楠畑三角点〜川上新道（昭和山〜槌ノ子峠）〜境谷

2015年10月24日(土) [日帰り]

• GPS: 07:34
• 距離: 12.6km
• 登り: 634m
• 下り: 701m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:23
• 休憩: 1:03
• 合計: 7:26

9:38 つづら畑バス停
11:00 11:19 四等三角点・楠畑
13:38 13:38 昭和山
15:44 16:20 日吉神社
16:32 16:40 境橋（大阪府・和歌山県境）
17:04 山中渓駅

天候

晴れ一時曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：南海本線・樽井駅
09:00 南海樽井駅−09:28 つづら畑（さわやか号） 100円
復路：JR阪和線・山中渓駅

コース状況／危険箇所等

踏跡が不明瞭な個所がいくつかありました。
川上新道の木製プレートがかなり不鮮明になってきました。見落とすと道に迷うことになるでしょう。

写真

10/24 9:38

本日目指していた鉄塔です。巡視路入り口をストビューで確認済みでしたが、、、

10/24 9:41

早速、巡視路に突入と行きたいところでしたが、50cmほど進んだところで、イバラにつかまって動けなくなりました。仕方なく巡視路は諦めました。

10/24 9:50

川上新道の入口です。

10/24 9:51

イノシシ対策の柵を開閉して進みます。

10/24 9:53

マムシ草の赤い実がお出迎え。茎の模様は相変わらずキモチ悪い。

10/24 9:56

谷筋の左岸側の細いルートを登ります。倒木や朽木で歩きにくいです。

10/24 10:07

間違えて支流の谷筋を登ってしまいました。石積みは耕作跡地でしょうか。

10/24 10:11

ちょっと歩きやすくなりました。

10/24 10:14

もうすぐ楠畑乗越の峠です。四辻分岐になっており南方向のルートが川上新道です。

10/24 10:19

川上新道に背を向けて北へ進みます。まずは泉南岬線59号鉄塔に着きました。つづら畑のバス停から見えていた鉄塔の次の鉄塔です。

10/24 10:23

山腹をへつるように進みます。谷側に傾斜していて、滑りやすく歩きにくいです。

10/24 10:46

途中から枯れた竹林となり急激に下っています。この辺りは踏み跡もなく、方位をと地図ロイドの位置確認を頼りに進みます。

10/24 10:55

強引に登り返すとマーキングらしきもの。途中までは黄色テープのマーキングがありましたが、途中で見失っています。

10/24 11:07

黄色のマーキングが復活。これを見逃さないように歩くのが吉です。

10/24 11:12

四等三角点・（点名：楠畑、標高：297.48m）です。点名では「くすばた」と濁るようです。

10/24 11:14

二度と来ることはないと思うので、記念撮影しました。

10/24 11:41

帰路は尾根道を利用しましたが、どこかで方位を間違って西にズレていました。油断大敵です。

10/24 11:59

三角点探しで体力を消耗しました。今回からミニカップ麺とおにぎりのランチ。

10/24 12:20

急坂をよじ登って、境界線の尾根道に出ました。

10/24 12:26

今日はこのお花が沢山咲いていました。但し、撮影する余裕はなし。

10/24 12:38

眼下に採石場が見えました。この区間は道が細く、危険個所とされています。しかし、星田に較べたら天国に見えますよ。

10/24 12:45

「山」と書かれた測量石。何を意味するのか。

10/24 12:49

イノシシの気配があちこちにしますね。幸い遭遇はしませんでした。道をはずすとヤバイかも。

10/24 12:50

こんな歩きやすい広い尾根道区間もありました。

10/24 12:53

木の瘤がスゴイことになっていました。

10/24 12:56

尾根道がクネクネ。味わい深いですが、アップダウンが多くて体力的にはキツイ。

10/24 12:58

川上新道のプレートです。見落とさないようにしましょう。色が褪せて自然に溶け込んでいるプレートも多いです。

10/24 13:04

まっすぐ登っています。ピークの先が見えているので、あせらずゆっくりと進めば良いのですが。。。

10/24 13:11

このプレートは重要ですよ。

10/24 13:19

篠竹に囲まれた楠峠に到着。南北の道はブッシュに沈んでいます。昔はココから南へ、岩出町安上に通じていたと云います。

10/24 13:24

地図入りのプレートがありました。楠峠から三つめのピークが昭和山です。

10/24 13:24

昭和山の手前あたりで、単独行のハイカーに出会いました。ちょっとびっくり。（相手の方が、もっとびっくりしたかも）

10/24 13:38

昭和山に到着。三等三角点（点名：靭峯、標高：374.56m）、明治36年に設置された三角点で、「じんみね」と読む。

10/24 13:39

昭和山の山名プレートが何枚かありました。

10/24 13:44

昭和山から北へ進むのですが、昭和山からの下りが分かりにくい。このプレートを見て、一安心しました。

10/24 13:45

この分岐で岩出へ行けるみたいです。「注」のマークが何を意味するのか気になりますね。だいたい予想できますが、、、

10/24 13:59

こちらのルートはシダやが多い。また、大きなおなかを抱えたジョロウグモの巣が行く手を阻みます。

10/24 14:20

泉南岬線の巡視路に出ました。

10/24 14:20

ここからの急斜面は、プラ階段が設置されています。

10/24 14:23

巡視路の火の用心プレート。ココからしばらくの間、道が細くなって歩きにくいです。プラ階段の設置はありません。

10/24 14:33

境谷への分岐です。境谷方向に進めば、予定の梶路へ行けたかもしれません。次回のお楽しみです。

10/24 14:39

広々とした尾根道にでました。

10/24 14:47

このプレートを見逃して直進すると、ひどい目にあいます。きっと。

10/24 15:14

この手前でちょっと油断して、尾根道を外してしまいました。なんとか復帰。

10/24 15:14

川上新道の最後のプレートです。ここからのルートはちょっと不明瞭。

10/24 15:18

ルーファイするのがめんどくさくなって、強引に谷筋へ下りました。人の歩いた痕跡はあったので、間違いではないかもしれません。

10/24 15:20

槌ノ子峠の少し西側へ出ました。

10/24 15:21

無事に槌ノ子峠へ到着。逆コースで歩く方が分かりやすいかもしれません。

10/24 15:32

境谷へ下るルートは林道ではなく、完全に山道です。しかも、道が細く崩れやすいので、歩きにくいです。

10/24 15:42

ようやく境谷に出ました。

10/24 15:51

日吉神社から見る境谷の集落です。

10/24 16:33

日本最後の仇討ち場です。大阪府と和歌山県の境界で、かつての国境ですね。

10/24 17:02

山中関所跡。

10/24 17:04

山中渓駅に到着。

10/24 17:12

駅のベンチに座って電車を待っていると、空にはお月さんが出ていました。

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

装備

個人装備

山旅ロガーGOLD（超精細モード6秒）＋地図ロイド＋SONY SmartWatch2 FUJIFILM Finepix XP70

感想

Ikoma Nature Walk

「川上新道」とはいこい山岳会（大阪府）の川上都世夫氏が「和泉山脈全山縦走」の完全化を目指して開拓されたコースのことを指しています。平成10年に刊行された「関西の山・日帰り縦走（著者：中庄谷直氏）」に詳しく紹介されました。

同書によれば、「（前略）動物的な山勘を頼りに、複雑に入り組んだ尾根を、たえず地形図と磁石ををにらめっこしながら辿らねばならない」と記されています。今回はバリエーションルートとして、楠畑（くすばた）の四等三角点を訪問して、槌ノ子峠から境谷へ下るルートを歩いてみました。

結果から言うと、前半の楠畑探索で体力を消耗し、予定していた梶路の四等三角点は割愛せざるを得ず、また、最後の下りではルートを外して谷筋を強引に下っています。（ただし、人が歩いた形跡はありました）

言い訳をすると先週の疲れがまだ足に残っており、体力的にもキツかったです。また、意外に蜘蛛の巣が多く張っていて、ペースを乱されたのも原因ですね。川上新道は本書の言う通り道に迷いやすい個所がいくつかありました。そのつど、山スマホで位置確認と方位の修正を行いました。歩いた距離は短いので、脚へのダメージは少なくて済んでいます。次回は、もうちょっと頑張って歩こうかなと思います。

（追記）
楠峠から昭和山の間で道を間違えたというハイカーの方にお会いしました。昭和山で先行することにしたのですが、その後追いついて来られなかったのが気がかりです。道に迷っていなければ良いのですが。。。それとも、当方がルートミスしている間に軽やかに抜き去っていかれたのでしょうか。