽい4m滝。他の方のレコでは水流右際から登れるようですが、この滝だけ落ちたらドボンでは済まないので水流手前の左凹角状から登りました。

<防寒>
これでもかと釜が続きジャブジャブし過ぎると後半凍えます。ウエット等の防寒、白湯を飲んだり、濡れずに歩けるところは濡れずに遡行する等、体温管理が必要です。
3つ目の切通手前側の曲がったガードレール。路肩の土砂を越えると楽な踏み跡が有り最初の核心滝手前に出られます。
3つ目の切通手前側の曲がったガードレール。路肩の土砂を越えると楽な踏み跡が有り最初の核心滝手前に出られます。
最初の核心、深い釜の小滝。滝は小滝だけど釜は大釜で足が付きません。
最初の核心、深い釜の小滝。滝は小滝だけど釜は大釜で足が付きません。
深い釜の小滝、水流右から登るkazuma-さん。
深い釜の小滝、水流右から登るkazuma-さん。
深い釜の小滝から見下ろし。初っ端からザブザブ行きます。
深い釜の小滝から見下ろし。初っ端からザブザブ行きます。
次の核心、深い釜の2段5m滝。左からエイド、右からフリーで登れますが去年より増水しており左岸より巻き。
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次の核心、深い釜の2段5m滝。左からエイド、右からフリーで登れますが去年より増水しており左岸より巻き。
深い釜の2段5m滝見降ろし、この水量だと2段目も厳しいか…。
深い釜の2段5m滝見降ろし、この水量だと2段目も厳しいか…。
大曲の斜滝はザブザブ取り付いて流芯を越えます。
大曲の斜滝はザブザブ取り付いて流芯を越えます。
3mくの字滝。左岸のスリングを利用してヘツル事も出来ますし、
3mくの字滝。左岸のスリングを利用してヘツル事も出来ますし、
釜も最初は深いですが滝に近づくと立てる水深になり水流の中を登れます。
釜も最初は深いですが滝に近づくと立てる水深になり水流の中を登れます。
沢を流れる水量からは想像できない程に多くの釜が有り、それぞれ深さが有るので泳ぎまくれますが、あまり調子に乗ると凍えます。
沢を流れる水量からは想像できない程に多くの釜が有り、それぞれ深さが有るので泳ぎまくれますが、あまり調子に乗ると凍えます。
大釜のまんじゅう岩滝。釜は巨大で全く背が立ちません。釜を泳いで進むkokubannさん。
大釜のまんじゅう岩滝。釜は巨大で全く背が立ちません。釜を泳いで進むkokubannさん。
3つ目の核心、臭い水ボルダーの3m滝。
3つ目の核心、臭い水ボルダーの3m滝。
泳いで右の水線ギリ上に膝マントルで乗り込んで立ち、その上はスメアを効かせて登ります。
泳いで右の水線ギリ上に膝マントルで乗り込んで立ち、その上はスメアを効かせて登ります。
臭い水ボルダーの3m滝見降ろし。乗り越した先に濁った水が溜まっていて臭いので臭い水ボルダーというらしいです。
臭い水ボルダーの3m滝見降ろし。乗り越した先に濁った水が溜まっていて臭いので臭い水ボルダーというらしいです。
急に狭まり滝になってます。
急に狭まり滝になってます。
この滝は左岸のバンド状を進むのが楽ですが…。
この滝は左岸のバンド状を進むのが楽ですが…。
kazuma-さんステミングでクリアしていました。
kazuma-さんステミングでクリアしていました。
本日のゲコタ。
4つ目の核心、左岸大岩6m滝。
4つ目の核心、左岸大岩6m滝。
水流右際のカンテっぽい所を登るkazuma-さん。
水流右際のカンテっぽい所を登るkazuma-さん。
左岸大岩6m滝をフォローするkokubannさん。
左岸大岩6m滝をフォローするkokubannさん。
そろそろ最後の方です。6m2段連瀑、下段に泳いで取り付くkokubannさん。
そろそろ最後の方です。6m2段連瀑、下段に泳いで取り付くkokubannさん。
6m2段連瀑。下段を越えると…。
6m2段連瀑。下段を越えると…。
上段も大きな釜で最後まで釜づくし。
上段も大きな釜で最後まで釜づくし。
もうラスト近いので無駄にシャワーに突っ込みます。
もうラスト近いので無駄にシャワーに突っ込みます。
最後の核心、石積み橋のトンネル手前の3条っぽい4m滝。
最後の核心、石積み橋のトンネル手前の3条っぽい4m滝。
安パイに水流手前の左凹角状から登りましたが、ボルダームーブで良い課題です。
安パイに水流手前の左凹角状から登りましたが、ボルダームーブで良い課題です。
以前は潜って進む事が出来た石積み橋のトンネル。
以前は潜って進む事が出来た石積み橋のトンネル。
現在は埋まっており、潜り抜けられなくなっています。
現在は埋まっており、潜り抜けられなくなっています。
シメに無駄に水浴びして右岸の踏み跡伝いに脱渓しました。帰りは林道を歩きで楽ちん。
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シメに無駄に水浴びして右岸の踏み跡伝いに脱渓しました。帰りは林道を歩きで楽ちん。

感想

泳ぎ要素満載の為、本当に暑い時にしか行けない倉沢谷本谷へ。

ガイド本等では沢登りと言うよりはウォーターウォーキングとして紹介されている沢ですが、巻かずに滝を超えるように遊べば十分沢登りとして楽しめます。

何より釜が深い滝ばかりで落ちてもドボンで済み、心行くまでセッションできますが粘りすぎると寒くなってしまうことも。

今回も各自課題を探しては擦り倒し、時間をかけて楽しんできました。皆さん今回も楽しい時間をありがとうございました。またよろしくお願いします!

凍えるような沢から熱波に歪む街中をドライブし帰宅すると、水遊びとボルダリングジムと市民プールを同時に遊んだような気怠さ。

なんか小学生だった頃の夏を思い出す良い週末でした。


前回2023年8月5日の記録、資料的にはこちらの方が詳細です。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5798146.html

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