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記録ID: 731474
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ハイキング
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岩菅山(志賀高原)に登る アライタ沢コース紹介

2015年09月20日(日) [日帰り]
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kariogaryu その他2人
GPS
--:--
距離
8.6km
登り
743m
下り
743m

コースタイム

日帰り
山行
7:22
休憩
0:00
合計
7:22
8:27
442
スタート地点
15:49
ゴール地点
上りが約2時間30分。下りは2時間5分位。自然林もきれいで山頂からの展望も良好。
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
志賀高原の雄、岩菅山(2295)に登る

日時:2015年9月20日(日)
天気:晴れ時々曇り
コース:岩菅山登山道入口〜小三郎小屋跡〜アライタ沢出合〜ノッキリ〜岩菅山往復
メンバー:3人

 南北に走る志賀高原の北に鎮座する長野県の山。登山道は大きく分ければ二つ。一ノ瀬のスキー場から尾根伝いに登るコースと一ノ瀬の奥にある岩菅山登山道入口からアライタ沢を渡って尾根に出るコース。いずれもノッキリで合流する。前者の場合、高山植物園や湿地帯などがあるらしく時間を短縮するためにはリフトも利用できるとのこと。

 今回初めての岩菅山。一ノ瀬奥の登山道入口から往復する。登山口から山頂までの標高差は約700m。山容はスキー場からの合流点であるノッキリ(乗り切りの意か?)で大きく二つに分かれる。ノッキリまでの下半部は、一部急登はあるものの全体的に樹林帯の中の緩やかな上り。そしてノッキリからの上半部は明るいガラ場での急登の連続。

登山口から自然林の中の整備された道を10分ほど登ると小三郎小屋跡(一ノ瀬への分岐でもある)。ここからアライタ沢出合までは30分近い平坦道が続く。左手にナメ滝を見ながらアライタ沢に架かる5〜6m位の橋を渡るといきなり10分近い丸太の階段の急な上りが続く。その後なだらかな尾根に出るとしばらく針葉樹林帯が続き散策気分で歩ける。そのうち再び長くて急な丸太の階段が現れる。これを上り切りわずかに下ると中間点に達し、山頂まで70分の標識が見られた(大体合っていた)。この辺りから尾根から少し外れ尾根に沿うように緩やかに登るとスキー場からの登山道との合流点であるノッキリに達した。ベンチもあり休憩するには良い場所である。

 ところがここから山容は一変し、登山道の右手(東)は明るいガレ場で左手(西)は笹床の低灌木帯。そのため展望も開け、岩菅山が眼前に迫ってくる。所々岩屑が堆積し、短い木の梯子も現れるが危険なほどではない。ノッキリから約35分、急斜をあえぎ、あえぎ登ると小岩の散在する山頂に達した。山頂は立木もなく明るくなだらかで360度近い大展望。地図を広げ山の特定に入るが、なにしろ初めての山なので分かりにくい。それでも東に目を向けると鳥甲、苗場、佐武流、白砂山らしき山々がそして西には樹間より焼額(やけびたい)山の大スキー場が見えた。

 また山頂直下には避難小屋もあり鍵はかかっていなかったので緊急時のみならず平時にも使えそうだった。それに今日は日曜日と好天が重なったためか30名近い登山者がのんびりと景色を堪能していた。

 下山は往路をそのまま引き返すが山頂からノッキリまでの下りは30分足らずだが小石が多いのでつまづかないよう気を付ける事である。

追)水場は小三郎小屋跡から3分ばかり歩いた所に小岩の割れ目から清水が流れ出る底清水とさらに20数分歩いたアライタ沢出合で得られる。また登山口周辺には車道(舗装路)脇に10台位駐車出来るスペースがある。

(参考タイム)

岩菅山登山道入口(0.10)小三郎小屋跡(0.26) アライタ沢出合(1.17)ノッキリ(0.34)

岩菅山(0.28)ノッキリ(1.05)アライタ沢出合(0.22)小三郎小屋跡(0.09)岩管山登山道入口

 したがって 上り 登山口〜岩菅山 約2時間30分
       下り 岩菅山〜登山口 約2時間5分
登山道入口。この手前が駐車場となっており10台位は可能。道路は舗装されている。
2015年09月20日 07:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 7:52
登山道入口。この手前が駐車場となっており10台位は可能。道路は舗装されている。
アライタ沢のナメ床を左に見ながら上ると5m前後の橋に出くわす。これを渡ると丸太の階段の急登が待っている。
2015年09月20日 09:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 9:03
アライタ沢のナメ床を左に見ながら上ると5m前後の橋に出くわす。これを渡ると丸太の階段の急登が待っている。
急登を終えるとなだらかな樹林帯が続く。
2015年09月20日 09:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 9:15
急登を終えるとなだらかな樹林帯が続く。
登山道脇で見たベニテングダケ。おとぎの国のキノコのように見えるが実は毒キノコ。
2015年09月20日 09:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 9:41
登山道脇で見たベニテングダケ。おとぎの国のキノコのように見えるが実は毒キノコ。
腐ったような木の階段の付け根で見たキノコ。マイタケに似ていたが、下山時にはなかった。
2015年09月20日 09:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 9:49
腐ったような木の階段の付け根で見たキノコ。マイタケに似ていたが、下山時にはなかった。
スキー場からの登山道との合流点ノッキ。珍しく手書きの案内板があった。
2015年09月20日 10:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 10:41
スキー場からの登山道との合流点ノッキ。珍しく手書きの案内板があった。
ノッキを少し過ぎたあたりから岩菅山を仰ぎ見る。今までの景色のきかない樹林帯から一変して明るい笹の原に。
2015年09月20日 10:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 10:51
ノッキを少し過ぎたあたりから岩菅山を仰ぎ見る。今までの景色のきかない樹林帯から一変して明るい笹の原に。
山頂への上りの途中から振り返る。最低鞍部あたりがノッキ。尾根伝いの道がスキー場からのもの。ノッキから右下の道がアライタ沢へ下るもの(写真では見えない)。
2015年09月20日 12:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 12:26
山頂への上りの途中から振り返る。最低鞍部あたりがノッキ。尾根伝いの道がスキー場からのもの。ノッキから右下の道がアライタ沢へ下るもの(写真では見えない)。
ノッキから山頂へ登る途中の露岩帯。短いながらも唯一木の梯子がある。
2015年09月20日 12:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 12:30
ノッキから山頂へ登る途中の露岩帯。短いながらも唯一木の梯子がある。
これも下山時に出会ったベニテングダケ。愛らしく触ってみたくなる。
2015年09月20日 13:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 13:41
これも下山時に出会ったベニテングダケ。愛らしく触ってみたくなる。
アライタ沢の出合いと小三郎小屋跡間の水平道にある底清水。まさに一枚岩の割れ目から清水が湧き出ている。これは下山時に撮ったもの。
2015年09月20日 14:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/20 14:32
アライタ沢の出合いと小三郎小屋跡間の水平道にある底清水。まさに一枚岩の割れ目から清水が湧き出ている。これは下山時に撮ったもの。
撮影機器:

感想

志賀高原の山々はほとんどがスキー場と化しているが、今日登ったコースは木の階段を除けばほとんどが自然のままだった。向かいの焼額山は山頂までがゲレンデになっておりそのスケールに驚かされたが、この山はいつまでも自然のままであってほしい。

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