比叡山 大比叡と四明岳〜比叡山坂本駅から周回

2015年10月31日(土) [日帰り]

• GPS: 32:00
• 距離: 15.4km
• 登り: 943m
• 下り: 924m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:36
• 休憩: 1:56
• 合計: 6:32

8:42 比叡山坂本駅
8:51 8:54 坂本駅（京阪電車）
9:03 9:03 本坂登山口
10:01 10:03 法然堂
10:13 10:15 延暦寺根本中堂
10:29 10:30 延暦寺東塔
10:51 10:52 大比叡
10:56 11:07 四明岳駐車場
11:20 12:15 比叡ガーデンミュージアム（四明岳）
12:39 12:47 坂本ケーブル延暦寺駅
13:07 13:11 紀貫之の墓
14:01 14:03 日吉東照宮
14:15 14:18 日吉大社
14:40 15:04 日吉そば
15:14 比叡山坂本駅

※ルートは手書きです。
　（2日目の朝、ついいつもの習慣で歩き始める前にGPSのログを消してしまった・・・）

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「46　京都北山」（2015年版）
・山と渓谷社　新・分県登山ガイド24　滋賀県の山　「28　比叡山」

天候

アクセス

利用交通機関：

電車

町田→新横浜→京都→比叡山坂本　JR横浜線・東海道新幹線・湖西線　8,210+10,150


起点・終点：比叡山坂本駅

雄琴温泉　あがりゃんせ（比叡山坂本駅から無料送迎バス）

比叡山坂本→山科→野洲　JR湖西線・東海道本線　670
野洲セントラルホテル（泊）

コース状況／危険箇所等

・比叡山坂本駅から延暦寺までは、道標完備で難しいところはない。
・延暦寺に着くと、山頂への案内は見当たらなかった。東塔と阿弥陀堂の間を奥に進んで、東塔の塀の脇に登り口がある。東塔の裏手の古い墓地の前を登る。
・双耳峰の比叡山、最高峰の大比叡は人工物の裏手に一等三角点がある。道標はない。そして展望もない。
・大比叡から少し四明岳の方に下ると、広い駐車場があり、ここからの眺めがいい。大比叡からわずか5分ほどだし、戻る場合でも舗装路の巻き道があるので、展望が欲しい人は行っておいた方が良さそう。
・比叡山の片割れ、四明岳の山頂は、有料施設の中。三角点とか標示はなかったが、山頂が踏めて駐車場よりもさらに眺めがいい。でも入園料1,030と高い。悩ましいところ。
・比叡山からケーブルカーの山頂駅と紀貫之の墓を経ての下りは、道は細めであるが明瞭で道標完備。ただ紀貫之の墓から先は急坂が多い。

○コース中の有料施設
・ガーデンミュージアム比叡　1,030
・日吉大社　300

その他周辺情報

○雄琴温泉　あがりゃんせ　1,900(休日料金)

写真

10/31 8:08

京都駅。
JR湖西線の各駅停車は緑の列車。

10/31 8:13

でも乗ったのはこっちの新快速。

10/31 8:28

比叡山坂本駅のホームから。
少しだけ琵琶湖が見えた。

10/31 8:30

比叡山坂本駅。
少しだけ比叡山。

10/31 8:42

比叡山坂本駅。
いい天気。

10/31 8:42

カラフルなマンホールの蓋。
たくさんのものをびっしりと詰め込んである。

10/31 8:44

国道の下を潜る。

10/31 8:47

日吉神社の鳥居。
正面には比叡山が見える。

10/31 8:51

京阪電車の坂本駅。

10/31 8:54

駅前にはツワブキがたくさん。

10/31 8:57

日吉大社の大きな鳥居。
ここから広い馬場道。

10/31 8:58

馬場道の両脇には、趣のある細い道。

10/31 9:03

馬場道が終ると、日吉大社の赤い鳥居。

10/31 9:03

赤い鳥居を見送って、ここから比叡山へ。

10/31 9:04

大きな常夜灯。

10/31 9:05

まずは階段から・・・

10/31 9:08

ここで階段は終わり。
比叡をこめて　啼くほととぎす

10/31 9:09

舗装路をしばらく進む。

10/31 9:11

ケーブルカーが見えた。

10/31 9:11

琵琶湖も見えた。

10/31 9:11

ここからが本格的な登り坂。
たくさんの子供たちが登っている。

10/31 9:35

道は深い窪になっていて、古道の趣。

10/31 9:46

道の脇には何やら古い宝篋印塔。

10/31 9:49

石仏には花と飲み物が供えられている。

10/31 9:50

檀那院覚運の基所。

10/31 9:51

覚運は檀那院に住んでいた、平安時代の僧。

10/31 9:55

古い石垣。
昔は多くの建物があったのか。

10/31 9:56

石垣の階段を上がってみると、お堂があり、その中にひっそりと石仏。

10/31 9:57

お堂と灯篭。

10/31 10:01

道は舗装路に変わると、なにやら南無阿弥陀仏の幟がたくさん。

10/31 10:02

ここが、法然堂。
浄土宗の開祖、法然が15才の頃に師事していたところらしい。

10/31 10:07

さらに舗装路を登ると、延暦寺会館。
この建物は、麓からよく見える。

10/31 10:08

我が道を行く。
栃木の足利からここまで歩いた記念碑。すごい！

10/31 10:09

この階段を上がると・・・

10/31 10:10

文殊楼。

10/31 10:12

文殊楼を通って急階段を下る。

10/31 10:13

文殊楼への急階段。

10/31 10:13

この門の先が本堂にあたる、根本中堂。
この中に入るのは有料。

10/31 10:15

根本中堂から緩坂を登って・・・

10/31 10:18

広場に出る。

10/31 10:18

紅葉がいい感じ。

10/31 10:20

参道の紅葉。

10/31 10:22

大講堂。

10/31 10:25

戒壇院。

10/31 10:28

阿弥陀堂と東塔。

10/31 10:30

東塔。
阿弥陀堂と東塔の間から裏手に行くと、山頂への道がある。

10/31 10:33

古い墓地の前を通って・・・

10/31 10:35

山頂への道標。

10/31 10:46

しばらく登ると、アンテナ。

10/31 10:47

舗装路に出たら、ここで左へ。
道標はない。

10/31 10:49

この辺りが山頂のはずだけど・・・人工物だらけ。

10/31 10:49

なぜか山頂付近は道標がまったくない。

10/31 10:50

人工物を回り込んで、この細道の先に・・・

10/31 10:51

大比叡の山頂。

10/31 10:52

大比叡の山頂には、一等三角点。

10/31 10:55

四明岳の方に少し下ると、広い駐車場。

10/31 10:59

駐車場からはいい眺め。
京都市街が見える。

10/31 10:59

あれは生駒山。

10/31 11:02

こっちは北側。

10/31 11:03

蓬莱山、かな？

10/31 11:03

北側の琵琶湖も少し見える。

10/31 11:03

あの山間の集落が大原。

10/31 11:04

琵琶湖に浮かぶ・・・
竹生島はもっと北のはずだから・・・沖島かな？

10/31 11:08

もうひとつの山頂、四明岳はガーデンミュージアム比叡の中。
悩んだ末に、入ることにした。

10/31 11:10

この季節でも、中は花畑。

10/31 11:12

ここはスイレンが良さそう。
道々に絵画も展示してある。

10/31 11:14

見たこともない花がたくさん。

10/31 11:14

コスモスもたくさん。

10/31 11:14

ちょっとピントを外してしまった・・・

10/31 11:17

展望台から、琵琶湖が見える。

10/31 11:18

展望塔へ。

10/31 11:20

ちょっと古めの展望塔からは、ほぼ360度の大展望。
昔は床が回転していたらしい。

10/31 11:20

広く京都市街。

10/31 11:20

北側の山並み。
こっちは全く無知。
丹波高地、でいいのかな？

10/31 11:21

となりの大比叡。

10/31 11:22

そして、琵琶湖の南側。

10/31 11:24

大津市街。

10/31 11:29

外に出て、ススキを交えて。

10/31 11:35

レストランで昼食。
チーズinハンバーグ。
サラダとパンが食べ放題。

10/31 12:09

琵琶湖とコスモス。

10/31 12:12

これもコスモス、なのかな？

10/31 12:13

見たこともない花がたくさん。

10/31 12:17

駐車場に戻って、正面に大比叡。

10/31 12:20

戻りは舗装された巻き道で。

10/31 12:25

東塔には戻らずに、そのまま稜線を行く。

10/31 12:26

智證大師円珍の廟。
平安時代の僧。
役行者に倣って大峯山と葛城山と熊野三山を巡礼し、さらには唐にも渡ったのだとか。

10/31 12:31

墓地の前を下っていくと・・・

10/31 12:32

琵琶湖の眺め。

10/31 12:34

車道に飛び出す。
ここは比叡山ドライブウェイ。
歩道はないので車に注意。

10/31 12:35

弁才天の鳥居を潜って、奥の道を下る。

10/31 12:39

坂本ケーブルの延暦寺駅。

10/31 12:40

無動寺の参道も気になるけれど・・・今回はこっちには行かない。

10/31 12:40

延暦寺駅前の紅葉。

10/31 12:41

そして琵琶湖の眺め。

10/31 12:42

坂本ケーブルの延暦寺駅。

10/31 12:44

延暦寺駅の前で・・・
ピーナツの破片が箱に入れてある。
取り出そうとすると、ヤマガラが近寄ってきて・・・

10/31 12:46

手の平にピーナツを乗せると・・・
手乗りヤマガラ。

10/31 12:46

ピーナツを啄ばんで、飛び去っていく。
すっかり人に慣れている。

10/31 12:47

延暦寺駅の脇から線路に沿った道を下る。

10/31 12:55

途中の枝道の先にあった、ドイツ人の権大僧正の墓碑。

10/31 13:00

展望台と紅葉。
・・・でも展望はなかった。

10/31 13:02

なぜかブランコ。
廃屋もあるので、昔は茶屋などがあったのだろうか。

10/31 13:08

紀貫之の墓。

10/31 13:11

紀貫之の墓がある裳立山。

10/31 13:20

急坂を一気に下って、無動寺道に出る。

10/31 13:21

遠見岩からの琵琶湖。

10/31 13:31

ずいぶん立派な碑は大正二年と書いてある。
昔は賑やかな観光地だったのだろうか。

10/31 13:35

枝道の先に、法華塔。

10/31 13:36

道々に石仏がある。

10/31 13:36

昔は栄えていた感じがする道。

10/31 13:42

沢と石仏。

10/31 13:44

どの石仏も大事にされている。

10/31 13:44

浄刹結界の碑。
比叡山延暦寺の境界を示す碑らしい。

10/31 13:51

道は舗装路に変わって鎖を越える。

10/31 13:54

車道に出ると、琵琶湖が少し見える。

10/31 13:58

日吉東照宮に寄り道。
急階段がキツい・・・

10/31 14:01

急階段を登りきって、日吉東照宮の境内から。

10/31 14:02

日吉東照宮。
ここも門から先は有料。

10/31 14:03

サザンカ。

10/31 14:08

朝通った場所、常夜灯の坂本登山口に戻ってきた。

10/31 14:10

せっかくなので日吉大社も観光。
この参道は紅葉がいいらしい。

10/31 14:11

日吉大社の変わった鳥居。
山王鳥居。

10/31 14:12

山王神の使いの「まさる」。

10/31 14:14

西本宮の楼門。

10/31 14:14

ここにも猿。

10/31 14:16

西本宮の本殿。
日吉造りという、ここにしかない独特の形なのだそうで、国宝。

10/31 14:17

背面から見ると、独特の屋根の形状。

10/31 14:18

よく見ると、軒下に猿がいる。

10/31 14:19

宇佐宮。
これも日吉造りでかなり古い。

10/31 14:21

大中小。
奥が白山宮。

10/31 14:25

次は、東本宮。

10/31 14:27

東本宮の本殿も、日吉造りで国宝。

10/31 14:29

木造の狛犬。

10/31 14:29

東本宮の全体。

10/31 14:30

東本宮の楼門。

10/31 14:31

二宮橋。
渡れるのは山王祭の時だけらしい。

10/31 14:33

日吉の馬場道に戻ってきた。

10/31 14:45

日吉そばで、普通にざるそば。

10/31 15:04

日吉そば。

10/31 15:15

比叡山坂本駅に戻ってきた。
ここから送迎バスでおごと温泉へ。

10/31 17:14

温泉後の食事。
近江牛すじうどん。

10/31 17:38

再び比叡山坂本駅。
もうすっかり夕暮れ。

10/31 17:40

駅のホームで、対岸の夜景。
草津市街だろうか？
三脚はないので手持ちでがんばる。

10/31 18:30

野洲駅に到着。
この近くのビジネスホテルで一泊。
明日は大文字山へ。
おやすみ〜

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

年に一度は琵琶湖エリアに1泊で。
昨年は2度、春に小谷山と賤ヶ岳、秋に竹生島と霊仙山。
今年は1日目に比叡山、2日目に隣の京都の大文字山を歩くことにした。
本当は11月後半の3連休に行くつもりだったけど、宿が確保できなかった・・・
（それにしても、この時期の京都はビジネスホテルですら1泊2万円くらい！この異常なまでの価格変動はなんとかならないのかな・・・）
なので、紅葉には少し早いが、野洲に手頃な価格のビジネスホテルが確保できたので、この日にした。

比叡山は山頂直下まで車で上がれる山だけど、もちろん歩きで。
電車でアクセスしやすい琵琶湖側の比叡山坂本駅から。
麓の坂本は歴史ある町のようで、社寺仏閣が多くなかなか趣のある町。

登山道は、「人道くぼ」とでも言うのか、多くの人が歩きそこに雨水が流れ、また人に踏まれてならされる。
それが長い年月をかけて繰り返され、地面は深くえぐられて窪状の道になる。
そういった感じの道に見える。
かと思えば、時折目の粗い古そうなコンクリート片もあり、一度舗装された後に壊れるままに放置されたようなところもある。
そのうちに道はきれいなアスファルトになり、延暦寺に着く。

延暦寺は、観光客とか修学旅行の学生とかでとても賑やか。
古く立派なお堂を見て回ってから、山頂を目指す。
が、山頂への道標は見当たらない。
地図を頼りに、東塔と阿弥陀堂の間を奥に行くと、山頂への道があった。
大比叡の山頂は人工物が多く、一等三角点はあるが展望はない。
少し物足りなさを覚えつつ、四明岳の方にわずかに下ってみると、広い駐車場があり、ここからの眺めがいい。

双耳峰の比叡山。大比叡と対をなすもう一方の四明岳は、有料施設の中。
入園料は安くないので、入るかどうかずいぶん迷ったが、眺めも良さそうだし食事もできそうなので、入ることにした。
山頂の標示は見つけられなかったが、園内にはみたこともない花がたくさん咲いていて、眺めもいい。
ちょっと古めの展望塔に上がれば、ガラス越しではあるものの、ほぼ360度の展望が得られる。
レストランで食事をしつつひと休みしたら、下りにかかる。

下りは紀貫之の墓を経て無動寺道から。
まずは坂本ケーブルの山頂側の延暦寺駅。
駅舎のすぐ前に、面白いものがあった。
箱に入れてあるピーナツの破片を、手の平に乗せて少し待つと、どこからともなく野鳥が飛んできて手に留まって破片を啄ばむ。
すっかり人に慣れているようで、かなり近くで野鳥を見られる。

延暦寺駅の脇の道からケーブルカーのレールに沿った細い道を下る。
道が広くなると、紀貫之の墓がある裳立山。展望なないが広い山頂で休憩にはよさそう。
ここから無動寺道への下りは急坂。
無動寺道と合流すると、傾斜は緩む。
そして、岩が目立つようになり、所々に石仏が見られる。

沢筋に出ると、そのうちに道は舗装路になり、車止めの鎖を越えてしばらくで車道に出る。
あとは、日吉東照宮に寄りつつ、日吉大社をひと巡りして、比叡山坂本駅に戻る。

宿はビジネスホテルで温泉も夕食もないので、比叡山坂本駅から送迎バスに乗って、雄琴温泉の「あがりゃんせ」へ。
ここで温泉と夕食。
あとは電車で野洲に向かって宿泊場所へ。
これで1日目は終了。

さて、翌日は大文字山。
大文字山だけだと短いので、下山場所の銀閣寺から観光しつつ京都駅まで歩いてみる予定。
なんだか、大人の遠足ならぬ大人の修学旅行、といった感じ。

（2日目、大文字山と京都観光は別レコで）

〜〜〜関連〜〜〜
○2日目　大文字山と京都観光
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-756448.html
○これまでの琵琶湖エリア
・2014年11月　竹生島と霊仙山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-540976.html
・2014年3月　2日目　賤ヶ岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-421178.html
・2014年3月　1日目　小谷山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-419164.html
・2013年4月　2日目　彦根城と佐和山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-291099.html
・2013年4月　1日目　繖山と安土山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-290251.html
○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/byPraB67e3wKRaxB6