蛭ヶ岳 始まりは寄、終わりは玄倉
- GPS
- --:--
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,831m
- 下り
- 2,779m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:10
天候 | 22日:曇、23日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
臼ヶ岳南尾根は破線で急登ですが、踏み跡を辿って行けば登れると思います。檜洞丸から同角ノ頭までは不明瞭な箇所がありました。獣道に行かないように。 同角ノ頭より下は戯れてる箇所が多いです。滑らないように。 |
写真
感想
丹沢でまだ通ったことのないルートで、体力ギリギリでいけるところを選んでみました。
【ポイント】
・アザミがそこかしこで生えています。薄着では刺さって痛い。
特に臼ヶ岳南尾根〜山頂は多い。対策するか我慢するかどっちか。
・下ばかり向いて歩いていると、獣道に入りやすい場所が何箇所か。
・今回動物は見れなかったけど、同角ノ頭〜大石山あたりではいろんな種類の糞があった。
【1日目】
寄 ⇒ 雨山峠 ⇒ ユーシンロッジ ⇒ 臼ヶ岳 ⇒ 蛭ヶ岳
新松田駅からバスに乗り寄へ。寄から登山口までは40分ほど歩きます。
昨年来たときに比べ渡渉する川の幅が広くなっていたり、形が変わっているような気がします。一番変わったのは行き先案内看板が黄色くなったことでしょうか。
沢に出る度に渡渉できる箇所をじっくり探しながら、渡っていきます。
このコースで一番面白いのは雨山峠直前の沢を歩く箇所だと思います。大雨降った後なんかは行けないでしょうが、水量が落ち着いているときは普通の靴で歩けます。特に滑りやすいことも無いと思いますが、滑って転んでカメラを壊さないように注意して歩きました。
雨山峠から雨山橋への沢の下りでは、一部崩壊している部分がありますが、その部分は水量が少なかったので沢を歩けば特に問題ないです。
ユーシンロッジで昼ごはんを食べゆっくりとした後、1日目のハイライトだと思っていた、臼ヶ岳南尾根に行きます。
トイレの裏の尾根に上がる細い踏み跡が取り付きになります。
ここはもうひたすら登るだけ。先の蛭ヶ岳への登りも考慮にいれれば、体力を使い切るわけにいかないから、とりあえずは山と高原地図の目安の3時間を目標にじっくり歩きました。途中何度か鹿の踏み跡だろう獣道を歩きましたが、結局尾根伝いを意識して歩いていけば問題ないと思います。
アザミの草原に出れば山頂です。この時期はハーフパンツでヤマノボリするので、チクチクと刺さるアザミの棘を我慢しながら進みました。
臼ヶ岳からテシロノ頭を経由して蛭ヶ岳に向かいます。途中で道がなくなり何もない谷に下りていく感じになり、また獣道を歩いていることに気がつき引き返し、正規ルートへ。
ここまで来てこのアップダウンの多さは足にきます。
テシロノ頭を降りていくときに蛭ヶ岳が見えます。山頂も見えるしもうすぐだなと思ったのですが、蛭ヶ岳への登りがこの日一番のキツさでした。すぐ右手側は熊木沢方面への崖でかなりの高度感。角度も急でしかも砂ですべる怖さもあり、一歩一歩踏みしめて歩きます。山頂手前の階段ではもうゆっくりもゆっくり歩いた。翌日は臼ヶ岳まで折り返す予定ですが、滑って崖から落ちそうで大倉方面に降りようかなと怖気づきます。
【2日目】
蛭ヶ岳 ⇒ 臼ヶ岳 ⇒ 檜洞丸 ⇒ 同角ノ頭 ⇒ ユーシンロッジ ⇒ 玄倉
大倉方面に実際に行く気には全然なれなかったので、計画通り臼ヶ岳方面へ向かいます。踏ん張って歩けば思ったより滑らず、さして問題もありませんでした。
黙々と臼ヶ岳へ歩き、蛭ヶ岳を振り返ってみると自分が歩いた側は一番角度があると気が着きました。
檜洞丸までは途中金山谷乗越あたりでハシゴがあったりする場所があったりしますが、特に危ない箇所などはありません。
途中に神ノ川峠(乗越)あたりに水場があるというので、探してきました。神ノ川峠という標識から沢になっているほうへ歩きます。ゴミや枝が散乱している粘土質の水の通り道を下っていき、最終的には沢の始まり、源流にたどり着きます。後で調べてみると、ここが水場のようです。あれが飲んでいい水なら、水量はたっぷりあるし、着くまでの困難もあまりないので、利用しやすいかもしれません。飲みませんでしたが。
檜洞丸山頂で昼食後同角ノ頭へ向かいます。石棚山方面に行き、途中で分岐があります。標識はありますが、どちらかというとアザミが沢山生えてる方へ行きます。
直前の小ピークでまた獣道を歩いてしまい、うろうろしてしまいました。山と高原地図でいうところの「ブナ林」と書いてあり、木のマークがある場所です。ここが鹿の寝床だったようで、鹿の足跡、糞が多数有りました。
同角ノ頭を過ぎると石灰岩が崩れてザレている道に変わります。踏み跡は明瞭ですが、道幅も狭く時には背の低い木の枝が行く手を邪魔します。
しかし、痩せ尾根の箇所や斜面の道は崩れているところもあり、気をつけて歩く場所が多いです。また、何回も上り下りを繰り返し大変ではあったけど、ザレていて崩れているからこそ見える景色や楽しい鎖場などもあり、なかなか歩き応えのある尾根でした。
大石山から少し下ったところに名前の由来となった大石がありますが、下りだと気づきにくいかもしれません。右手側、標識の後ろが多いしとなります。確かに大きかったです。
しばらく下って東屋が出てくるともうユーシンロッジはすぐです。
この日の玄倉渓谷は綺麗なユーシンブルーでした。花崗岩が崩れザレザレで手強かった同角ノ頭からの下りですが、その白い花崗岩がこのユーシンブルーを作り出していると考えると自然の美しさは厳しさと表裏一体なんだろうと思いました。
っていう〆でいいかな。
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