記録ID: 7302234
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アルパインクライミング
谷川・武尊
谷川岳 マチガ沢東南稜
2024年09月29日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 15:52
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,457m
コースタイム
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
谷川岳の「危険地区」へ入山する場合は、登山指導センターへ10日前までに登山届2通を提出しなければなりません。 マチガ沢東南稜は、沢登り8、クライミング2くらいの割合のルートです。 沢パートでは適度な難度の滝が多く、楽しく登攀できます。 1箇所ロープを出しました。 東南稜は今回濃霧と雨のコンボで最悪の状況でしたが、天候の良い状況で登れば フリクションを効かせながら快適に登れると思います。 |
写真
濃霧で視界が効かない中、なんとか東南稜取付き直下へ到着。ここで大休憩する。なんと目の前に大量のキジが打ち捨てられており、閉口する。打つにしても場所はいくらでもあるだろうに、考えてほしいと思いました。
1ピッチ目。本降りの雨でいきなり離陸からヌメリまくりで緊張。カムとボールナッツで固め打ち。その後核心の凹角は事前の情報通り真っ黒に腐りきったヌメリMAXの苔壁。側壁も雨で濡れ、全てのホールドスタンスがヌメり、難易度絶賛上昇中。A0以外活路を見いだせず。
2ピッチ目。左の凹角を登り、残置に導かれ右手の外傾したバンド状のスラブ岩をトラバースしてカンテへ。クラックへカムを極めカンテを登った先のスラブの残置にピッチを切る。
このトラバースが雨に濡れヌメヌメで極悪、恐怖でした。
このトラバースが雨に濡れヌメヌメで極悪、恐怖でした。
装備
個人装備 |
沢靴(ラバーソール)
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共同装備 |
50mロープ
お助け紐10m
カム(ボールナッツ各種
カム0.2〜2まで万遍なく使用)
ハーケン
無線機
|
感想
いずれは行きたいと思っていた谷川岳のクラシックルートの一つであるマチガ沢東南稜。雨予報でしたが、決行しました。
沢パートは比較的快適でしたが、やがて上部に達したころになると濃いガスに包まれ視界が極端に制限された上、本降りの雨に。到着した東南稜は触れる岩全てがヌメリまくる等、最悪の状況でした。
こうした悪条件に安全を重視し短くピッチを切りながら慎重に進んだことで、かなりの長時間行動になってしまいました。
全体的に厳しい登攀を余儀なくされましたが、終わってみれば頭の中は都合良く楽しい思い出に変換されてます。
次回こそ好天のマチガ沢を再訪し、絶景を堪能したいと思います。
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