雨飾山（錦秋絶景！雨飾高原から）

2015年10月18日(日) [日帰り]

• GPS: 05:57
• 距離: 8.0km
• 登り: 983m
• 下り: 997m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:31
• 休憩: 1:20
• 合計: 5:51

8:02 雨飾山登山口
8:35 8:35 ブナ平
9:01 9:20 荒菅沢
10:35 10:40 笹平
11:03 11:28 雨飾山
11:45 11:53 笹平
12:33 12:50 荒菅沢
13:18 13:24 ブナ平
13:53 雨飾山登山口

天候

ほぼ快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口（雨飾高原キャンプ場）に駐車場があります（2カ所）。
但し、早朝には満車になってしまい、路駐を強いられました（本来は路駐禁止ですが、誘導係の方に承諾を得ました）。

コース状況／危険箇所等

・　頂上直下、笹平直下の岩場は要注意。実際に、直ぐそこで登山者による落石が何度か発生しました。
・　前半部は泥濘が多いので、雨の跡は大変そう。荒菅沢手前の下りは特に滑り易いので注意。
・　登山者が多いので、上部（とくに狭い岩場）は渋滞しがち。登り優先ではありますが、いつになっても下りの方が動けず可哀想なので譲り合いましょう。

その他周辺情報

少し下ったところの小谷温泉などで入浴ができます。旅館の日帰り入浴のほかに、野趣溢れる村営露天風呂もあります。
時間があれば、鎌池の散策もお勧めです。

写真

10/18 8:05

歩きだしは木道の平坦な道。
いきなり紅葉が素晴らしく、気分が上がります。
※　本当は中土集落付近から紅葉が見ごろになっていて、雨飾高原に着く前からすっかり魅了されていました。

10/18 8:05

結論から言えば、この付近の紅葉が一番の見ごろ。
頂上まで行かなくてもこの付近を散策するだけでも十分に楽しめると思います（そういう方もいらっしゃいました）。

10/18 8:06

楓もいい感じ。
この先、木道が終わると道は一気に急登へ変わり、なかなかしんどい。でも、紅葉の下だからどこか気持ちが晴れやかです。

10/18 8:59

急に視界が開けると、荒菅沢と奥に布団菱の絶壁が見えてきました。周囲はまだ色づきが残っていて絶景。
ただ、沢との出合まで結構下る。おまけにその先の急登がよく見えます（笑）

10/18 9:06

荒菅沢で休憩。冷たい沢の水が気持ちいいです。
この先の急登がわかっているため、ついつい気持ちが後ろを向いて、長々休んでしまいます。

10/18 9:18

布団菱の岩稜をアップ。
2000mに満たないながらも、凄い迫力です。豪雪の山らしい自然の造形美ですね。

10/18 9:53

急登は思った以上にしんどい。おまけに、10月中旬とは思えない暖かさで汗が止まりません。
視界が開けてくると、高妻山や戸隠山がよく見えてきました。

10/18 10:08

樹林帯を抜けて、主稜線の笹平が近くなってきました。
スカッと晴れた秋空は実に気持ちいいです。
でも、この先の岩場は人の渋滞が多く、なかなか思い通りに進めません。

10/18 10:13

振り返れば、金山がドーンと広がり、左奥には新潟焼山。渋滞はどうしようもないので、ゆっくり景色を堪能して歩きます。

10/18 10:39

笹平に着くと、雨飾の頂上が見えてきました。頂上直下の急登が萎えますが、その手前に広がる笹の径がとてもいい感じ。
右奥には北アルプスの朝日岳、左奥には槍ヶ岳（写真では厳しいかも）が見えます。

10/18 10:44

暫くは気持ちいい雲上の散歩道。
すぐそこには日本海が広がり、糸魚川の町が見下せます。

10/18 10:44

前方の頂上付近をアップ。
こちらも案の定、渋滞中。まあ、時間はあるしのんびりいこう。

10/18 10:54

少し前は見上げていた荒菅沢を今度は見下ろします。
残雪期はここを滑る人がいるようで（尊敬）。

10/18 11:23

案の定、頂上直下で渋滞にはまって、やっとのことで頂上へ到着。頂上は大盛況でした。
笹平と焼山、その右には火打山。

10/18 11:24

頂上へきて初めて見える西側は、北アルプスの素晴らしい眺めです。

10/18 11:24

白馬岳は雲の中。。。
北斜面だからかしっかり冠雪しています。
右の山は雪倉岳。

10/18 11:25

鹿島槍と五竜岳。

10/18 11:27

更に南方。
後立山連峰の奥に槍ヶ岳、常念山脈。
もう少し早起きして来れば、スカッと晴れたことでしょう。惜しい。

10/18 11:27

戸隠山のギザギザ。
蟻の戸渡り、行ってみたいけど、なかなか勇気がない（笑）

10/18 11:28

ここから見える山で一番印象的なのが、やはり新潟焼山。
荒々しさが恰好いい！

10/18 11:28

素晴らしい眺めを堪能したので、下山です。
下りもやはり渋滞気味ですが、急がずのんびり。それにしても、暑い。。。

10/18 13:23

荒菅沢でひといきついて、登り返しでヘロヘロに（笑）
行きは素通りしたブナ平で休憩。木々の葉はかなり落ちてしまいましたが、青空といい感じに調和してます。

10/18 13:36

紅葉が目的ならば、ブナ平までの散策でも十分楽しめます。

10/18 13:57

登山口まで戻ってきました。思いの外、登り応えがありました。
有難いことに、自販機があるのですかさずご褒美の一杯にしました。

10/18 14:24

折角ですので、直ぐそこの鎌池へ寄り道。
いい意味で裏切られました。絶景です。

10/18 14:33

30分あれば一周できます。素晴らしい色づき。

10/18 14:36

こちらは蛇池。

10/18 14:38

ナナカマドと池面。
このあと、村営露天風呂で汗を流しました。

10/18 16:33

帰り道、岩岳入口付近から見えた唐松岳〜不帰ノ嶮がなかなか荘厳でした。

撮影機器：

FinePix F550EXR 富士フイルム

FUJIFILM X10 富士フイルム

感想

Jerky

気持ちいい秋晴れの下、紅葉の山を歩きたい！　でも、最近運動不足だからあまりキツくないところがいい。
と思って、向かった雨飾山。静岡から300km、太平洋から日本海手前までフォッサマグナを縦断する遠さですが、現地についたらもっと遠路の方の車が沢山ありました。それほど人気が伺える山です。
そして、歩いてみてその人気に納得。しかも紅葉一辺倒ではなく、そそり立つ岩壁を眺め、笹の原っぱを抜け、雲の上の大パノラマを味わえる山の楽しさがギュッと詰まった素晴らしい山でした。