大峯奥駈道を繋げたい♪七曜岳〜行者還岳(90番標識からピストン)


- GPS
- 07:03
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 962m
- 下り
- 957m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(駐車スペース4〜5台、トイレなし) |
コース状況/ 危険箇所等 |
《90番標識⇔奥駈道1458P》 R309の90番標識の山側の鉄階段から入山する尾根道です。取り付き直後と稜線直下は急斜面を直登する箇所もありますが、概ね緩やかな広い道が多く、それ以外は登山道が葛折りに切られていたり、丸太階段が設置されて歩き易い道です。落葉で踏み跡が薄い箇所も多いですが目印も多いので道迷いの心配はないと思います。 《奥駈道1458P⇔行者還小屋》 軽いアップダウンはありますが快適な奥駈道の稜線です。悪天候や濃いガスの条件でもない限りは危険箇所はないと思います。 《行者還小屋⇔行者還岳分岐》 行者還小屋から道幅の細いトラバース道を過ぎて、ホースのある水場付近に登山道が崩壊したザレ場があります。急登に木の梯子が設置されていますが、木が朽ちている梯子もあるので慎重に通過する必要があります。 行者還岳分岐の石柱プレート手前に山頂方向にショートカットする道があるので左方向に向かわない様に注意が必要だと思います。 《行者還岳分岐⇔七曜岳》 分岐点から小さなピークを何度か越えて進む道なのでアップダウンがあります。尾根は徐々に痩せ尾根になり踏み跡も不明瞭なので、目印を見落として尾根芯を外れて巻き道のルートをロストすると、余計なピークに直登してしまったりで余計な時間と体力を使ってしまいます。急斜面に木梯子が連続し始めると頂上は近く、無双洞への分岐を過ぎて最後の鎖場を越えれば七曜岳の狭い山頂に到着です。 《行者還岳分岐⇔行者還岳》 分岐から緩やかな尾根を登って、途中で尾根を右に回り込んで樹林の隙間をくぐる様に抜けると山頂に到着です。山頂には展望はありませんが、南側に少し進むと断崖の好展望地があります。 |
その他周辺情報 | 湯盛温泉 ホテル杉の湯 大人700円 http://www.suginoyu.com/spa/spa.html |
写真
感想
10月も半ばを過ぎて、山の紅葉も標高の低い所へ下りているようですね。月の前半は2000m付近が紅葉のピークだったと思うのですが、先週辺りは1500mより低い所の色付きが良かったように思います。
この秋は奥駈道を分割して歩いているので、大峰の山々の紅葉の移り変わりを直に見て感じれています。
大峯奥駈道は先週までに吉野〜七曜岳と行者還岳〜八経ヶ岳は歩いているので、今回は未踏の七曜岳から行者還岳を繋げようと思います。
国道309号線の行者還トンネル東口から少し行った90番標識付近のスペースに駐車して、山側に設置された鉄階段からスタートしました。
行者還岳への最短路として地図には記載がないルートですが、随所に整備された木階段があり、目印も豊富なので安心して歩ける道でした。
序盤や後半に急登があるものの、概ねなだらかな傾斜の歩き易い尾根で、廃トラックが放置された有名なタイタン広場からは先週登った大普賢岳が良く見えました。
90番標識から1時間と少しで、奥駈道の地図上では1458Pとされた場所に合流し、行者還岳方面に向かいます。
歩き始めて時間はまだ7時半を過ぎた頃ですが、続けて3組の登山者とすれ違い挨拶を交わしました。和佐又ヒュッテからとかだと時間が早すぎるので、行者還小屋で宿泊された方々だったのかも知れません。
私たちも天川辻を過ぎてすぐに行者還小屋に着きました。去年の11月以来の訪問ですが、相変わらずここの小屋は綺麗で立派です。2部屋に区切られた部屋も清潔に保たれていて快適な避難小屋だと思います。
この時は小屋には誰も居ませんでした。外に設置されたトイレを利用させて頂いて、小休憩のあと再スタートしました。
行者還小屋から荒々しい岩壁の東の斜面沿いの道を進みますが、水場近くの登山道が崩壊している箇所がありました。ただ記憶では去年歩いた時と状況は変わっていないに見えたので、崩壊が進んでいるということはないと思います。因みにこの時の水場は出ていませんでした。
足元の悪いザレ場を慎重に歩いて、少し朽ちた木梯子を登っていくと行者還岳の山頂へ向かう北側の分岐点に着きました。
ここから七曜岳までの区間はまだ歩いたことがない道なので、行者還岳には帰りに寄ることにして、先に七曜岳に向かいます。
途中でみなきケルンと名付けられた慰霊碑を過ぎ、いくつかの小さなピークを越えていく道です。暫くは休憩適地もある広い尾根道でしたが、徐々に細く痩せた尾根になって、尾根芯から右に左に踏み跡が分かれる不明瞭な道が増えて歩き難くなります。
何度かの偽ピークを過ぎて、木梯子が連続する急登を登ると、七曜岳から無双洞への分岐点に着きました。
以前に大普賢岳からこの分岐点を通って無双洞に周回しているので、ここで奥駈道は繋がった訳ですが折角なので七曜岳を目指します。
分岐点からは短い距離ながら急な岩場を登り、最後に鎖場を越えると無人の七曜岳山頂に到着しました。いつの間にか雲が広がって頂上からの展望は得られませんでしたが、前回は狭い山頂が人で一杯で休憩せずにスルーしたので、今回は腰を下ろしてゆっくりと休憩しました。
七曜岳では20分ほど休憩して、大普賢岳方向から他の登山者が到着されたタイミングで下山を開始しました。七曜岳直下の急坂や、途中の痩せ尾根はむしろ下りのほうが危険だった気がします。
帰り道で行者還岳にも登りましたが、展望の得られそうになかったので南側の展望地には向かわずにすぐに下りました。
再び行者還小屋に立ち寄ると今度は何人かの方が休憩中だったので、少し歩かれたルートのお話を伺ったりしながら楽しく過ごしました。
時間はお昼前でしたが、今日は14時に受付が終わる川上村の杉の湯に立ち寄りたかったので食事をせずに下山することにします。
復路の奥駈道を歩いていると曇天だった空から太陽が顔を出して、青空が見えてきました。周囲の山や紅葉も好天に映えだしたので、写真を撮ったりしている間に危うく稜線から下りる目印を見落としそうになりました。
90番標識に下りる尾根道は登りも快適でしたが、下りでも落ちた葉がクッションになって足に優しくサクサクと下れる道でした。
廃トラックのタイタン広場や、ビバークできそうな巨木など目安になるポイントも多いので今後も利用したいです。
尾根から舗装道路が見え始めて鉄階段を下りてゴールに着くと、90番標識の駐車スペースには朝から1台車が増えていました。
帰りは国道169号線に出て、道の駅杉の湯川上に立ち寄りました。ここに隣接されたホテル杉の湯の日帰り温泉の受付が14時までだったので、今まで時間が間に合わなかったのですが、今日は13時50分に着いたので初めて利用することができました。とてもいいお風呂でした♪
奥駈道は吉野から八経ヶ岳まで繋げることができました。八経ヶ岳から釈迦ヶ岳は周回もピストンも日帰りでは難しそうなので、分割して歩くルートを考えてみたいと思います。
そして南奥駈道を歩けるのはいつの日になるのかな〜♪
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