黒部ダムから内蔵助谷へ 〜黒部湖周辺で紅葉撮影
- GPS
- 41:56
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,554m
- 下り
- 1,538m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:38
天候 | 12日:曇り 時々 雨 13日:曇り 時々 晴れ 14日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢〜黒部ダム トロリーバス往復 2,570円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・今年度の下の廊下は大量の残雪のためダムから欅平まで行くことは不可。最新状況は阿曽原小屋のHPで確認のこと。 ・ダム下から下流は岸壁のトラバース道が続くので十分な装備で慎重に。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
3年前に下の廊下を歩いた際に、黒部湖周辺の林や峡谷の紅葉の美しさに目を奪われた。その時は歩くことに精いっぱいでじっくり撮影することができなかったので、2泊3日を取って紅葉を撮影しようと出かけた。
(3年前の下の廊下の記録はこちら → http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-239613.html )
【1日目】
扇沢に車を止めてトロリーバスで黒部ダムへ。曇りがちの天気だが展望台から見ていると時折りダム下の谷に日が差して色付いた様子を眺められる。やや早いのではないかと心配したが、そこそこの色付きで安心する。
晴れていないお蔭でしっとりとした感じの紅葉の景色を撮影しながら、今晩の宿にする「ロッジくろよん」へ歩く。吊り橋を渡ってブナの林の中に入って行くと、沢山の背の高いブナが上の方まで黄色く染まって他にはない景色を与えてくれる。
ロッジの傍まで来たがまだ時間が早いので、もう一度湖岸の方まで足を延ばして撮影を続ける。
3時過ぎにロッジに着いて泊りの手続きを済ませ、小屋の人に様子を聞いてみる。今年は下の廊下の開通が難しそうだということで客足が殆どなく、今夜も自分ともう一人の客の二人だけだとのこと。
翌日の天気が思惑に反してあまり良くなさそうなので、当初考えていた内蔵助谷へ早朝に向かう案をどうするか悩む。結局翌朝の天気を確認してから決めようと思い、早めに就寝する。
【2日目】
目を覚ますと雨の音。強くはないが止むことなく降っている。しかし頭上の空は明るくて所々青空も覗く。朝食後、止むかも知れないと期待して雨具を着用して内蔵助谷へ向かうことにする。
ダム駅から登山道の入り口に入り、ダム下へ下りる。この時刻には既に観光放水が始まっていて、水嵩の増えた川を木橋で渡るのがちょっと怖い。
左岸の岩がちの道を進んで行くと次第に日が差し始め、色付いた木々も増えてくる。そのうちに岩壁に高く作られたトラバース道を歩くようになり、大タテガビンの姿が行く手に見え始めてから30分足らずで内蔵助谷の出合に着く。
沢の出口の大岩群の向こうに、谷を埋める紅葉した広葉樹の林が眺められる魅力的なポイント。3年前は下の廊下通過時の危険を減らすために三脚を持たなかったのでこの景色を腰を据えて撮ることができなかった。
今回は3年越しでこの場所を撮影することが主目的。曇っていた空には丁度太陽が顔を出し始めて、時折り谷や背後の丸山東壁を明るく照らす。光線の具合を待ちながら、色々なアングルで撮影を続ける。
できれば谷に少し分け入ってカラフルな林を俯瞰した景色を撮りたかったのだが、再び雨になる様子があったので引き返すことにする。
帰りは2‐3組のグループとすれ違う。どのグループも下の廊下が開通していないことは知っているようなので、気をつけるようにだけ言って見送る。
再度ダム下の木橋を渡り、登山道を駅まで登り返す。ダムの高さは200m弱なので200mの高さを登り返すことになり、これはなかなか辛い。
ダムまで来ると空はすっかり晴れ上がっていて雨の心配はなくなったようなので、黒部平まで行ってみることにする。
ケーブルカーで黒部平へ上がってみるが、昨日は冠雪したと思われる立山の稜線には厚い雲があって見えない。
仕方なく400mの標高差を撮影しながら歩いて湖畔まで下りる。黒部平に近い所は既にかなり葉っぱが落ちてしまい、湖畔近くに下りて来るまで絵になる風景は得られなかった。
ロッジまで下りて来てしまったので仕方なく付近の林をもう一度回ってみる。前日とは違って木々に日が差すので同じ場所でも新しい風景が見えてくる。幾つかの場所で面白い絵を取ることができ、満足して宿に戻る。
【3日目】
やっと朝から快晴となって稜線が見えるようになった。朝食後にロッジを後にしてダムへ向かう。
途中、雪を冠った針ノ木岳やスバリ岳、遠くに見える五竜岳などを撮影しながらダムを渡り、長い階段を昇って駅の展望台へ。
ダムの反対側に冠雪した立山の稜線と紅葉した山麓を見ることができ、今回の目的のほぼ全てを達成できた。
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
HPはこちら ⇒ http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/
山行ブログはこちら ⇒ http://sangakuasa.blog130.fc2.com/
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