八ヶ岳(渋の湯→天狗岳→硫黄岳→美濃戸口)
- GPS
- 15:32
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,632m
- 下り
- 1,966m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 3:17
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:29
天候 | 10/7:晴れ 10/8:晴れ(強風) 10/9:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り:美濃戸口→タクシー(相乗り)→茅野駅→超あずさで新宿まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
10/7:特になし。 10/8:暗くて見えません!が風が… 10/9:特になし。 |
その他周辺情報 | 美濃戸口で温泉を堪能。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
食料:3食<br />非常食:2食<br />携帯食:ちょこれぇと2箱
ゼリー系:6個<br />水:500ml<br />ポカリ:2l
|
---|---|
備考 | ポカリ多すぎました… |
感想
一年ぶり!
八ヶ岳に再チャレンジでございます。
昨年は最後の最後で転倒左腕骨折というなんとも寂しい結果でしたので軽くリベンジ感の漂う再チャレンジで、しかも人生初に二泊コース。
うぉぉテンション上がるー!
前回同様に登りはじめは渋の湯からアタック開始です。
いつも最初の一時間は登山エンジンがかからないので、ヒィヒィ言いながら歩くのですが今回は30分で調子が出てきました。
単調な直線登りなので助かります。
一度通っているのでなんとなく覚えていますが、地図を見ながら登りましょう。
昨年は道が濡れていて滑りやすかった今年は乾燥していてかなり楽です。
きりきり歩いていくと一年ぶりの黒百合ヒュッテ到着です。
個室も取れてラッキーでした。
三畳ほどの空間ですが広間と個室じゃ全然違いますからね。
それに夜中に出発予定なので、がそごそするのも広間じゃ気が引けますし。
夕飯食べて、昨年失敗した星空撮影を試みますが、うまくいった!
でもヒュッテの人曰く、撮影は20時以降の方がいいとのこと。
そこで出発前に一度目が覚めたので再チャレンジします。
うおおおおお!綺麗な星空だ!
三日月が出ていますが、なんとかなるでしょう。
30秒露光で…うおー!凄い星の数!
後で確認するとオリオンとアンドロメダ星雲が写っているようでしたし、前回のピンボケからしたら大成功といえるでしょう。
んー、でもやっぱり30秒も開いてると星流れますね。
こうなってくるとアストロトレーサーのついてるPentax K3mk2がほしくなります。
でもカメラで1Kg以上というのは流石に体力的にきつい…ぐぼぁ…
そして朝03:40ぐらいに黒百合ヒュッテを出ます。
あの早朝の感覚を楽しみたいからなんですが…いや、寝てるときも気が付いていたんですが…
風つよっ!
ゴウゴウと音を立てて風が抜けていきます。
まだ樹林帯ですので大丈夫ですが、それでも寒い…
そしてヘッドライト1つで天狗岳へのアタック開始です。
昨年ミスった場所も今回は何とかクリア…天狗の鼻まで来たときに朝日が迫ってくるのが解ります。
それにしても風が強いなぁ体の熱をどんどん奪われる感覚がしますし、鼻水止まらねぇ…w
何とか東天狗まで登りよーし!朝日だ!と振り返った瞬間…押し寄せてくる雲海というか雲の塊!飲み込まれる自分。
ら、ラピュタはここにあったんd・・うぇっぷ!
天気はいいんです。
上見ると青空。
でもね。
朝日が雲に乱反射してフレアってるの…もうね。
肉眼では綺麗なんですが、写真無理。俺の腕じゃ無理。
という訳で朝日を撮るのは諦めて根石岳、夏沢峠の方に向かいましょう。
鎖場がありますが余り必要はないですね。
左舷側面から北風をもろに受けながら尾根道を行きます。
とても…とても寒いです…というか風が強すぎてきっついですわ。
何とか吹きっさらしの夏沢小屋も越えていきます。
何人かの人とすれ違いますが
「風が…寒い」
しか会話ができないw
そしてついに硫黄岳にアタック開始です!
そんなに高低差も厳しくないので大丈夫なはずですが…うはぁ…風が強くなってきた。
正直、こりゃまずいかもと思い始めてはいるのでやばくなったら引き換えしましょう。
登りより何より風が…無事頂上に到着はしたものの立ち上がると吹き飛ばされる。
これはまずいとケルンに身を隠し低姿勢で風が少し収まるのを待ち速攻で引き返します。
本当なら横岳とかまで行けたらいいなぁと思ったのですが、これ以上はちょっと無理。
滞在数分レベルの山頂は久々でしたw
下りは向かい風なので早く逃げたい一心で足早に下りますw
そうして8/30に小屋締め(はやい)していたヒュッテ夏沢まで降りてきて…あー、生きて帰ってこれたと一息つきました。
同じように下ってきた人と「風強いねー」とか話していると、女の子たちが降りてきて第一声
「ココドコ」
ふぁっ?
どうやら硫黄岳から赤岳鉱泉側に降りて美濃戸口からバスに乗る予定だったようですが、間違って夏沢に降りてきてしまった模様。
「間違った!もう一回硫黄岳登らないと!」
半分ぐらい混乱状態の模様ですが、このままオーレン小屋に抜けて赤岩の頭を抜けた方が高低差が少なく風の影響も少ないはず。
周りの人もそれを説明して、そちらの方向に向かうことにした模様ですが…地図と標識は見ようよ。
私も本日の宿泊地オーレン小屋に向かいます。
ヒュッテ夏沢からは30もかからず到着、ふぅ、これであとは明日下る(登るけど)だけだなー。
本当は横岳、あわよくば赤岳に行くこと考えていたので時間が余りまくりですが無理は禁物。
あの風の中を行くのは正直私には辛い。
なので午後のひと時はゆっくりしまし…寒い!
体がガタガタ震えてますし、一度温めないと。
オーレン小屋の炬燵の陽だまりでココアを飲んで…うまい!とても温まります。
そうしていると風呂が沸いたので入ってさらに温まります。
汗が流せるというのはとても助かりますね。
午後のひとときをゆっきりして楽しみの夕飯…桜肉のすきやき!
うまい!
うまい!
幸せ回路全開でお馬さんを味わいます。やばい止まらないw
幸せ食後は速攻で寝てしまいましたがとても、いい小屋でした。
風呂にはいれるだけでも最高ですね。
翌日は6時にオーレン小屋を出発します。
おそらく11:20には間に合わないでしょう。
というかどのみちバス停のある八ヶ岳山荘で温泉浸かる予定なので間に合う訳がありませんw
などと考えながら霜の降りた斜面を赤岩の頭向けて歩いていきます。
ハイマツ邪魔!w
ハードシェルなので痛くはないのですが頭が結構ひっかかりますが道は悪くないですね。
昨日の風はすっかり収まっていうので行こうと思えば硫黄岳も無理ではないでしょうが、私にとって未知の三日目の山行ですから無難に下りましょうか。
赤岩の頭を越え後は下るだけ…ここで最後のゼリー飲料を飲んでおきます。
今回の山行はこのゼリー飲料に助けられました。
やはり乾いた行動食より摂取しやすいですし、それに吸収が早いので速攻性がありますね。
ま ず い け ど ! w
赤岳鉱泉手前で鹿に遭遇するも「鹿を探せレベル15」ぐらいの写真になりました。
赤岳鉱泉を過ぎてここから先は川沿いをずっと行く一昨年通った道です。
安心感があります。
こうして美濃戸山荘を越え、ひたすら歩いて八ヶ岳山荘に11:45ぐらいに到着!
想定通り!バスに間に合わない!
温泉に浸かって頭洗ってさっぱりしてからタクシーを呼びましょう。
同じように困っていた方と相乗りで割り勘させてもらったので助かりました。
ということで何とか人生初の2泊3日の八ヶ岳縦走が完了しました。
とても楽しかった…不安ももちろんありましたがやはり一人で2泊3日を乗り切れたのは嬉しかったですね。
来年も来よう!新しいカメラとともに!w
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