生瀬〜武庫川渓谷廃線跡〜武田尾

2024年11月30日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.1km
• 登り: 282m
• 下り: 223m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:44
• 休憩: 1:03
• 合計: 2:47

9:59 ＪＲ「生瀬」駅
10:05 大多田橋交差点
10:05 「生瀬トンネル」東入口
10:19 10:21 武庫川渓谷廃線跡 入口（生瀬側）
10:22 名塩川橋梁
10:27 姥ケ懐川橋梁
10:30 北山第１トンネル 南入口
10:47 北山第２トンネル 南入口
11:06 溝滝尾トンネル 南入口
11:08 11:10 第２武庫川橋梁
11:10 長尾山第１トンネル 南入口
11:26 11:29 親水広場（＝亦楽山荘・桜の園入口）
11:30 長尾山第２トンネル 南入口
11:34 長尾山第３トンネル 南入口
11:40 武庫川渓谷廃線跡 出口（武田尾側）
11:40 12:36 食事処「はたくま（畑熊商店）」
12:41 武田尾温泉 入口
12:45 神戸市水道鉄橋
12:46 ＪＲ「武田尾」駅

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

（行き）JR「生瀬」駅から徒歩で「武庫川渓谷廃線跡」入口へ
（帰り）廃線跡から徒歩でJR「武田尾」駅へ出て電車でJR「宝塚」駅へ

コース状況／危険箇所等

一般的に「武庫川渓谷廃線跡」と呼ばれて親しまれている西宮市のハイキングコースは、正式名は「JR福知山線廃線敷」という。深い渓谷美が素晴らしく、街中歩きと同様の軽装で気軽に歩ける。照明のない長いトンネルを数か所抜ける必要があるので、同行者も含め誰か一人は懐中電灯の携行が必要。

＜2018年3月31日の山行記録はコチラ＞
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1415855.html
＜2020年11月8日の山行記録はコチラ＞
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2717499.html
＜2021年12月2日の山行記録はコチラ＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3802769.html
＜2022年4月4日の山行記録はコチラ＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4141709.html
＜2022年9月11日の山行記録はコチラ＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4675760.html
＜2023年10月21日の山行記録はコチラ＞
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6089296.html

写真

11/30 10:02

JR生瀬駅から西へ徒歩3〜4分程の大多田橋交差点。「生瀬トンネル」造成の長い工事に伴って道路が大きく付け替えられ、最近ようやく新しい道路のほうに完全に切り替えられた

11/30 10:02

以前の道路があった場所はさらに工事が進められていて、その痕跡が分からない状態になりつつある。新しい分岐道が作られているような様子も伺える

11/30 10:04

JR線の鉄橋の近くまで進む。真正面に新しい「生瀬トンネル」の入口が見える。車道と歩道が明確に分けられていて歩行者は安全に歩けるようになった

11/30 10:05

「生瀬トンネル」の歩行者用道路へ入る。入口付近の壁はがっちりと補強されている

11/30 10:05

少し奥へ入ると補強壁がなくなり、なんだか白い布をかぶせただけのように見える外壁に変わる

11/30 10:06

ほんの20秒ほどのところで右に曲がり、2車線の自動車用道路と合流する

11/30 10:06

しばらくの間、車道と歩道が並んだ状態でトンネルを抜ける

11/30 10:09

トンネルの出口付近も歩行車用道路は高いパネルで仕切られていて安全は確保されている

11/30 10:16

自動車専用道路の高架下をくぐってすぐのところの横断歩道（信号機なし）を渡り、「武庫川渓谷」の上流を見下ろす

11/30 10:28

渓谷の中でも最大クラスの巨岩が鎮座している、スケールの大きな素晴らしい景色をまじかに見ながら歩いていく

11/30 10:45

渓谷が大きく弓なりになって、水の流れが緩やかになる

11/30 10:55

廃線の山側に見られた黄色とオレンジ色の紅葉

11/30 10:57

廃線路の渓谷側に見られたオレンジ色の紅葉

11/30 10:58

これも渓谷沿いの真っ赤なモミジの紅葉。見事な鮮やかさ

11/30 11:01

溝滝尾トンネルの手前にある急流。巨岩の合い間を激しい流れが水しぶきをあげながら抜けていく

11/30 11:05

厳しい岩塊から成る山をおおうように色付いた木々が生えている

11/30 11:08

武庫川渓谷廃線路の象徴でもある「第二武庫川橋梁」を渡り、武庫川の幅広い流れを横断する

11/30 11:15

「第二武庫川橋梁」の先にある「長尾山第1トンネル（6号トンネル306m）」を抜けたところから後ろを振り返ると、「水管橋」とともに色とりどりに染まった山並みを見ることができた

11/30 11:18

武庫川渓谷の上流の景観

11/30 11:22

「親水広場」へと向かう直前の2分岐地点で見られた紅葉

11/30 11:23

2分岐地点から「親水広場」へと向かう道中が一番の紅葉の見所かも

11/30 11:24

廃線路に沿って紅葉が続いていた

11/30 11:24

見上げる紅葉に光が差し込んで美しい

11/30 11:25

赤とオレンジと黄の混じった色合いが素敵

11/30 11:26

「亦楽山荘・桜の園」への入口すぐのところで見られた紅葉

11/30 11:27

「親水広場」の渓谷沿いの紅葉

11/30 11:36

最後のトンネルを抜けると視界が大きく開け、「長尾淵」と呼ばれるところに出る

11/30 11:39

廃線跡の出口に架かる橋を渡り終えると、真正面に食事処「畑熊（はたくま）商店」がある。ここのジビエ料理を昼食にする

11/30 11:40

食事処「畑熊（はたくま）商店」のメニューその1。最近の光熱費や食材など物価高騰のおり少し値段が上がっているが、それだけの価値は十二分にある良心的なお店だ

11/30 11:40

食事処「畑熊（はたくま）商店」のメニューその2．バーベキュー、鍋、アイス、飲み物など

11/30 12:17

焼きボタン定食（付け合わせサラダ、味噌汁、漬物、日替わり小鉢3品付き￥1,900）は一押しの絶品。焼き猪肉は美味しいうえに、小鉢も内容が充実していてお腹いっぱいになる

11/30 12:17

こちらも焼きボタン定食で、小鉢3品がまた違う内容になっている。小鉢は何が来るか当日のお楽しみ。この日は「ミックス串カツ（猪2本・鹿2本、￥700）」単品も一緒に注文

11/30 12:36

「畑熊商店」の真横から、武庫川渓谷上流の穏やかな流れを振り返る。水はとまっているように見えてしっかりと流れ続けているんだよなあ

11/30 12:41

武田尾温泉街への入口付近にも見事な紅葉

11/30 12:41

武田尾温泉は現在2つの温泉旅館があるのみ。日帰り湯も「元湯（￥1,000）」と「紅葉館 別庭 あざれ（￥1,800）」の両方で楽しめるようだ

11/30 12:46

JR武田尾駅から電車で宝塚駅まで移動し、天然温泉「宝塚ナチュールスパ」へ直行。金宝泉・銀宝泉で暖まってから帰宅

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

通常のトレッキング靴（ローカット） 登山用のヘッドライト（手持ちで利用）

感想

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今回は同行者の希望で、1年1ヶ月ぶりの「武庫川渓谷廃線跡」歩き。
時期的に紅葉真っ盛りのはずのなので、それも期待して出掛けた。
ご褒美は食事処「はたくま（畑熊商店）」でのジビエ料理と、「宝塚ナチュールスパ」の天然温泉としたが、このコースを歩く時のド定番だ。

久しぶりにJR「生瀬」駅に降り立って大多田橋交差点に向かったが、長い期間にわたって新規造成工事が行われていた「生瀬トンネル」がとうとう開通し、道路が大きく付け替えられていて、見た目の風景が激変していてさすがにびっくりした。昔の車道は廃道となり、なにやら追加の工事が継続中のようだ。今の新しいルートの道路から川沿いへ向けて追加で新規の道路が造成されるみたいな雰囲気。「武庫川渓谷廃線跡」へと向かうには「生瀬トンネル」内の幅広で安全な歩行者用道を歩く形になっているので、そっちの工事は関係ないけど。まあとにかく、久しぶりに訪れてみると歩行ルートがここまで大幅に変えられてしまうこともあるんだなあ、と感じた。

「武庫川渓谷廃線跡」の沿線には紅葉する種類の木はあまり多くないのだが、武庫川をとりまく周囲の山並みは紅葉混じりで大変美しい姿を見せてくれる。沿線の紅葉スポットは「親水広場」周辺だ。このあたりだけはもともとモミジや桜など色づく木が多いので、紅葉の季節は十分楽しめる。今年は紅葉の時期の始まりが遅かったので、この日でも綺麗な紅葉を見られたので、来て良かった。

食事処「はたくま（畑熊商店）」でのジビエ料理だが、今回は「焼きぼたん定食（￥1，900）」と「ミックス串カツ（＝猪肉2本＋鹿肉2本）単品（￥700）」にした。定食には焼き猪肉のほかに小鉢3皿と生野菜サラダ・ご飯・味噌汁付き。串カツはどちらもくどくなくて意外とアッサリ。定食も単品もどちらもクセなく美味でお腹も満足。
残念だったのは、私が店に到着した11:40頃には20人ぐらいの団体客と8人ぐらいの団体客の予約が同時刻に入っていて、見た目に空きテーブルがあっても予約席とされ、店全体が「満席」とされていて、入店までに長い長い待ち時間を強いられたこと。いっぺんに大人数（28）の料理を準備するために、空きテーブルすらも配膳台として使われ、テーブルのほぼすべてが団体予約客に占領されてしまっていたうえ、厨房も従業員さんも団体客に料理を準備するのに大忙しのてんてこ舞状態。その直後にもまた別の15人ぐらいの団体客と10人ぐらいの団体客が続けて来て店はごった返し。当日飛び込みの客（私ら自身もそう）も12時を回る頃には続々と店にやって来たのだが、団体予約客のおかげで全然入れず。ジビエ料理を楽しみに歩いてきた人たちはほとんどが2〜3人連れだが、ちょっと可哀そう。
紅葉真っ盛りの季節や花見の季節の土曜・日曜は、飛び込みで訪れてすぐに食事にありつこうとするのはなかなか厳しいのかなあ、知らんけど。平日ならこんなことはないのに。でもいつからこんなことになっちゃったんだろ。

天然温泉はいつもの「宝塚ナチュールスパ」へ。でも一度は武田尾温泉の「元湯」あるいは「紅葉舘 別庭 あざれ」の日帰り湯に行ってみたいな。「元湯」の日帰り立ち寄り湯は土日祝のみ営業で￥1，000、但し露天なしで狭小なので混んでたら待つかも。「紅葉舘 別庭 あざれ」は￥1，800、露天ありで広いけど料金は自分へのご褒美価格かな。