三ツ石山の紅葉(東北遠征3)



- GPS
- 07:51
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 652m
- 下り
- 659m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:45
天候 | 小雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.town.shizukuishi.iwate.jp/docs/2024091300014/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
三ツ石山山荘までは、きつい勾配でもなく、そこから山頂まではガレ場となっていますので、ガレ場が苦手な人はしんどいかもしれません。ただ、それよりも何よりも泥濘がひどくて、登山靴は泥だらけ、ゲーターも泥だらけで、ゲーター上のズボンまで泥がつく始末。そのため、下山時には滑ってしまって、ズボン、ザック、上着が汚れてしまい、車の中に入ることができなくなりますので、着替えと泥だらけの登山靴を入れるビニール袋が必須です。 |
その他周辺情報 | 森のイタリアン La mia mammaラ ミア マンマ 岩手県県民の森森林ふれあい学習館(無料見学できて、八幡平の木のことが学べます。雨でも子どもたちが遊べる場所もあり、いい場所です) 焼走り熔岩流(近くではないけれど、雨の中でも景観が別世界) |
写真
装備
個人装備 |
速乾性長袖シャツ
中厚手ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
レジャーシート
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
手ぬぐい
ツェルト
雨具
ソフトシェルの上着
ゲーター
|
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感想
八幡平の静かな山々に別れを告げ、僕たちは車中泊をした後、「八幡平マウンテンホテル」へ向かった。このホテルは少し贅沢だったが、三ツ石山の登山口までたったの15分で行けるという利便性には抗えなかった。年齢を重ねるにつれ、連泊の車中泊は少し体に堪えるようになってきたし、素泊まりでも温泉に浸かれるのは、本当に助かる。
天気は木曜日も金曜日も思わしくなく、空とにらめっこしながらの滞在が続いた。木曜日、少し雨が止む気配が見えたので、ホテルを出て駐車場に向かった。他県ナンバーの車が何台か停まっていたが、まだ小雨がパラついていた。それでも雨が止むことを信じて登り始める。樹林帯に入ると、雨はあまり気にならず、しばらくすると不思議なことに、あれほど強かった硫黄の匂いが消えて、代わりに澄んだ美味しい空気が広がっていた。
登山道はなだらかではあったものの、至る所が粘土質でぬかるんでいて、滑らないように慎重に歩を進めた。その分、神経がすり減ったけれど、なんとか三ツ石山荘にたどり着いた。周りはガスで包まれ、気温は11℃。上着を着込んで、ランチにご当地のシライシパン「マーガリンサンド」と福田パンの「あんバター」を食べたが、寒さが体に沁みていたので、締めのカップヌードルが一層美味しく感じた。山荘は驚くほど混み合っていた。
休憩の後、山頂を目指す。ここからはガレ場が続き、慎重に一歩一歩を踏みしめながら進んだ。やがてガスが少しずつ薄くなり、三ツ石山の美しい紅葉がその姿を現し始めた。「どうか、このガスよ、覆わないでくれ」と心の中で祈りながら、山頂へと歩みを進めた。紅葉は曇り空の下でも鮮やかな赤色を放ち、広がる景色はまさに錦繍の絨毯だった。短い間だけど、その美しさは忘れられない。
翌日、チェックアウトの後、小雨の中「岩手県県民の森森林ふれあい学習館」に立ち寄った。泥だらけになった登山靴を洗いたいとスタッフにお願いしてみたところ、外の洗い場を使っていいとのことだったので、ホテルで使った歯ブラシで靴をゴシゴシと洗うことができた。お礼に岩手山のバッジを700円で買った。
その後、学習館で案内されていた「ラ ミア マンマ 森のイタリアン」でランチを取ることにした。ひき肉とチーズがたっぷり入ったパスタや、舞茸をトッピングしたピザは、トマトソースが滴るほどたっぷりで、とても美味しかった。しかも量も多く、この価格で提供されていることに驚いた。こじんまりとした店内で、経営する夫婦の優しい雰囲気に包まれ、居心地も良かったが、昼近くになるとすぐに満席になるほどの人気ぶりだった。
八幡平市には計4日間滞在し、ローカルフードではなく、洒落たラムステーキやイタリアンを青森に近いこの場所で楽しんでいる自分たちに、どこか不思議な感覚があった。それでも、夜の静けさとともに広がる漆黒の闇の中、まるで座敷わらしでもいるかのような不思議な空間で味わう料理には、旅の醍醐味が詰まっていた。
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