紅葉の飯豊山周遊（小国町飯豊温泉から）
ABi-R
体力度について
- GPS
- 09:50
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 3,086m
- 下り
- 3,076m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:50
| 天候 | 晴れ。暑かった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
飯豊山荘前到着の4時頃丁度満車を超えたところで、駐車場と飯豊山荘の間に路駐。駐車場は変形でキャパは少、山荘前の駐車場は空いていますが、宿泊者専用です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山届は前日にメールで県警に提出。ヤマレコに書くことではありませんが、ヤマケイの計画書作成システムはイマイチです。 登り使用の大��尾根は、個々は特に難易度高くありませんが、段差の大きな岩場や切れ落ちた片斜面等多数の危険箇所あり。体の小さい人が降りるのは結構厳しいかな。 下り使用の梶川尾根は下に行くにつれて傾斜が増し、木の根元の段差を降りていきます。こちらも体格によっては厳しそう。 両尾根とも何箇所かロープが垂れていますが、私は一度も利用せず。岩場は全体に風化花崗岩質なのでグリップいいです。 私の記憶では湯沢峰から降り始め、情報ではもう少し上のようですが、オオスズメバチと思しき姿目撃。スズメバチに3回刺されて幸いまだ生きている私としては、これが一番怖いです。賑やかだと興奮して攻撃してくるので、団体さんは特に注意。 |
| その他周辺情報 | 飯豊山荘は日帰り入浴500円。山梨県のような内外格差ありませんよ。広い浴室ではありませんが、偶々貸切状態になり、濁り湯をゆっくり堪能しました。 |
写真
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装備
| 個人装備 |
バックパック サロモン XA ADVANCED SKIN12
アッパーシェル OMM イーサージャケット（スタート時10分程着用）
ロワーシェル モンベル トレントフライヤーパンツ（携行のみ）
アッパー スキンズA200ロングスリーブ
ボトムス CW−Xレボリューション+TNFショートパンツ
バイザー TNF
グローブ TNF夏用
シューズ サロモンFELLRAISER
ソックス Tabio5本指トレイル
ポール BDウルトラディスタンス
水2L（携行1.5＋補充1ー残0.5）
携行食（食べ残しおにぎり1/2（消費）＋ショッツ4（消費1）
クリーム玄米ブラン4（消費1）＋トレイルバー2（消費1）＋塩熱サプリ）
ファーストエイドキット
携行トイレ
熊鈴
iPhone5S
ソニーDSC-HX30V
|
|---|---|
| 備考 | 奇数時塩熱サプリ1錠、偶数時携行食1食消費のペースで補給。 防水ソックスを忘れたので山頂稜線上がるまでは足濡れの恐怖との戦い。 |
感想
シルバーウィークは愛妻を放ったらかし、マンマ独り暮らしの実家に帰り、故郷の未踏百名山へ。
9月21日：飯豊山
当初予定の20日日曜日は朝の荒天により入山見送り。用事あって、ある意味有名な林道飯豊檜枝岐線を通って福島に行きましたが、このルート、国体山岳競技で使われた大日杉登山口への分岐と川入登山口前を通過します。川入で、東北の深山の登山口に夥しい車が駐車していることにびっくりしました。
（飯豊山荘〜大��尾根〜本山山頂）
星空のもと飯豊温泉登山口に移動し、5時27分スタート。温身平を経由して大��尾根（ダイクラでなくダイグラと訛るところが山形らしい）に向かいます。
林道と東に開けた尾根上は朝露が付いているので、防水ソックスを忘れてきたシューズの甲を濡らさないよう抜き足差し足。長時間行動予定の本日のある意味最難関。。。
玉川の吊り橋を渡ると急登が始まります。樹林帯から始まり、宝珠山まで仲々手応えのある岩場のピークを幾つも越えていきますが、距離が伸びない代わり、結構楽に高度を稼げます。思い掛けず早く始まった紅葉を楽しみながら登れました。但し、ランナー的には走れるところは殆どなし。
出発30分の間に6人程追い越してからは暫く一人旅、その後下山の方々とすれ違いが始まりました。御西小屋発か本山小屋発か、結構皆さん早い時間帯から下り始めますね。森林限界を抜けて本山への最後の登りに掛かったところで、下ってきた男1女2（1人離れていたか実際には男2女2でした）のパーティーと暫し会話。
そして9時16分、所要3時間39分で登頂。黒戸尾根より時間掛かりました。百名山27座め。
飯豊山は、もう40年近く前ですが、ハイカーだった小学校の先生に、石転び沢から登った話をよく聞いていました。ブロッケン現象を見た話や、雷雨で危険だった話も。先生、今日無事登頂しました。
晴天下視界は360度開けますが、雲がちの新潟・福島方面で山座同定できたのは磐梯山だけ。意外に遠い蔵王、吾妻、飯森山は逆光で、よく見えたのは朝日、月山くらい。遠景よりも近景、山肌の紅葉が本日のハイライトでした。泊まり登山の皆さんはきっと素晴らしいご来光でしたね。
山頂では、気のいいお兄さんに写真を撮っていただきました。ありがとうございます。
（山頂〜大日岳〜扇ノ地神）
スタートは当初予定より30分ほど遅かったものの、登頂は1時間程早く、 体調も良かったので、当初予定の飯豊山神社へのピストンを取り止め、大日岳に向かうことにしました。
ここからは森林限界と灌木帯の境界、走れるトレイルが続きます。御西岳への緩い登りでトレランのご夫婦？を追い越し。ここは走りどころですよ(*´・ノ∀ノ・)。大日岳からの戻りですれ違いました。
紅葉に脚を止め、ナナカマドに脚を止め、狭いトレイルのすれ違いに脚を止めながら飯豊連峰最高峰大日岳到着。あ、ここは新潟県ですね。山頂標のところで大勢休憩中だったため、最高点（その手前です）でパノラマを楽しんでから御西小屋まで引き返しました。
ここから烏帽子岳、梅花皮岳、北股岳を経由して扇ノ地神までは単純標高差最大200m程度の緩い登り下り。太陽を背負って走るので、ずーっと絶景でした。振り返るとお昼頃からは大日岳は雲の中。行っておいてよかった。
梅花皮小屋下の治二清水で給水、北股岳では石転び沢を覗き込み、門内小屋でトイレ拝借（協力金を料金箱に入れます）。
（扇ノ地神〜梶川尾根〜飯豊山荘）
稜線上最後のピーク扇ノ地神を経由して下山開始。梶川尾根上部は草地の広いトレイルが笹薮に続いていきます。このルート、ザレ砂なので表土の流出が結構酷く、土留め処理等の対策がされています。比較的新しいルートのようですが、周りにはこんなところありません。ここを開削したのは失敗だったのではないかと感じます。丸森尾根を見ていないので何とも言えませんが。
笹薮を過ぎるとダケカンバからブナの樹林帯。
所々から石転び沢が見えます。その先滝が見えるポイントをいくつか過ぎると滝見場。石転び沢と梅花皮滝の両方が見える絶景ポイントだそうですが、スキップ。梅花皮滝は、総長270m7段の滝。世界百名瀑の1つだそうです。近隣町村出身の私も知りませんでしたが、確かに素晴らしい。
最後のピーク湯沢峰を過ぎると、後はひたすら急降下。ゲートの橋のすぐ前に降り、ゴール。脚には余裕ありました。翌日の大朝日岳も大丈夫。
（下山後）
ゲートには利用調査アンケートのお兄さんがいました。その瞬間は思いつかなかったので特にコメント書きませんでしたが、1つありました。真夏と違ってアブもブユもいない季節って快適！！以前真夏に遊びに来たときは、車のドア開けられませんでした。
そしてそこに、本山への登りですれ違った4人連れの皆さんがいらっしゃいました。ほぼ同時刻に下山、奇遇ですね。この皆さん、何とウルトラマラソンをされるそうです。このコースを日帰りしてきた私も驚かれましたが、ロードはいいとこハーフまでしか走れない私には、長距離を走れる人の方が驚きです。
下山後は飯豊山荘の温泉に入浴。500円也。本山〜大日岳間は久し振りに人の多いトレイルでしたが、お風呂は計らずも貸切状態でした。
ところで東北は下り優先なのでしょうか。下るときすれ違いの方が先に止まられるのでランナーを気遣って止まってくださるのかと思いましたが、逆に登っていると下りの方が突っ込んできます。勝手の違いに戸惑いました。
ランタイム: 9時間50分（うち休憩34分）
距離: 33.91 km
登り: 2817m
降り: 2784m
ヤマケイオンラインによるデータだと、
距離：約33.2km
上り：約3,609m
下り：約3,609m
だそうです。iPhoneを5から5Sに替えた以降標高差が少なく表示される印象がありましたが、やっぱりそういうことかな。
今回もハイカーの皆さんに気持ちよく通していただきました。いつもありがとうございます。
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