ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 751737
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

茅ヶ岳-金ヶ岳 縦走

2015年10月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:00
距離
8.8km
登り
1,101m
下り
1,086m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:32
休憩
1:06
合計
9:38
9:12
70
10:22
10:22
61
11:23
11:23
26
11:49
12:20
29
12:49
12:49
48
13:37
13:37
8
13:45
13:49
43
14:32
14:36
14
14:50
14:50
5
14:55
14:55
9
15:04
15:08
29
15:37
16:00
170
18:50
GPSログを記録していたスマホが原因不明の途中で電源OFFとなったため、写真などから簡易的に時刻を記載しています。
天候 晴天、雲ひとつなし、ほぼ無風
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新宿(07:00発)-JR特急スーパーあずさ1号-韮崎(08:37着)
韮崎駅(08:51発) –(バス韮崎深田公園線)-深田公園(09:11着)
※韮崎駅バス停2番乗り場、土日祝日のみ運行(山梨峡北交通にTelして確認)
コース状況/
危険箇所等
(自分含め)初心者の方に若干難しい箇所あり。
・女岩横の迂回路が道幅狭い箇所(急な勾配を登る)
・三点支持でゴツゴツの岩肌を登る(ストックが使えない)
・茅ヶ岳から下山に使った尾根沿いの山道(乾燥した土と落ち葉で滑りやすい)
乗り場がわからな状態でバス待ちの行列に並んで記録のために写真に撮影したのですが、実際の乗り場は「2番」です。繰り返します「2番」です。
2015年10月25日 08:45撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 8:45
乗り場がわからな状態でバス待ちの行列に並んで記録のために写真に撮影したのですが、実際の乗り場は「2番」です。繰り返します「2番」です。
深田記念公園の駐車場でバスを降りてパンフレットをいただきました。パンフレットに書かれた地図と同じ内容がこの看板です。
ここに標準的なコースタイムなどが記載されているのですが、この時はまだ後に起こる行程遅延は想像もしてません。
2015年10月25日 09:12撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 9:12
深田記念公園の駐車場でバスを降りてパンフレットをいただきました。パンフレットに書かれた地図と同じ内容がこの看板です。
ここに標準的なコースタイムなどが記載されているのですが、この時はまだ後に起こる行程遅延は想像もしてません。
11月以降は日没が早いって書いてますが、10月下旬でも十分に日没は早いです。
2015年10月25日 09:12撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 9:12
11月以降は日没が早いって書いてますが、10月下旬でも十分に日没は早いです。
駐車場を出るとこの看板を見ることになります。
2015年10月25日 09:13撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 9:13
駐車場を出るとこの看板を見ることになります。
この看板で「韮崎」って書いてある方角が駐車場なんですよ。
ここ重要です。
2015年10月25日 09:15撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 9:15
この看板で「韮崎」って書いてある方角が駐車場なんですよ。
ここ重要です。
この分岐まで続くこの登山道、結構石がゴロゴロして歩きにくいです。途中植物が左右から迫り来る箇所があります。
2015年10月25日 09:20撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 9:20
この分岐まで続くこの登山道、結構石がゴロゴロして歩きにくいです。途中植物が左右から迫り来る箇所があります。
2015年10月25日 09:40撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 9:40
女岩の立ち入り禁止看板まで行く途中はこんな道です。赤や黄色の落ち葉が大量に落ちていています。木漏れ日も差し込んで非常に気持ちいい。しかし勾配が急ですでに息が上がります(笑)
2015年10月25日 10:01撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 10:01
女岩の立ち入り禁止看板まで行く途中はこんな道です。赤や黄色の落ち葉が大量に落ちていています。木漏れ日も差し込んで非常に気持ちいい。しかし勾配が急ですでに息が上がります(笑)
道の脇にはこのような大きな岩がゴロゴロしてます。
帰りの尾根沿い登山道はこんな大きな岩の上を歩く箇所がいくつもあり、とても歩きにくかった。。。
2015年10月25日 10:18撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 10:18
道の脇にはこのような大きな岩がゴロゴロしてます。
帰りの尾根沿い登山道はこんな大きな岩の上を歩く箇所がいくつもあり、とても歩きにくかった。。。
女岩方面はここで立ち入り禁止。
さて迂回路は、、、(右を向くと)
2015年10月25日 10:22撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 10:22
女岩方面はここで立ち入り禁止。
さて迂回路は、、、(右を向くと)
これが迂回路です。
他の方の山行記録でも書かれていますが、とても急勾配です。
見た目的に非常にビビった我々です。
2015年10月25日 10:23撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 10:23
これが迂回路です。
他の方の山行記録でも書かれていますが、とても急勾配です。
見た目的に非常にビビった我々です。
迂回路を登っていくと水平に移動していきます。
道幅が狭くなっている箇所があり、なんとなく怖いんです。
下の方には垂直な岩盤が見えてました。
あれが女岩(?)なのかな?
2015年10月25日 10:27撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 10:27
迂回路を登っていくと水平に移動していきます。
道幅が狭くなっている箇所があり、なんとなく怖いんです。
下の方には垂直な岩盤が見えてました。
あれが女岩(?)なのかな?
必死に登っているから気づかないんですが、上を見ると紅葉がちょびちょびありました。
もう終わりなんでしょうね。
2015年10月25日 11:11撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 11:11
必死に登っているから気づかないんですが、上を見ると紅葉がちょびちょびありました。
もう終わりなんでしょうね。
迂回路を上り詰めるとこの看板。
あっちが茅ヶ岳の頂上だね。
2015年10月25日 11:17撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 11:17
迂回路を上り詰めるとこの看板。
あっちが茅ヶ岳の頂上だね。
しばらく行くと深田久弥先生がお亡くなりになった場所です。
深田久弥先生は日本百名山の著者です。

※なぜかヤマレコの画像アップロードでエラーになったのでExifなし(以下撮影日時)
2015/10/25 11:23:31
しばらく行くと深田久弥先生がお亡くなりになった場所です。
深田久弥先生は日本百名山の著者です。

※なぜかヤマレコの画像アップロードでエラーになったのでExifなし(以下撮影日時)
2015/10/25 11:23:31
頂上が近づいていくと富士山の眺望が。
やはり日本人には富士山だなぁ。。。

頂上が近づいてくると岩がゴツゴツした斜面が多くなります。
初心者向け登山道になれた人には「これ本当に登山道なの?」って感じです。
頂上から降りてくるおばちゃんから「もうすぐ頂上だよ」って声をかけていただきました。
2015年10月25日 11:37撮影 by  iPhone 6, Apple
2
10/25 11:37
頂上が近づいていくと富士山の眺望が。
やはり日本人には富士山だなぁ。。。

頂上が近づいてくると岩がゴツゴツした斜面が多くなります。
初心者向け登山道になれた人には「これ本当に登山道なの?」って感じです。
頂上から降りてくるおばちゃんから「もうすぐ頂上だよ」って声をかけていただきました。
やっと頂上に到達!
看板の反対側「尾根道」は帰りに通ります。
2015年10月25日 11:49撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 11:49
やっと頂上に到達!
看板の反対側「尾根道」は帰りに通ります。
やった!あれが団子看板です。
ちょうど12時直前というのもあり、多くの登山客がご飯を食べてました。10組くらいはいたんじゃないかな。
2015年10月25日 11:50撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 11:50
やった!あれが団子看板です。
ちょうど12時直前というのもあり、多くの登山客がご飯を食べてました。10組くらいはいたんじゃないかな。
影で自撮り(笑)
2015年10月25日 11:51撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 11:51
影で自撮り(笑)
今まで助六寿司でしたが今回は奮発して「30品目バランス弁当(税込900円)」にしました。ちょっとづつ色々な食材が入っていて非常に美味しい!次もこれにしようと思います。
2015年10月25日 11:59撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 11:59
今まで助六寿司でしたが今回は奮発して「30品目バランス弁当(税込900円)」にしました。ちょっとづつ色々な食材が入っていて非常に美味しい!次もこれにしようと思います。
茅ヶ岳山頂から金ヶ岳です。2つのピークがあります。
2015年10月25日 12:24撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 12:24
茅ヶ岳山頂から金ヶ岳です。2つのピークがあります。
金ヶ岳に向かうのですが一旦100m下るんですよ。
帰りはまた同じルートを下って登る必要があります。
2015年10月25日 13:08撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 13:08
金ヶ岳に向かうのですが一旦100m下るんですよ。
帰りはまた同じルートを下って登る必要があります。
金ヶ岳に向かう途中に茅ヶ岳と富士山の両方が並んで見える箇所があります。この景色を目に留めてもうひと頑張り。
2015年10月25日 13:17撮影 by  iPhone 6, Apple
2
10/25 13:17
金ヶ岳に向かう途中に茅ヶ岳と富士山の両方が並んで見える箇所があります。この景色を目に留めてもうひと頑張り。
観音峠側のルートへの分岐。
2015年10月25日 13:37撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 13:37
観音峠側のルートへの分岐。
金ヶ岳の南峰に到着。
何もなく岩があるのみ。
2015年10月25日 13:45撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 13:45
金ヶ岳の南峰に到着。
何もなく岩があるのみ。
休憩を挟んで金ヶ岳の頂上に向かいます。結構な急坂を下ります。
2015年10月25日 13:49撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 13:49
休憩を挟んで金ヶ岳の頂上に向かいます。結構な急坂を下ります。
南峰と頂上の途中で眺望が開け市街地が見えます。あれは北杜市かな?
2015年10月25日 13:54撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 13:54
南峰と頂上の途中で眺望が開け市街地が見えます。あれは北杜市かな?
金ヶ岳の頂上です!
ここまで来るのに何度も上り下りを繰り返し心が折れそうになりながら到着したので喜びもひとしお。
2015年10月25日 14:02撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 14:02
金ヶ岳の頂上です!
ここまで来るのに何度も上り下りを繰り返し心が折れそうになりながら到着したので喜びもひとしお。
金ヶ岳頂上から富士山を眺める。雲ひとつない最高の眺望。
2015年10月25日 14:14撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 14:14
金ヶ岳頂上から富士山を眺める。雲ひとつない最高の眺望。
金ヶ岳頂上の三角点タッチ!
2015年10月25日 14:32撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 14:32
金ヶ岳頂上の三角点タッチ!
さて茅ヶ岳まで戻るか
2015年10月25日 14:36撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 14:36
さて茅ヶ岳まで戻るか
石門を裏側から見る(1)
2015年10月25日 15:04撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 15:04
石門を裏側から見る(1)
石門を裏側から見る(2)
2015年10月25日 15:06撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 15:06
石門を裏側から見る(2)
茅ヶ岳まで戻ってきました。
他の登山客はいない我々だけの独占状態。
くつろいでいるととっても軽装のおじさんがやってきて、尾根道を下って行きました。
手を後ろに組んでヒョイヒョイ下って行きました(上級者なんだろうな)。
2015年10月25日 15:37撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 15:37
茅ヶ岳まで戻ってきました。
他の登山客はいない我々だけの独占状態。
くつろいでいるととっても軽装のおじさんがやってきて、尾根道を下って行きました。
手を後ろに組んでヒョイヒョイ下って行きました(上級者なんだろうな)。
茅ヶ岳三角点とパチリ。
2015年10月25日 15:39撮影 by  iPhone 6, Apple
1
10/25 15:39
茅ヶ岳三角点とパチリ。
そろそろ日が暮れそうだし尾根道を下ります。
2015年10月25日 16:00撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 16:00
そろそろ日が暮れそうだし尾根道を下ります。
夕日が周りの景色を美しく染めます。
2015年10月25日 16:06撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 16:06
夕日が周りの景色を美しく染めます。
そろそろ日没だよ!深田公園の最終バスはとっくに無くなってるよ!
2015年10月25日 16:44撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 16:44
そろそろ日没だよ!深田公園の最終バスはとっくに無くなってるよ!
日没後の尾根道。まだ足元は見えます。
2015年10月25日 16:44撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 16:44
日没後の尾根道。まだ足元は見えます。
尾根道の反対側は真っ暗・・・
2015年10月25日 16:44撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 16:44
尾根道の反対側は真っ暗・・・
完全に太陽は消えました。
ヘッドランプを装着します。
2015年10月25日 16:45撮影 by  iPhone 6, Apple
10/25 16:45
完全に太陽は消えました。
ヘッドランプを装着します。
ヘッドランプを頼りに尾根道を下ると道の横に四つん這いポーズの木が現れてドキッ!
なかなか駐車場に到着しない・・・
2015年10月25日 17:53撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/25 17:53
ヘッドランプを頼りに尾根道を下ると道の横に四つん這いポーズの木が現れてドキッ!
なかなか駐車場に到着しない・・・
ようやく駐車場の看板発見!
もうすぐだ!(って思って歩くんですが全然到着しません)
2015年10月25日 17:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/25 17:54
ようやく駐車場の看板発見!
もうすぐだ!(って思って歩くんですが全然到着しません)
途中までは「駐車場」って看板なのに、駐車場に近づくにつれ「韮崎」に変わります。
これは分かりにくいからやめてほしい。
2015年10月25日 17:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/25 17:57
途中までは「駐車場」って看板なのに、駐車場に近づくにつれ「韮崎」に変わります。
これは分かりにくいからやめてほしい。
真っ暗闇の中駐車場にタクシーを配車してもらい、そのまま白山温泉に直行!この温泉はノーベル賞の大村博士がオーナーとのこと。気持ちいいお湯を堪能し、さて生ビールを飲もうと思いましがが、こちらは休憩所でご飯を食べることができず・・・
駅までタクシーを飛ばして駅前の魚民で無事乾杯。
2015年10月25日 19:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
10/25 19:55
真っ暗闇の中駐車場にタクシーを配車してもらい、そのまま白山温泉に直行!この温泉はノーベル賞の大村博士がオーナーとのこと。気持ちいいお湯を堪能し、さて生ビールを飲もうと思いましがが、こちらは休憩所でご飯を食べることができず・・・
駅までタクシーを飛ばして駅前の魚民で無事乾杯。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 保険証 携帯 時計 タオル ストック
共同装備
GPS ファーストエイドキット 常備薬

感想

今回第4回目の山行となります。
初の中級者向け登山コースのチャレンジでした。

深田公園からスタートし、女岩のところまでは緩やかな勾配ですが、長く続くため結構息が上がりました。
紅葉も終わりかけの状態であるためか、落ち葉の量が多く歩きやすいとは言えません。

女岩の立ち入り禁止看板まで来ると、そこから右手方向に迂回します。
その迂回路ですが写真のコメントにも書きましたが、結構な急勾配を上る必要があります。
今まで初心者コースでストック使って楽々ハイキングしてきた我々はちょっとビビりました。実際登り始めるとストックが邪魔になるところと、使った方が楽になるところが交互に現れる感じで、岩がゴツゴツした箇所は(ストラップをつけたまま)ストックを手放して三点支持で登る方が安全だと思います。
三点支持については以下の記事が参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=45

この迂回路を進んでいき、水平移動する道から下を覗くと大きな岩盤が見えました。後ろを歩いていたおばさんたちも言ってましたが、おそらくあれが女岩だと思います。
今は女岩を見ることができないので、写真は以下のブログ記事を参照ください。
http://taniku1.blog55.fc2.com/blog-entry-386.html

迂回路を稜線まで登りきり山頂に向かう途中で深田久弥先生の終焉の地に到着。しばし日本百名山に思いを馳せつつ手を合わせました。
その後山頂を目指しますが、何度か岩場を登る箇所が出てきます。
ここで何度か心が折れそうになりながらも、周りのおばさんたちがスイスイ上り下りする姿を見ながら頑張っていきます。
なぜ心が折れそうになるかといえば「俺たちこんな難しいところに来て無事に帰れるの?」って考えが頭をよぎるからです。
落ち着いて対処すればクリアはできますが、一つ間違えば滑落の危険がある場所です。気をつけて行きましょう。

若干難易度が高い場所をクリアしてようやく茅ヶ岳山頂に到着します。すでに多くの登山客が昼食を取っていて、我々はちょっと遅めだったようです。深田公園の駐車場看板にもありましたが、この時期早めに登り始めないと茅ヶ岳→金ヶ岳の縦走は時間的に厳しいです。
体力のない人はここで深田公園駐車場に引き返した方が無難です。

事前のリサーチ通りここからの眺望は360度ぐるりと周囲の山並みが見渡せます。「あそこは前回のぼった大菩薩嶺、あそこは来年チャレンジした金峰山。あっちや八ヶ岳!」興奮しながら景色を楽しみます。

昼食を食べ我々は金ヶ岳を目指します。
ここからはメンタルとの戦いです。
早速100mほど下ることになります。「こんなに下るの!」って思わず声が出ちゃうくらいです。
ここで心が折れるなら引き返してください(笑)

途中茅ヶ岳と金ヶ岳を結ぶ平坦な尾根道で金ヶ岳を見上げます。ここからまた160m登るぞ!って自分に言い聞かせます。
登り始めると茅ヶ岳と富士山を両方見られるポイントがあります。今まで居た場所を上から俯瞰できるってすごくないですか?
頑張ってここまで来た人へのご褒美だと思います。

石門をくぐり抜け三点支持で登る岩場を何度か通過し、心が折れそうなタイミングで金ヶ岳の南峰に到着します。
しかしここはゴールではありませんので、さらにその先を急ぎます。
また少し急勾配を下ると眺望が開けて北杜市が見渡せました。ここ夜景で見たらきれいだろうな(夜景が見られる時間帯にここにいたら遭難ですからね)。

南峰から頂上までは約40分かけて到着しました。だいたい2倍の時間がかかってます。この辺が初心者たる所以ですね。
しかしここまで苦労して到着したわけですし、喜びもひとしおです。思わず記念撮影でも万歳しちゃいました。
すでに14:30であり予定通過時刻を30分超過しており、さっさと戻ることにしました。茅ヶ岳から金ヶ岳まで標準ルートタイム1時間の所、なんと2時間10分かかってました。
逆方向へは1時30分でしたのでいかにメンタルが影響していたのかがわかるかなと。

15:30に茅ヶ岳山頂まで戻ってきたら誰一人いません。深田公園の最終バスは16:15なので、すでにバスで帰ることができない時間なので当然です。
ここでもしばし独占状態で記念撮影をしてようやく下山します。
帰りは尾根道でサクッと1時間30分で帰る予定でしたが、尾根道は晴天による乾燥で土がサラサラになっており、足がとられます。さらに落ち葉も上に重なっていて予想以上に歩きにくい。
そんなこんなでペースダウンによる行程遅延で途中で日没を迎えてしまいました。
まさか使うと思っていなかったヘッドランプを装着し、真っ暗な尾根道を下っていきます。
途中大きな岩が何度も現れ、お尻を岩につけて降りる場所もあります。この季節特有なのかもしれませんが、結局標準ルートタイムの2倍かかって駐車場までたどり着くことができました。
やはり登山にはヘッドランプ必須だと改めて思いました。
(まさかこんなに早く使うとは思ってなかった)

下山途中転倒などもありながらも、全員無事に帰ることができたということで本当に良かった。

教訓:初心が中級者以上の山に登る場合、通常のルートタイムの2倍かかる想定で計画を立てること!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:937人

コメント

はじめまして、軽装のおじさんです
 軽装のおじさんこと、akeno7115です。
 無事に下山されて何よりです。話の節々から初心者であることは分かっていましたが、茅ヶ岳山頂を下山開始される時間が遅かったのでちょっと心配はありました。
 深田公園側のコースは登山者も多く熊の目撃は聞きませんが、茅ヶ岳周辺は結構熊が出没するので(とくに今回のように夕方など)、注意したほうが良いですね。
 この時期は落ち葉で滑りやすくなるのですが、しばらく雨が無いのでだいぶ乾燥してことさら歩きにくかったですね。
 この先いろいろな経験を積まれて、鳳凰や甲斐駒などもトライしてみてください。
2015/10/26 22:09
Re: はじめまして、軽装のおじさんです
はじめまして。初心者ハイカーのmoogindigoです。
ご心配をかけて申し訳ありませんでした。無理のない計画を立てようと心に誓いました。
そして、、、熊対策はノーチェックでした。これからは計画時に熊の出没情報もチェックしてみます。
今後ともよろしくお願いします!
2015/10/27 0:30
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
茅ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
茅ヶ岳の大明神岳尾根ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら