伊予が岳



- GPS
- 02:19
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 292m
- 下り
- 300m
コースタイム
天候 | 晴れ とっても暑かったです |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
迷いようのない道です。 鎖場は、かなりスリリングでした。 周回コースの下りは、転げ落ちそうな急な道で、数日前の雨のせいでまだ湿っていて、ロープがあっても何度か滑って尻もちをつきました。 しっかりした靴と、手袋もあったほうが良いと思います。 |
写真
写真の真ん中あたり、山と山の間あたり。
実は、海なのです。
最近良く行く奥多摩や秩父には、山がたくさんあって、千葉県民としては羨ましくて、卑屈になってしまうのだけど、
千葉の山では海も見えるのよ、と、ちょっとドヤ顔。(誰に対して??)
しまった、奥多摩には奥多摩湖があった。
やっぱり負けた感・・・。
こんなに人がいないのは、珍しいそうです。
「いつもはここに行列ができて、みんな順番を待っているんだよ」と、同行者。
東屋は鎖場の手前にあるのです。
休日は人がいっぱい・・・の噂は聞いたことがありましたが、今日は数えるほどしか人がいません。
「前後に人がいないから、落ち着いて登れるよ、よかったね。」と、同行者。
人があまりいないのは、それはそれで、登るのに勢いがつかなくて、怖そうではあります。
私は高所恐怖症のビビりです。
春に来たときは2本のロープだったのが、1本の丈夫な鎖に変わっていました。
「これは、安心だね」と同行者。
覚悟を決めて、チャレンジ、写真分はクリアできましたが、これは序の口なのです。
ここはまだ全体の1/4くらい、感覚的にはここの10倍くらいこの先に怖いところが待っています。
サコッシュも、スマホも、全てザックに入れて臨戦態勢だったので、この先の写真は撮れません。
鎖で守られているけれど、3方向絶壁のこの場所。
ほんの数メートルですが、私にはとっても怖い。、なんとか先端まで行き、タッチだけしてきました。
先端で周りを見回すなんて出来ないから・・・
千葉には、海もあるんだよー、と、ドヤ顔
(・・・だから、誰に対して?)
さて、このあと、転げ落ちそうな滑りやすい急な下り。
超スローペース、へっぴり腰、何度も滑って尻もち・・・に見かねた同行者が、東屋に戻る道を回避して、林道を通って帰りました。
感想
この秋の目標であった伊予ヶ岳に、行ってまいりました。
そして、無事帰ってこれました。
鎖場手前までは5月にも行きました。
『登れそうだけど、下りれるかな?』
『ここは登れそうだけど、この先にもっとすごいところがあるかもしれないな』
そう思って、断念しましたが、その判断は正しかったです。
一人では、登りきることはできなかったと思います。
今日は、誰か一緒に伊予ヶ岳に行ってー、と頼み込んでのリベンジでした。
私もそうですが、他の方のレコでも、はじめの鎖場の写真はあるけれど、その先はあまり見かけない。その理由がわかりました。
写真を撮る余裕なんてないくらい、険しいのです。
写真の場所は、まあ、なんとか登れるかな、と思えるけれど、そのあとは、岩が大きくて足をかけるのにかなり苦労をする場所がたくさんあり、
またその後は連続して左から右、上、また横へと移動する場所があり・・・。
特に最後の最後にでてきた横にスライドする鎖場は、足場は10センチくらいしかなく、足を交差するのもやっとで、とても怖かった。
荷物はすべてザックに詰め(そもそも普段よりもかなり軽量化してました)、できるだけ邪魔なものはなくし、登ることだけに集中しました。
当たり前だけど、後ろは振り返りませんでした。
(下を見たら、きっと動けなくなったと思う)
難関の場所が来るたび、
「え、まじ?ここ登んの?無理だよ。行けないよ。でも、今更下りれないし、行くしかないじゃん、しょうがないじゃん」
などなど、ひとりボケツッコミ状態。
大声でワーワーいいながら、それでもなんとか半べそで頑張って登りました。
『いやー、よくしゃべってたねー』と同行者爆笑。
伊予ヶ岳南峰は、きっと、下から見えた突き出た岩。
その先端近くまで行けるのです。
そこまでは細い数メートルの鎖に守られた道。
守られて、普通の人にはなんてことないけど、私にはとっても怖い。
周りを見ないようにして進んで、なんとか先端にタッチ、すぐ退散。
後ろの安全なところに戻って景色を堪能。
この行動は、何か意味があったの?と自分で思うけど、悔いを残さないために大切なのです。
見晴らし、270度くらい。ぐるりと周りが見渡せます。
最高の景色でした。
『さて、下りようか』と、当たり前のようにいま来た崖を行こうとする同行者に(実は、初め私の方から、人が少なかったら、鎖場を2往復くらいしたい!!と、言っていたのです。)「ごめんなさい、ムリ。周回コースでお願いします!」と、私。
『すごく遠回りなんだよー』といいながら、お付き合いくださる同行者様、ありがとうございました。
さて、周回コースの下りもなめちゃいけない。
平群天神社で朝会ったご夫婦が、『転げ落ちそうな坂道です(奥様)』『そんな場所にはロープがあるから大丈夫(ご主人)』と、言っていらっしゃいましたが、その通りでした。
急でところによりザレている上に、何日か前の雨でとても滑りやすくなっていました。
『こりゃあ、後ろ向きじゃないと下りれないな』と、同行者が言うほどの場所もあり、後ろ向きで降りたら、怖さがかなり軽減されました。
シングルストックに手袋の装備で頑張りました。でも、ロープを使うときは、ストック1本でも邪魔だと感じました。
必要なときだけ使えるような、出し入れ簡単な収納の仕方、ないかしら。
東屋への分岐は、同行者のすすめで東屋へ戻らず、林道を通りました。
滑ったり尻もちついたり、ワーワー騒いだりしていた私へのご配慮です。
(東屋までの往復はしたことあったから、大丈夫なんだけどね・・)
林道は、かなり大回りに歩くので、穏やかな道でしたが、時間がかかりました。
下から、岩の突き出た伊予ヶ岳がよく見えました。
(写真撮るの忘れました・・)
あそこにいたんだなあ、房総のマッターホルンかあ、頑張ったなあ、私・・・もう二度と来ないだろうけどね、と思いながら歩きました。
が、あれから2日経って・・・。
やっぱり、鎖場くだらなかったのは悔いが残るなあ、下ればよかったなあ、
一回登れたんだから、次は一人でも登れるんじゃない?
でも、あの崖を下るのは流石にムリだよなあ。でも、周回コースなら1人でも大丈夫そうじゃない?
・・・などなど、再チャレンジしたくなってきました。
喉元過ぎれば・・・ってやつですね。
調子のいいやつだ😅
ハイキングのあとは美味しい天ぷらそばで少し遅いお昼ごはん。
ソロの時も、山歩会でも、ハイキングクラブでも、あまりお店に入ることはないので新鮮でした。
同行者はお昼、持ってきてないみたいだったし、千葉の山は、すぐ登って降りてこれるから、こういうのもありなのね。
お金を払おうとしたら、『女性にお金は払わせられませんよー』と。え?、と、目をパチクリ。
女の子扱いされたの、何年ぶりかしら。
あんまり言うのもなんだから、ご馳走になっちゃったけど、その後寄った道の駅でもすぐ解散しちゃったし、お礼もできず・・・。
今度のときは、何かお土産持っていこう。
久しぶりのことで、別の意味で心がほっこりしました。
一人では、ムリでした。
いや、私のことだから、うっかり登っちゃったら、周りの人を見ながら、なんとか頑張ったのかも知れないけど、でも、とても安心感がありました。
同行者様、感謝です。
ありがとうございました。
このところ、周りの人にお世話になるばかり。
なんのお返しも、恩返しもできずにいます。
自分に何ができるか、考えよう。
そして、困っている人がいたら、できるだけ力になってあげよう・・・と、改めて思いました。
なんだか、小学生の宿題の作文みたいだな😅
秋の目標だった伊予ヶ岳、数年のうちに、いや、恐怖感でいけなくなる前に、早めに再チャレンジします。
こんどはひとりでがんばってみよう!
さて、次の課題はセブンサミッツ!
でも私、歩くの遅いんだよなあ。
この季節では、日が暮れる前に降りてこられるか不安。
日が長くなるまで待ったほうがいいかしら・・・。
そういえば・・。
あれ程ちかった地図、今回も携帯できませんでした。
国土地理院の地図、ダウンロードはできたけど、セブンのネットプリントで読み込めないと言われた・・・。
スマホではプリントアウトできないのかしら??
次は、山プリ使ってみよう。
コメント
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何回か滑ったとのことですが、お尻は大丈夫でしたか?
そうなんです。
先日、鋸山で思いましたが、山に登って海の絶景は、奥多摩や奥秩父では味わえない特権ですね。
昔々、若い頃に登った郷里の開聞岳を思いだしました。
怪我なく帰れて良かったです。
この先、機会があれば瑞牆山とかも案内しますよ。
コメントありがとうございます。
滑って泥んこにはなりましたが、大丈夫でした。
泥も叩いたら、落ちました😄
鋸山からは特に海がとても綺麗に見えますよね。
千葉県民の(?)自慢です!
開聞岳、私は登ったことはないのです。
とても美しい形の山ですよね。
機会があれば、是非チャレンジしたいと思います。
瑞牆山、そして金峰山、憧れですが、いろんな人のレコを見る限り、富士見平からの登山は、高所恐怖症の私にはちょっとむずかしそうです😥
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