山中湖周辺の山その3:歩き甲斐がある忍野から杓子山・石割山・大平山周回
- GPS
- 08:46
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:47
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿留山分岐から二十曲峠への下山路は、降りかけが急坂と岩場で転ばないいように注意。子供は危険だと思う。 杓子山、高座山、石割山とも雨で濡れていると滑るので敬遠したい。 その他は、自然林のいい、緩慢なルートで、つい走ってみたくなるようなトレランにはいいルートだ。 晴れていれば、杓子山、高座山、石割山、大平山とも富士山の展望がよい。 |
写真
感想
<杓子山・石割山紀行>
山中湖湖畔の車中泊は、快適に朝を迎えた。
車で忍野村に向かう。登山の出発点は忍野小学校付近にして、ルート図をGPSにセットしてきた。
運転の途中からGPSをONにした。モニタしながら、簡単に忍野小学校付近に到達した。小学校には、給食センターのような施設が有って、駐車場が広かった。数台止まっていたので、ワゴン車の傍に止めさせていただいた。
準備して早速出発だ。朝方は、富士山もよく見える。
今日は、ずっと見えますようにお願いした。
中学校の正門前の道を山際へ向かう。
途中、付近のおじさんに聞いたら、「小学校への駐車は問題ないよ」と言われ、少し安心した。
登山口の峠までの道も聞いたが、捉え方が違うのか、回り道になった。
GPSにルートがあるので、間違っても修正は容易だ。
アスファルトの峠道から右手の林道へ、奥に1台の車が駐車していた。
ここから登山道に入る。
自然林のいい道だ。
枯葉が厚く積もって、靴のしたでかさかさ音を立てる。
そのうち、視界が広がってススキが目立つようになった。眼下に忍野村が、その向こうに富士山が秀麗な裾を見せている。
村には、さっきまでいた小学校と中学校が見えて、自分の車さえ確認できた。進行方向には、とんがった山がお出でおいでする。
高座山だ。
暫くススキの間の道を上がる。山頂付近は、急な勾配で雨だったら滑って上がれないように思った。
山頂では、忍野村も富士山も望み放題だった。
昨日の夜からはいていた下ズボンを脱いだ。
付けていると暑い。
杓子山に向かう。自然林の中を下って、しばらく移動した。岩場を下ったところで鉄塔が見えた。後ろで声がした。いつの間にか、トレランの男女が二人、近づいていた。自然に抜いてもらった。
その後は、会うこともない。走りが違うのだ。
やがて、ハンググライダーのポート前にでた。
こんなところから飛び上がったら気持ちがいいだろう。
富士山に雲がかかり始めていた。
ジグザグに上がる途中、地元の登山者とすれ違った。滑りやすい急な土の坂を登ると、前方に鐘が見えた。
杓子山山頂に上がった。このルートは、思い始めて2年くらいになる。
パラグライダーのポートでは一旦、雲がくれした富士山が、杓子山のモニュメントの向うに顔を出している。2年越の想いが通じた瞬間だった。
「ススキ原 広がる先に 夢飛ばせ 白雲付けし 富士の裾野よ」
眼下には、忍野村と山中湖が、西南には富士吉田の街が、北東には、都留市街がこの杓子山を取り捲いている。一渡り見渡して休憩を楽しんだ。
行く先には、細い尾根の先に鹿留山が待っている。巨木一本と山頂標識があるだけの静かな山だった。鹿留山への途中から、二十曲峠への分岐があり、岩ばかりの急坂が下に降りていた。滑ると危険だ。慎重に下る。時々ロープがある。これも利用した。なかなか急坂は終わらない。
少し飽きがきたころ、岩場は終わって、なだらかな落ち葉の道になった。
下から、男性ばかりの登山者4人が上がってきて、通り過ぎていった。
自然林とたおやかな尾根を楽しみながら歩を進める。男女10人余りのトレランの一団がやってきた。平らな道を譲って脇によけると、「こんにちわ」と挨拶をして過ぎてゆく。二十曲峠までの距離を尋ねると、未だ、三分の二は残っているとのことだ。
遠いようだ。アップダウンの少ない、凹凸のない落ち葉のルートは、走りやすそうだ。gも走りたくなった。走ってみた。登山靴の重さは感じない。楽しくなった。結構走った。
スピードを緩めると、後ろから単独の若い女性が近づいてきた。青い上着を着ていた。あっという間に追い抜いていく。トレランの女性は、追い返す暇も与えないで消えてしまった。
追ってみた。追っても見えてこない。速いのだ。
二十曲峠直前で、後ろから走る音がした。
登山者が走ってきた。この人も速い。
どうも、このルートは人を走らせるようだ。
二十曲峠には、沢山の車があった。
ここから登下山するのが手軽なようだ。
赤い鳥居をくぐって、尾根にでた。石割山へはもうすぐだ。右側は動物よけの金網で囲ってある。4つの送電鉄塔を越えて、石割山山頂にでた。
土の広場には、数グループが休憩していた。南には一旦下って登り返すように、これからゆく大平山への尾根が伸びる。その左側には、山中湖と昨日歩いた大洞山と三国山の稜線が横一線に伸びている。
山頂標識のところには3人が、大平山への降り口近くには6人ほどの家族連れがいた。標識の傍にブルーシートとマットを敷いて、昼食タイムだ。
6人ほどの家族連れが下山にかかる。山頂直下は、急坂で滑りやすい。
下山して行ったあと、片付けをしてgも下山にかかる。
すぐ、最下位置で追いついた。
誰も追ってはこない。平尾山の手前でトレランの男性がすれ違った。
平尾山には2人がいた。石割山と比べると静かな山だ。
平尾山からの降りる坂は、土止めの丸太より床が低いので実に歩きにくい。気を付けて階段を下り、又登り返す。左側は別荘地だ。
尾根から別荘は離れているので、静かな歩きが楽しめる。
登った先は、平らな尾根で長い。尾根の先に大平山が見える。
大平山の手前はススキの白穂が、風に揺れて、なんともほのかな柔らかい感じを与えてくれている。
「落ち葉踏む さきに想いの 山越えて 白穂がゆれる 平野山」
大平山には、若い男女と3人の男性年配者がいた。年配者にはシャッターをお願いした。大平山からは東海自然歩道がゆっくり下り、また上がっていた。上がった先は、忍野への分岐があった。東海自然歩道は、忍野へ伸びる。下りは丸太の土止めのある階段だ。かなり古い。踏み跡からみて、人の往来が少ない印象だった。伸びるさきにやっと、別荘が見えて、車道にでた。農道を行くと広い車道にでた。長い車道を歩いて出発点に辿り着いた。途中、車道から家混みの向うに高座山、杓子山、鹿留山が見えた。
高座山は、車道から見上げてもススキの原が見事だ。
立派な寺の傍を通過した、壮大と言える墓所の先に大きく富士山が顔を出していた。小学校で車を拾い、10分ほどで忍野八海にチョイ寄りした。
茅葺の屋根の先に富士山が見事だ。
中国に来たように中国語が飛び交う。中国からの観光客がこれほどまで多いとは思わなかった。裕福になった証だろう。
30分ほどで、帰路についた。新東名を飛ばして浜松に戻ったのは、19時ごろだった。大洞山・三国山、御正体山、杓子山・石割山・大平山と歩いて、1泊2日のいい旅だった。(g)
gさん、こんばんは!
二日続けての山歩きお疲れ様でした
やはり富士山周辺はいいですよね〜
力が湧き出るような気がします
富士山はちょっと雲が掛かっているようでしたがいい一日だったようで
お疲れ様でした
daishohさん
書き込みありがとうございます。
道志山塊は初めて、気軽に歩ける杓子も石割もいい山でした。
冬前に行けてラッキーでした。(g)
富士山眺望の山ですね。いいですね。
こういうコースを歩くのは気分がいい。
急坂もあって、ちょっと変化があり楽しいがや。
いい山行レコでした。
お疲れ様。
寅より
toradoshi様
コメント有難うございます。
最初の予定では。土曜日に杓子・石割でしたが、現地で急遽、三国山を土曜日にしました。日曜日は晴れて、お陰で、杓子では富士山も見ることができて、青空のなかお日様を浴びた紅葉を楽しみながら、いい歩行が出来ました。
少々のスリルとのんびり歩ける尾根道も魅力的なルートでした。(g)
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