丹波川本流

コースタイム
天候 | 晴れ-小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
のめこいの湯 600円 |
写真
感想
太平洋と大西洋から高気圧が張り出し、35度を超える猛暑日。大水量の沢で泳ぐには申し分なく、一瞬の涼を堪能することができました。
新宿駅に7時集合。N氏のチェロキーで多摩川の源流、丹波山村に向かう。渋滞にはまってしまい、到着したのは11時過ぎ。遡行を始めるにはぎりぎりの時間か。
しばし川原を歩き、大水量のゴルジュが始まった。泳ぎ、へつり、急流の渡渉がこれでもかとばかりに続く。ここ最近雨が降っていなかったからだろうが、手こずるところは全くない。水温も冷たすぎず快適。新規導入したfinetrackのアンダーは超強力。いくら水に浸かっても寒くならない。基本的には巻かずに泳ぎか、水際のへつりで越えていく。
取手淵が現れる。細い淵に流れる真っ白に泡立った激流。出口は小滝になっていてさらにわしゃわしゃしている。ぱっと見、行ける気がしない。巻こうか。いや、行ける気がしないけど、行ってみたい。行けるところまで行ってみようと、へつりを開始する。壁はほぼ垂直、ところどころかぶり気味。しかし意外とホールドスタンスはたくさんあり、難しくない。出口が近づいてくる。ちょっと休憩、写真を撮る。ここからは小滝のように傾斜があって水が落ちていて、足元では水が激しく泡立っている。実際のところ真っ白で流れがどうなっているのかもよくわからない。間違いなく、落ちたらただでは済まなそうだ。壁はややかぶっている。滝登りの高度感とは別の恐怖心を抑えて出口に向かってムーブする。楽しい。楽しさが恐怖に打ち勝った。
ゴルジュの出口には10メートルほどの大水量の滝がかかっている。ダムの吐き出し口のような水量。これほどまでに膨大な水が落ちる滝を間近で見たのは初めてかもしれない。迫力に押され、心の中に溜まったいろいろなカスが流れていくような気分。すかっとした。
川原を歩いているときに気づいたのだが、ここの砂には金色の粒が混ざっている。これはもしかして砂金なのでは?集めればかなり大金持ちになれるかもしれない。たぶん雲母だと思うが、あまりに砂がきらきらしていることと近くに金鉱跡があることからそんな想像をした。
最後のイベント、銚子滝は左側を登った。取り付きのトラバースの1ムーブが若干遠いが、たいしたことはない。背の小さいNさんは届かないのでお助けスリングで引っ張りあげる。O氏も挑戦するが足が短くて届かず(たぶん届かないことはないのだが、諦めている)。巨体のO氏を腕力で引っ張りあげるのは無理。左から巻こうとするも途中で断念。後続パーティーにも抜かれ、どうするのと思っていたら、O氏は滝修行とかしている。もう置いていこうかな…。すると、右側の水量が多くて登れなそうに見えるルートが意外と簡単なようで登ってきた。よかったねO氏。
心霊スポットのおいらん淵をへつってみようとしたが、スタンスがつるつるで2回どぼんした。あまり長居するとなにかがついてきてしまうかもしれないので、これにて終了。びしょ濡れ3人、青梅街道を歩いて車に戻った。
やっぱり沢は水が多ければ多いほど楽しい。
PS 岩の暗さと水の明るさのギャップが大きすぎるためか、写真が白潰れしてしまいます。どうすればよいのでしょうか。どなたか教えてください。
>写真が白潰れしてしまいます。どうすればよいのでしょうか。
水流が白くつぶれている写真は、
ISO感度(相当) 200
シャッタースピード(SS) 20分の1秒
ぐらいで撮影されています。
このSSでは、速い流れはとらえられず、水面は真っ白になります。
400分の1秒とか、800分の1秒ならば、その瞬間の水の流れの陰影がとらえられると思います。
そのためには、ISO感度は、3200とか6400という設定ができる、一眼レフなどを使うことになります。
でも、奥の手があって、デジカメには通常、露出オート撮影でもシャッター半押しで露出設定を固定する機能があります。
そこで、水流か、あるいはやや明るい場所にカメラを向けてシャッターを半押しし、今度は自分で予定した構図へとカメラをふって、全押しする。
これだと、人がいるところや壁など暗い場所でなく、より明るい場所に露出が合うため、水流は白トビしにくくなります。
もう一つの方法は、デジカメでも上位機には、露出調整の機能があります。設定で、露出をオーバーめに設定すると、白トビは減じると思います。
いずれの場合も、SSをAUTOにするのではなく、速めSSで切ることです。遅いSSではどうしようもありません。
デジカメでも1600くらいまでは設定できるように思います。
流れが緩い場所は、SSはそれに応じて遅くできます。
以上のことを沢の中で臨機にやるのは、実際にはたいへんと思いますが。
ある程度、現場で工夫していれば、画像編集ソフトで、明暗のどちらかを上げ下げしたり、コントラストを弱める操作をして、暗部と明るい場所とが回復できます。
コメントありがとうございました。
コンパクトデジカメでも白とびしないような裏技があったんですね!次の山行で試してみます。
tanigawaさんの記録も拝見しましたが、やはり写真がきれいですね。憧れます
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