鷹ノ巣から平ヶ岳ハイキング

2024年09月07日(土) [日帰り]

• GPS: 08:57
• 距離: 23.0km
• 登り: 1,845m
• 下り: 1,849m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:13
• 休憩: 0:44
• 合計: 8:57

距離 23.0km 登り 1,845m 下り 1,849m

5:18 鷹ノ巣登山口
6:45 下台倉山
7:26 台倉山
7:34 台倉清水
8:04 白沢清水
8:50 8:57 池ノ岳
9:20 9:23 平ヶ岳三角点
9:26 9:43 平ヶ岳
9:44 平ヶ岳三角点
10:17 10:22 玉子石
10:39 10:49 池ノ岳
11:27 白沢清水
11:55 11:57 台倉清水
12:06 台倉山
12:47 下台倉山
14:15 鷹ノ巣登山口

天候

晴れのち曇り・無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

銀山平キャンプ場から自動車で1時間5分。
鷹ノ巣登山口前に駐車。20台程度駐車可能。午前5時過ぎの時点で満車直前。トイレあり。（清潔なトイレだが、蚊が多くて顔や尻など数箇所刺された。）

コース状況／危険箇所等

丁寧に整備された道が終始続く。

写真

9/7 5:27

鷹ノ巣から登山を開始する。登山口前に駐車したほぼ全員が、すでに出発している。

9/7 5:49

わずかな林道の後、緩やかなトレイルを進む。今日は、草に朝露がなく乾いていて歩きやすい。

9/7 5:53

急に展望が開け、松坂沢右岸尾根を見上げる。

9/7 5:56

展望の良い岩尾根の道が始まる。痩せ尾根と呼ばれているが、実際にはそれほど痩せていない。

9/7 6:39

左手には、朝靄の中に燧ヶ岳が浮かぶ。

9/7 6:49

楽しい岩尾根歩きが終わり、岩の多い急坂が始まる。この辺りは、下山時に雨が降ると難儀しそうだ。

9/7 7:00

ツルリンドウ

9/7 7:17

下台倉山を過ぎると、緩やかな道になる。予報に反して、晴天でとても暑い。

9/7 7:28

このルートの前半は、ミヤマママコナが随所で咲き誇っている。

9/7 7:32

南には至仏山と笠ヶ岳が連なる。

9/7 7:55

大倉清水からは、密林の中に木道が続く。この大自然の中に、道を拓いた人がいるのは驚異的だ。

9/7 8:37

白沢清水を過ぎて樹林帯を抜けると、笹原の登りとなる。いつの間にか雲が増えている。

9/7 8:45

開花の終盤を迎えたミヤマコゴメグサ

9/7 8:53

ゴゼンタチバナ

9/7 8:56

風化した珪岩質の道は、ザレていて滑りやすい。

9/7 9:03

再び木道が現れると、池ノ岳山頂は目の前だ。

9/7 9:05

池ノ岳に到着する。雲が多いが、姫ノ池湿原の美しさに息を呑む。

9/7 9:13

南西に下り、平ヶ岳山頂を目指す。右手には、玉子石方面の艶やかな山並みが広がる。

9/7 9:26

山頂へ向かって草原を登っていく。

9/7 9:31

出発から4時間。遂に平ヶ岳に登頂する。

9/7 9:37

最高地点は三角点のさらに先にある。木道の行き止まりの先にも、草原が広がっている。

9/7 9:56

シラタマノキ

9/7 9:57

山頂を後にし、北へ戻る。

9/7 9:57

イワイチョウ

9/7 9:59

ハクサンフウロ

9/7 10:09

玉子石を目指す。

9/7 10:10

平ヶ岳沢の水源は、水場として利用できる。

9/7 10:13

平ヶ岳山頂を振り返る。

9/7 10:17

草原の木道をゆっくり歩いていく。

9/7 10:27

玉子石に到着する。本当に不思議な姿だ。

9/7 10:30

玉子石の奥には、庭園のような湿原が広がっている。本当に美しい。

9/7 10:50

再び池ノ岳に戻る。姫ノ池湿原の奥に平ヶ岳を望む。

9/7 11:01

名残惜しいが、美しい湿原の世界を後にする。

9/7 11:06

笹原を緩やかに下っていく。

9/7 11:37

白沢清水は単なる水溜りなので、取水に適さない。

9/7 12:05

この標柱から稜線を少し下ってみるものの、台倉清水と思われる湧水は見つからない。

9/7 12:16

樹林帯を抜け、明るい稜線を緩やかに進む。

9/7 12:19

オオカメノキは、たくさん実っている。秋は近い。

9/7 12:55

辿ってきた稜線を振り返る。右奥には、平ヶ岳と池ノ岳が見える。

9/7 13:02

下台倉山を通過し、これから下る稜線を遥か下に見る。

9/7 13:49

楽しい尾根歩きが再び始まるが、下りは滑りやすい。

9/7 13:53

ミヤマホツツジ

9/7 13:55

岩尾根の核心部。高度感はあるが、それほど痩せていないので、難しくはない。

9/7 14:14

尾根を下り切り、下台倉沢で靴とズボンの裾を洗う。

9/7 14:18

最後は森の中の林道を歩き、登山口に戻る。

撮影機器：

Canon PowerShot G1 X Mark II Canon

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

Hori

夏の終わりに、尾瀬北端の深部に横たわる平ヶ岳に登ることにした。
銀山平キャンプ場に前泊し、運転に神経を使う国道352号線樹海ラインを1時間余り走り、午前5時過ぎに登山口に到着した時には、すでに駐車スペースは残り2〜3台になっていた。
序盤の楽しい岩尾根歩きでは、予報に反した晴天でとても暑く、大量に汗をかいたが、密林の中を歩いているうちに、いつの間にか空が雲に覆われていた。ようやく辿り着いた頂上湿原の世界はあまりにも美しく、天空や天国にでもいる気分になった。
水を4.5L担いで登ったが、山行の大半が曇天だったため2.5Lほどしか消費しなかった。
それにしても、これほど深い自然の中に道が拓かれていることに驚いた。頂まで道を通すのに、どれほどの労力を費やしたのか想像もつかない。長距離のピストンルートではあるが、よく整備されているので、特に疲れる場所もなく、あっという間に登頂し帰還した気分だった。
次回登るときは、草紅葉が広がる秋の盛りに訪れてみたい。