【月山】〜頂上小屋宿泊〜
- GPS
- 23:00
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 816m
- 下り
- 590m
コースタイム
姥沢バス停10:20-リフト下駅10:30-リフト上駅10:45-姥ヶ岳11:15(昼食)-金姥11:48-牛首12:13-頂上小屋13:00(泊)
7月18日
頂上小屋6:10-仏生池小屋7:29-御田原参篭所8:50-月山8合目駐車場9:00
天候 | 1日目 晴れ時々雷雨 2日目 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
高速バス仙台発酒田行 http://www.miyakou.co.jp/index.php 仙台駅前 7時05分 西川バスストップ 8時20分 (1,700円) 西川町営バス http://www.gassan-info.com/ 西川バスストップ 9時10分 姥沢 9時59分 (500円) リフト 560円 【復路】 庄内交通バス http://www.shonaikotsu.jp/ 月山8合目 9時30分 羽黒山頂 10時25分 (1,520円) (羽黒山観光) 庄内交通羽黒センター 13時15分 ゆぽか前 13時28分 (4?0円) タクシー ゆぽか〜鶴岡エスモール (2,500円くらい) 高速バス酒田発仙台駅前行 鶴岡エスモール 16時50分 仙台駅 19時25分 注 すべて時刻表の時間です |
コース状況/ 危険箇所等 |
(1日目) ・西川バスストップ&町営バスのバス停は何もないただのバス停です。近くのコンビニまでは10分くらいかかるようです。 ・姥沢の駐車場にはきれいなトイレ(更衣室付)があります。 ・登山ポストはリフト下駅にあります。また,アイゼンの貸し出しもしていたようでした。 ・姥ヶ岳,牛首周辺に残雪がありましたがロープがあり踏み跡もしっかりしています。 ・昼食は遅めの出発だったので,姥ヶ岳山頂でとりました。ベンチもあって見晴らしのよい場所でした。 ・山頂の手前は登山者のほか登拝者などで結構込み合います。なかなか高齢な方もいます。 ・途中水場はありません。 ・宿泊手続き後,山頂周辺を散策しました ・頂上付近はめまぐるしく天気がかわりました。のぼりはじめからしばらく快晴でしたが,頂上手前で雷(すぐ近く!)と小雨が降り始め,頂上小屋到着直後には激しい雷と雹にかわりました。夕方は晴れて虹と夕日が見えました。 ・18:00〜夕食。夕日をじっくり堪能,その後再びヘッドライトをつけて星空を見るために外へ。20:30頃就寝。 (2日目) ・4:00起床。朝日を見に外へ。宿泊客のほぼ全員が外にでて御来光を拝みました。 他には夜登ってきたという方もいました。山頂で朝日を見るのにあわせて登山のようです。 ・5:30朝食,6:00出発。 ・頂上からすぐ雪が残る道となります。ここもロープがあり,踏み跡はしっかりしています。 ・月山8合目への下山は,湿原と庄内平野の景観が望めてきれいです。 ・8合目のレストハウスでビール(だんな)&カキ氷(私)! ・全体的に木道と岩・石のコースで結構足にきます。私たちは羽黒山の参道の長ーい石段もトレッキングシューズ(歩きにくいです)で下ったためか,翌日ふくらはぎが筋肉痛になりました。 (下山後) ・下山後はバスを「羽黒山山頂」で途中下車して「羽黒山」によりました。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星の杉並木は三の坂まである急な石段の連続です。意外と登山よりもこちらがきついかも? ・昼食は頂上小屋の奥さんおすすめのそばや「いしい」で山菜そばを食べました。山菜は蕎麦屋のご主人自らがとってきたものだそうで,山菜っ!て感じです。場所は参道の入口「随神門」から手前に200mくらいです。 ・羽黒山から鶴岡の途中,またバスを途中下車し「やまぶし温泉ゆぽか」(http://www16.ocn.ne.jp/~yupoka/)へ寄りました。入浴のあとは念願のソフトクリームをたべました。200円でモリモリです!!なお,頂上小屋で割引券をもらったので380円の入浴料が310円でした。 ・帰りの高速バスは高速道路無料化社会実験で大渋滞にまきこまれ2時間近くおくれてました。また,このためか分かりませんが,ゆぽかからの帰りのバスもスタッフの方に問い合わせていただいたのですが,1時間以上待ってもきませんでした。でもだんなと二人で待ち時間&車中では,「凍」(私),「孤高の人」(だんな)を読みふけって,結構贅沢な時間をすごすことができました。 |
写真
感想
初めての山小屋宿泊。始めは日帰りと考えていた月山でしたがバス乗継の都合上(車なし夫婦の為,常に公共交通機関利用です)贅沢に頂上小屋宿泊で月山の一日を堪能しようということになりました。
当日は晴天!朝食用のおにぎりと昼食のおにぎり,魚肉ソーセージ,きゅうり2本(丸ごと+きゅうり用の味噌)。他行動食として薄皮あんぱん,柿の種,ハーベスト,飴,水筒にあたたかいコーヒーをつめて出発。
行きは渋滞に巻き込まれる事もなくスムーズに西川バスストップに到着。バス待ちの間,朝食のおにぎりを食べました。他に気合のはいった上級者山岳会らしきグループの人たちと一緒にバスを待つこと一時間。
出発の時間が遅いせいか登りの途中は人が少なかったように思います。
下界は夏の蒸し暑さですが,雪渓のうえを吹く風が涼しくて思わず「きもちいい〜」と二人合唱。
すぐに高山植物が出迎えてくれます。姥ヶ岳山頂ではとんぼがたくさん飛んでいました。蝶もひらひらと・・・。初めて体験する風景に早くも感無量です。
姥ヶ岳山頂でお昼。今から登る月山を望みます。なだらかな曲線がなんとも美しい。
「色っぽい山だよねぇ(うっとり)」とコメント。
山道は整備されているので安心して植物や風景を楽しみながら歩けました。
本を買って予習していたものの,花の名前が分からず,山小屋についてからさらに復習です。同じ花と思っても実はちょっと違っていたり,葉かと思ったら花だったり。くわしそうな方を見て「私もいつか!」と刺激を受けます。
ガスもかからず山々を望みながら山頂を目指していたら,雷の音が。
あと一歩で頂上とところで雨が。いそいでレインウェアとザックカバーをつけます。ざーっと降って,しばらくお休み,また降って,雷のくりかえし。
小屋についたら雨で一休みの方たちがたくさんいました。
雨が落ち着くのをまって山頂の神社へ参拝。参拝料をはらって旦那と一人づつお祓いをしてもらい,お守りをいただきました。
悪いところを人型に身代わりになってもらうと言う事で,私は膝を重点的に,旦那は頭・・・。顔もこすっておこうね〜。効き目やいかに?!
その後周囲を散策。登山道とはまた違った植物が可憐に咲いていて,思わず時間を忘れてしまう。
お風呂(300円で入れます。汗を流す程度で)の後,夕食。ビールで乾杯。
山菜の天ぷら,おひたし,なめこのお味噌汁等山の幸満載の食事はここが山小屋?と思うほどの豪華さです。部屋は個室でとてもきれいでした。よほどの事のない限り個室にしていただけるようです。
夕食後,夕日を見に外へ。少々雲がありましたが日本海に沈む夕日,朝日連峰,鳥海山,目の前に広がる風景に無言で見入ってしまいました。
朝日は雲が多めで,雲のあいだからのぞく感じでしたが,それでもだんだん色を変えていく空,うすくなっていく月,その光の下で朝露にぬれる花を見ていると,なんて贅沢な時間を過ごしているのだろうと思いました。
太陽が沈んで昇る。毎日営まれているこの出来事の不思議とそれを目の当たりにすることのできた幸せをしみじみと感じました。
朝食ももちろんとても美味しくいただき(月山筍2本入りのお味噌汁付!),出発。
既に参拝にいらっしゃる方々と挨拶をしつつ,少々肌寒い中を下山。
石の道がずっと続きます。私はポールを使用したのですが,加藤文太郎を尊敬する旦那はポールを使用せずに軽やかに下って行きました。うらやましい・・・。
無事下山後,羽黒山に参拝。昼食は小屋の方に教えていただいた「いしい」にて山菜冷やしそば。
温泉に入って,バスで仙台へ。と思ったら,今回唯一の想定外が。
バスが予定時刻の一時間をすぎても来ません。温泉の方に聞いていただいたところ,渋滞で到着の予測がつかないとのこと。
タクシーで高速バス乗り場まで行きました。
酒田〜仙台間も無料実験・高速道路1000円の為大渋滞。
19:25到着予定が22:15到着でした。まぁ持参した本を読む事もできたし,今回の月山登山脳内再生も何度かできたので良しとしよう!と旦那と意見一致。
それにしても山から仙台の街中に帰るといつも不思議な気分になります。
あの山は夢だったのかな?それとも今の街の中が夢みたいだ・・・。
そんなに山に登っていない私ですが,山で自分の体で荷物を背負い,一歩一歩あるいているとなんだか生きている手ごたえを感じます。
そしてまたすぐに山に行きたくなってしまう。
夜は「宮城県の山」を片手に来週の計画をねりつつ就寝です。
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