五色山・日光白根山(湯元温泉BS〜ロープウェイ山頂駅)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,355m
- 下り
- 855m
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
鬼怒沼でその魁偉な山頂を見てから、登ってみたいと思っていた日光白根山を訪れる。
湯元温泉行きの始発バスはJR日光線経由でも間に合う時間なので、久しぶりにレトロなJR日光駅に降り立つ。紅葉シーズンに差し掛かるこの時期、東武線で来たとしても始発となるJR日光駅まで歩いた方がよさそう。バスは東武日光駅からは大混雑。途中のバス停でも乗客を拾いながら混雑度を増していく。中禅寺湖や二荒山神社でも降りる人は数名程度だった。
竜頭ノ滝付近は渋滞。早くも駐車場に入れないマイカーが路肩にも停まっている。湯ノ湖でほとんどの乗客が下車したが、両替しながらなので10分近くかかる。朝からのこの状況を見ると、この時期にいろは坂を下るバスには怖くて乗れたものではない。
30分遅れで湯元温泉に到着。中ツ曽根への山道に入る。道はすぐに急坂となる。先日の豪雨の影響もあるのか、笹薮の中の道は激しくえぐれている。大きな段差を越える箇所もあり、歩きにくい。下りにはあまり使いたくない道だ。
尾根道は紅葉が進んでおり、見下ろす湯ノ湖方面が美しい。次第に高層の雲が広がる天気だが、視界は良好である。傾斜は次第に緩やかになり、やがて金精峠からの道を合わせる国境平へと着く。
ここから五色山までもうひと頑張り。足元の道には最近降った雪がまばらに残っていた。五色山からは五色沼と白根山の山頂が指呼の間に望める。中禅寺湖方面の展望も開ける気持ちのよい山頂であるが、人気は少ない。
外輪山をたどって前白根山へ。薄曇の中でも白根山を間近に見ながらの尾根道は気持ちが弾む。避難小屋まで来ると、白根山から下ってくる人が急に多くなる。人の姿だけを見ると観光地のような雰囲気になるが、しかし、白根山への急な登りは侮れない。寒風が容赦なく吹きつけ、手がかじかむ。この時期は手袋を持つべきだった。
山頂付近では、風を避けるように多くの人は窪地で休息をとっていた。山頂付近も所々に雪が見えるが、歩くのには影響はない。山頂の岩陰に腰掛けても寒く、天気も今ひとつで、あまり長居をするところではない。ゆっくり食事などするには五色山や前白根の方が適している。
山頂からは白根山コースを下る。家族連れも多いが、ガレ場があって下りも油断禁物である。樹林の中を下り、避難小屋先から、静かな道を求めて血ノ池地獄へと向かう。夕方に差し掛かる時間だが、天空の足湯は盛況。日光白根山が正面に大きく聳える。ロープウェイの往復だけでも、観光地としては一級だ。
ロープウェイで丸沼高原に下る。ゲレンデは無雪でも滑れるように整備されている。ここからシャトルバスで鎌田へ下り、路線バスに乗り換えて沼田駅へ。もう少し早く下山できれば高速バスの利用も可能だ。
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