R18上田バイパスの下をくぐると小さな変形五差路があり、"北国街道"の道標が示す右前方の道へ進む。
"金の道"とは初めて聞いたが、佐渡の金を江戸に運ぶルートでもあったことを示す。
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8/22 8:17
R18上田バイパスの下をくぐると小さな変形五差路があり、"北国街道"の道標が示す右前方の道へ進む。
"金の道"とは初めて聞いたが、佐渡の金を江戸に運ぶルートでもあったことを示す。
上田市上塩尻地籍の旧北国街道から見上げる虚空蔵山。
頂上は中央の兎峰の陰か?
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8/22 8:18
上田市上塩尻地籍の旧北国街道から見上げる虚空蔵山。
頂上は中央の兎峰の陰か?
真新しい「熊出没注意」の張り札付き案内道標を見て座摩(ざますり)神社への参道に入る。
樹林の中の道は藪蚊などの虫やくもの巣が鬱陶しく、防虫ネットを被る。
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8/22 8:23
真新しい「熊出没注意」の張り札付き案内道標を見て座摩(ざますり)神社への参道に入る。
樹林の中の道は藪蚊などの虫やくもの巣が鬱陶しく、防虫ネットを被る。
座摩神社はかつてのこの地方の主産業だった養蚕を守護する神様で、昭和初期まで参拝者で盛況を極めたという。
今は、盛夏の参道は一部が下草で覆われ、神社も既にその役割を全うし終えたかのような寂寞の佇まい。
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8/22 8:37
座摩神社はかつてのこの地方の主産業だった養蚕を守護する神様で、昭和初期まで参拝者で盛況を極めたという。
今は、盛夏の参道は一部が下草で覆われ、神社も既にその役割を全うし終えたかのような寂寞の佇まい。
由来によると、養蚕守護の信仰は717年(奈良時代初期)に兎峰山頂に食物養蚕の神として保食神(うけもちのかみ)を祀ったことに始まる。
現在地に里宮が遷されて今年でちょうど350年、現社殿が建てられてちょうど200年となる。
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8/22 8:37
由来によると、養蚕守護の信仰は717年(奈良時代初期)に兎峰山頂に食物養蚕の神として保食神(うけもちのかみ)を祀ったことに始まる。
現在地に里宮が遷されて今年でちょうど350年、現社殿が建てられてちょうど200年となる。
神社左側に回り込むときれいな案内道標があり、登山道は第23番鉄塔への高圧線巡視路を辿る。
鉄塔までは道幅もあり、なかなかの勾配だが淡々と登れる。
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8/22 8:38
神社左側に回り込むときれいな案内道標があり、登山道は第23番鉄塔への高圧線巡視路を辿る。
鉄塔までは道幅もあり、なかなかの勾配だが淡々と登れる。
鉄塔、3箇所のベンチを過ぎ、兎峰手前の急登を行く。
樹木の間から一つ西隣の尾根の崩落斜面が覗く。
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8/22 9:12
鉄塔、3箇所のベンチを過ぎ、兎峰手前の急登を行く。
樹木の間から一つ西隣の尾根の崩落斜面が覗く。
兎峰西側下部の岩塊地。
ロープが張られ左側は急斜面になっているが、特に問題なく通過。
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8/22 9:19
兎峰西側下部の岩塊地。
ロープが張られ左側は急斜面になっているが、特に問題なく通過。
岩塊地上部から下山予定地の上田市下塩尻地区を見下ろす。
わずかにそよぐ風が心地良い。
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8/22 9:20
岩塊地上部から下山予定地の上田市下塩尻地区を見下ろす。
わずかにそよぐ風が心地良い。
兎峰への分岐。
ここまでで既に汗だく。
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8/22 9:25
兎峰への分岐。
ここまでで既に汗だく。
兎峰は上田市域を一望する好展望地。
眼下にR18・上田バイパス・北陸新幹線が交差し、駐車場の自分の車も見える。
しつこい藪蚊からもようやく開放され、防虫ネットを脱いで一息つく。
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8/22 9:28
兎峰は上田市域を一望する好展望地。
眼下にR18・上田バイパス・北陸新幹線が交差し、駐車場の自分の車も見える。
しつこい藪蚊からもようやく開放され、防虫ネットを脱いで一息つく。
兎岩の突端部へはナイフリッジになっており、暑さのダメージでバランスに自信が持てないので自制した。
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8/22 9:28
兎岩の突端部へはナイフリッジになっており、暑さのダメージでバランスに自信が持てないので自制した。
上田市中心部方面。
青空ではあっても下界は熱気がよどんでいるかのようにもやっている。
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8/22 9:29
上田市中心部方面。
青空ではあっても下界は熱気がよどんでいるかのようにもやっている。
兎峰から左上方に虚空蔵山頂上を見る。
残り高低差140mほど。
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8/22 9:41
兎峰から左上方に虚空蔵山頂上を見る。
残り高低差140mほど。
太郎山から続く稜線に出る。
この"上田市民の山"もまだ未踏だが、今日は立ち寄っている時間はない。
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8/22 9:59
太郎山から続く稜線に出る。
この"上田市民の山"もまだ未踏だが、今日は立ち寄っている時間はない。
頂上直下、ロープ付きの最後の急登を登る。
稜線は夏草が優勢で、今はオフシーズンであることを物語る。
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8/22 10:00
頂上直下、ロープ付きの最後の急登を登る。
稜線は夏草が優勢で、今はオフシーズンであることを物語る。
標高1,076.9m、虚空蔵山頂上。
景色は後回しにしてまずは給水と着替え。
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8/22 10:04
標高1,076.9m、虚空蔵山頂上。
景色は後回しにしてまずは給水と着替え。
頂上から青木村方面の山並。
中央右に特異な形をした子檀嶺岳が見える。
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8/22 10:14
頂上から青木村方面の山並。
中央右に特異な形をした子檀嶺岳が見える。
頂上から上田市中心部方向。
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8/22 10:15
頂上から上田市中心部方向。
稜線縦走路の先は、中央に太郎山、その左奥に東太郎山。
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8/22 10:15
稜線縦走路の先は、中央に太郎山、その左奥に東太郎山。
太郎山から坂城川東山地の主峰・大峯山(中央やや左)へと続いていく稜線。
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8/22 10:15
太郎山から坂城川東山地の主峰・大峯山(中央やや左)へと続いていく稜線。
頂上の少し先にある虚空蔵山名物"ナンジャモンジャ"の木。
見慣れない立派な樹木ということで地元の人々が付けた愛称のようなもので、他地域の同名の木はモクセイ科の"ヒトツバタゴ"であることが多いが、ここのはマメ科の"フジキ"で、南方系なので県下では希少らしい。
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8/22 10:20
頂上の少し先にある虚空蔵山名物"ナンジャモンジャ"の木。
見慣れない立派な樹木ということで地元の人々が付けた愛称のようなもので、他地域の同名の木はモクセイ科の"ヒトツバタゴ"であることが多いが、ここのはマメ科の"フジキ"で、南方系なので県下では希少らしい。
夏草生い茂る稜線は意外と花も多く、これはボタンヅルとセンニンソウの混生と思われる。
花はほとんどがボタンヅルだが、下部奥にちらほらと花糸の短いセンニンソウらしき花も見える。
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8/22 10:28
夏草生い茂る稜線は意外と花も多く、これはボタンヅルとセンニンソウの混生と思われる。
花はほとんどがボタンヅルだが、下部奥にちらほらと花糸の短いセンニンソウらしき花も見える。
ボタンヅルとセンニンソウの中間種?
花糸の長い花・先の尖らない蕾・鋸歯のある3出複葉が見られるなどの特徴はボタンヅルだが、葉のほとんどはセンニンソウの特徴である全縁なので、正直言って同定不能。
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8/22 10:28
ボタンヅルとセンニンソウの中間種?
花糸の長い花・先の尖らない蕾・鋸歯のある3出複葉が見られるなどの特徴はボタンヅルだが、葉のほとんどはセンニンソウの特徴である全縁なので、正直言って同定不能。
オトギリソウ
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8/22 10:30
オトギリソウ
クルマバナ
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8/22 10:36
クルマバナ
カワラナデシコ
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8/22 10:40
カワラナデシコ
ツリガネニンジン
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8/22 10:41
ツリガネニンジン
カントウヨメナ
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8/22 10:42
カントウヨメナ
オカトラノオ
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8/22 10:44
オカトラノオ
藪を掻き分けながらロープが連続する130mほどの難儀な急下降を続け、ようやく"のぞき"と呼ばれる鞍部に到着するが、ここも混沌とした藪の中。
半袖の腕が切り傷・かぶれ・あせも・日焼けなどで(?)やたら痒い。
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8/22 10:45
藪を掻き分けながらロープが連続する130mほどの難儀な急下降を続け、ようやく"のぞき"と呼ばれる鞍部に到着するが、ここも混沌とした藪の中。
半袖の腕が切り傷・かぶれ・あせも・日焼けなどで(?)やたら痒い。
コバギボウシ
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8/22 10:46
コバギボウシ
ヒヨドリバナ
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8/22 10:49
ヒヨドリバナ
"のぞき"から登り返すと鳥小屋山(958m)。
木々に囲まれ、眺望はない。
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8/22 10:52
"のぞき"から登り返すと鳥小屋山(958m)。
木々に囲まれ、眺望はない。
鳥小屋山にある2体の地蔵尊。
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8/22 10:52
鳥小屋山にある2体の地蔵尊。
高津屋山(924m)。
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8/22 11:03
高津屋山(924m)。
高津屋山から少し下った岩頭から見る坂城町市街地。
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8/22 11:07
高津屋山から少し下った岩頭から見る坂城町市街地。
同じ場所からの上田市中心部。
ここからも駐車地が見える。
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8/22 11:07
同じ場所からの上田市中心部。
ここからも駐車地が見える。
陣馬鳥越山付近から縦走路を振り返る。
正面は高津屋山。
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8/22 11:28
陣馬鳥越山付近から縦走路を振り返る。
正面は高津屋山。
和合城跡手前の下塩尻分岐。
道標は立派だが、矢印の示す方向は藪が支配し、肝心の下山路がはっきりしない。
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8/22 11:40
和合城跡手前の下塩尻分岐。
道標は立派だが、矢印の示す方向は藪が支配し、肝心の下山路がはっきりしない。
和合城跡の案内板。
この付近は埴科(坂城側)と小県(上田側)の郡界で軍事上の要衝地であり、元来は狼煙台だったものを村上氏が本拠・葛尾城の支城として利用、その後は武田氏-上杉氏-真田氏-徳川氏が兵を入れた。
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8/22 11:45
和合城跡の案内板。
この付近は埴科(坂城側)と小県(上田側)の郡界で軍事上の要衝地であり、元来は狼煙台だったものを村上氏が本拠・葛尾城の支城として利用、その後は武田氏-上杉氏-真田氏-徳川氏が兵を入れた。
和合城跡から坂城町市街地を見下ろす。
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8/22 11:46
和合城跡から坂城町市街地を見下ろす。
和合城跡から千曲川越えする高圧線。
この辺りの山々は高圧線が縦横に走る"高圧線銀座"でもある。
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8/22 11:51
和合城跡から千曲川越えする高圧線。
この辺りの山々は高圧線が縦横に走る"高圧線銀座"でもある。
和合城跡から下塩尻分岐へ戻り、再度下塩尻への下山路を探すもやはり不明瞭ではっきりせず、急がば回れで反対側の坂城町鼠宿への下山路を下る。
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8/22 11:58
和合城跡から下塩尻分岐へ戻り、再度下塩尻への下山路を探すもやはり不明瞭ではっきりせず、急がば回れで反対側の坂城町鼠宿への下山路を下る。
鼠宿に下山。
仕事の時間が迫っていてあせりつつも、暑さと喉の渇きに我慢ならず、目の前のベイシア坂城店に直行。
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8/22 12:14
鼠宿に下山。
仕事の時間が迫っていてあせりつつも、暑さと喉の渇きに我慢ならず、目の前のベイシア坂城店に直行。
2ℓのペットボトル飲料を飲み干しつつ、R18を早足にロードし西友秋和店の駐車場に帰着、何とか予定に間に合った。
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8/22 13:04
2ℓのペットボトル飲料を飲み干しつつ、R18を早足にロードし西友秋和店の駐車場に帰着、何とか予定に間に合った。
坂城町南条地籍から見る和合城跡。
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8/22 14:15
坂城町南条地籍から見る和合城跡。
暑い夏にお疲れ様です。
結構歩き応えのあるコースだったと思います。
地元の公民館等で登山道の整備はされているようですが
この時期は藪草ぼうぼうになりますね。
裏庭にお邪魔するのが、なぜかこんな時期になってしまいました。
隣のタロウはこの時期でも登山者が結構いると思いますが、コクゾウはちょっと不遇なようですね。
仕事で午後1時半までには秋和に戻らなければならなかったので、下塩尻への下り口が見つからなかったときは正直あせりました。
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