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Yamareco

記録ID: 7579896
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

【地蔵岳-赤抜沢ノ頭】ドンドコ沢ピストン

2024年12月09日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:31
距離
15.2km
登り
2,063m
下り
2,064m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:29
休憩
1:02
合計
10:31
距離 15.2km 登り 2,063m 下り 2,064m
6:03
125
スタート地点
8:08
8:15
80
9:35
9:42
24
10:06
10:08
66
11:14
11:27
76
12:44
12:56
21
13:17
13:35
40
14:15
14:17
76
15:33
15:34
61
16:35
ゴール地点
天候 快晴!
弱風
気温:登山口-6℃、赤抜沢ノ頭-8℃、下山時-2℃

登山日和でした。
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉の駐車場
キャパは10台程度でしょうか
コース状況/
危険箇所等
ドンドコ沢は名前はユルいですが、なかなかハードです。アップダウンは多いし、急登も多いし、枯葉が積もって滑りやすくなった九十九折の急登、道幅の狭いトラバースなど、危険なところもいくつか。
一方で、変化に富んでるし、素晴らしい滝の見どころもあったりして、なかなか良いコースだと思いました。

しかし、下山で迷いました。
白糸滝から南精進ヶ滝の途中、ロープが張られてる場所があり、通行止めと勘違いしてトレースのある右手の斜面を登って行きました。ピンテもあったし、お助けロープまであったので何も疑問に思わずに50mほど登ったところで、トレースも消え、ピンテもなくなってしまいました。
どこで見落としたのか分からずしばらく行きつ戻りつ周辺をウロウロしましたが道を見つけられませんでした。
仕方なくきた道を周囲を観察しながら先ほどのロープのところに戻ってくると、通行止めと思ってたロープの向こう側の一段下がった所にトレースを発見。
ロープは通行止めのものではなくお助け用だったのでした。ピンと張られてたのも紛らわしい。
間違ったルートにはトレースがあったので、このトラップに引っかかったのはワタシだけではないようです。

雪は南精進ヶ滝の手前から出てきましたが、鳳凰小屋手前の沢筋までは薄いです。
沢筋からは10~20cmほどの積雪、鳳凰小屋から地蔵岳までは深い所で膝上のところもありますがごく一部で概ね深くても脛程度。
しかもトレースがばっちりあったので大きな障害にはなりませんでした。
その他周辺情報 ◆下山後の温泉
武田乃郷 白山温泉
700円 無色透明の単純泉
こじんまりとした施設
じもぴーの憩いの場のようで地元のおっちゃんで賑わっていました。
8年間愛用してきたシナノのトレッキングポール。今まで乱暴に扱ってきたのにシャフトが折れることもなかったのですが、なんと石突が折れてしまいました。これまでありがとね。
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8年間愛用してきたシナノのトレッキングポール。今まで乱暴に扱ってきたのにシャフトが折れることもなかったのですが、なんと石突が折れてしまいました。これまでありがとね。
ということで今回から新しい相棒、LEKIのマカルー。よろしく〜。
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ということで今回から新しい相棒、LEKIのマカルー。よろしく〜。
新しい相棒を引き連れてドンドコ沢にやってきました。スタート時コンデジにSDカードを挿入し忘れたことが発覚。仕方なく今日はiPhoneで撮影です。正面に観音岳が見えてますがあそこまで行けるかな〜。
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新しい相棒を引き連れてドンドコ沢にやってきました。スタート時コンデジにSDカードを挿入し忘れたことが発覚。仕方なく今日はiPhoneで撮影です。正面に観音岳が見えてますがあそこまで行けるかな〜。
最初の渡渉点。飛び石が凍ってましたがツボ足でなんとか渡渉。
最初の渡渉点。飛び石が凍ってましたがツボ足でなんとか渡渉。
南精進ヶ滝。思ってたより迫力があって見応えあります。氷結も始まってますね。しかしここまでですでに30分の遅れ。
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南精進ヶ滝。思ってたより迫力があって見応えあります。氷結も始まってますね。しかしここまでですでに30分の遅れ。
ここの渡渉は足を置ける全ての石が凍ってたので、さすがにチェンスパ装着しました。
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ここの渡渉は足を置ける全ての石が凍ってたので、さすがにチェンスパ装着しました。
白糸滝もなかなか。
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白糸滝もなかなか。
まだ雪は大したことありません。
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まだ雪は大したことありません。
五色滝。この滝が一番好きかな。
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五色滝。この滝が一番好きかな。
滝壺の氷が厚い!
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滝壺の氷が厚い!
樹間から観音岳。この時はすでに諦めモード。地蔵岳すら怪しい。
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樹間から観音岳。この時はすでに諦めモード。地蔵岳すら怪しい。
鳳凰小屋手前の沢に出るとオベリスクが!ちょっと気合いが入ります。
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鳳凰小屋手前の沢に出るとオベリスクが!ちょっと気合いが入ります。
鳳凰小屋到着。予定より1時間遅れ。この先の雪の状況次第では地蔵岳すら届かないかも。どよーんとしているところにさらに追い打ちが。
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鳳凰小屋到着。予定より1時間遅れ。この先の雪の状況次第では地蔵岳すら届かないかも。どよーんとしているところにさらに追い打ちが。
雪も大したことなく、トレースもバッチリだったのでオベリスクが見えるところまて順調に登ってきました。
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雪も大したことなく、トレースもバッチリだったのでオベリスクが見えるところまて順調に登ってきました。
オベリスクが見えてからがなかなか遠い。制限時間が迫ってるので焦ります。
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オベリスクが見えてからがなかなか遠い。制限時間が迫ってるので焦ります。
トレースばっちりてすが、なくても問題ない積雪量。
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トレースばっちりてすが、なくても問題ない積雪量。
もう少しなんだけど…
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もう少しなんだけど…
樹木の影がきれい…なんて言ってる場合ではない。
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樹木の影がきれい…なんて言ってる場合ではない。
なんとか制限時間内に到着しました。13年ぶり。楽しみにしてたオベリスクのアタックは時間ないのでパス。
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なんとか制限時間内に到着しました。13年ぶり。楽しみにしてたオベリスクのアタックは時間ないのでパス。
とっくに諦めてた観音岳。
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とっくに諦めてた観音岳。
振り返ると甲府盆地と奥秩父の山々。天気は最高。
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振り返ると甲府盆地と奥秩父の山々。天気は最高。
地蔵さんたちもお久しぶりです。
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地蔵さんたちもお久しぶりです。
アサヨ峰と甲斐駒。甲斐駒はいつ見てもカッチョええ。冬は行かんけど。さてと、まだのんびりできません。あとひと登りしないと。
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アサヨ峰と甲斐駒。甲斐駒はいつ見てもカッチョええ。冬は行かんけど。さてと、まだのんびりできません。あとひと登りしないと。
ひと登りして赤抜沢ノ頭。ここにどうしても来たかったのは…
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ひと登りして赤抜沢ノ頭。ここにどうしても来たかったのは…
正面に北岳様どーん!
これが見たかったのです。
雪を纏うと神々しい。
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正面に北岳様どーん!
これが見たかったのです。
雪を纏うと神々しい。
安定の白根三山。
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安定の白根三山。
観音岳。あと1時間早ければ行けたな…
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観音岳。あと1時間早ければ行けたな…
高嶺と女王様。
北岳も入れて。
八ヶ岳とオベリスク。
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八ヶ岳とオベリスク。
八ヶ岳はまだ雪が少なそう。
制限時間いっぱいまで絶景を楽しみました。
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八ヶ岳はまだ雪が少なそう。
制限時間いっぱいまで絶景を楽しみました。
アイゼンのプラスチックハーネスが破損したため仕方なく片足チェンスパで。かっちょ悪いの~。
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アイゼンのプラスチックハーネスが破損したため仕方なく片足チェンスパで。かっちょ悪いの~。
地蔵まで降りてきました。甲斐駒さん、さよなら〜。
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地蔵まで降りてきました。甲斐駒さん、さよなら〜。
鳳凰小屋までサクッと降って時間に余裕ができたので冬季小屋を偵察。
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鳳凰小屋までサクッと降って時間に余裕ができたので冬季小屋を偵察。
中はすごくきれいです。この後下山中にスライドした2人組がご宿泊されたはず。
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中はすごくきれいです。この後下山中にスライドした2人組がご宿泊されたはず。
のんきにツララなんて撮ってますが、この時絶賛道迷い中。
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のんきにツララなんて撮ってますが、この時絶賛道迷い中。
道迷いポイント。このロープの先から歩いてきましたが向こうからだと進入禁止ロープにしか見えず(実際はお助けロープ)トレースもあったので左手の斜面を登ってしまいました。
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道迷いポイント。このロープの先から歩いてきましたが向こうからだと進入禁止ロープにしか見えず(実際はお助けロープ)トレースもあったので左手の斜面を登ってしまいました。
道迷いで30分ほどロスしましたが、なんとか明るいうちに青木鉱泉まで戻れました。
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道迷いで30分ほどロスしましたが、なんとか明るいうちに青木鉱泉まで戻れました。
朝の時点でほかに2台ありましたが、ワタシの車だけになってました。日没ギリギリ。
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朝の時点でほかに2台ありましたが、ワタシの車だけになってました。日没ギリギリ。
帰路の林道から八ヶ岳がきれいでした。
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帰路の林道から八ヶ岳がきれいでした。
これが破損したプラスチックハーネス。
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これが破損したプラスチックハーネス。

感想

今年計画にあげていた青木鉱泉から鳳凰三山の周回コース。なかなか実行できなかったのは体力が戻ってなかったからですが、最近ようやく体力が戻ったと思ったら山はもう降雪。
雪が付いちゃうと日帰りは厳しそうだな~と思いつつも最近のレコを見るとまだ雪は多くなさそう。
とりあえず敗退覚悟で行ってみるかと林道が閉鎖される前日のこの日に決行することとしました。
しかし直近の予報では前日降雪があった模様で、敗退の可能性が濃厚に。

ところが、問題は雪ではなく、体力でした。
CTの0.7掛けで計画組んだのですが、先週の山行の疲労が抜けきらず歩き始めから身体が重く、ペースが上がりません。
南精進ヶ滝に到着時で30分も遅れてしまっていました。

この時点で三山周回コースはあきらめ地蔵岳、あわよくば赤抜沢ノ頭ピストンに変更しました。
引き返し制限時刻は13時。

鳳凰小屋に到着時、遅れは1時間に。
ピストンもギリギリな感じ。この先の雪の状況次第では届かないかも…
しかし、雪が思ったほど多くなく、トレースもあったのでなんとか時間内に赤抜沢ノ頭に辿り着けました。
苦労した甲斐あって赤抜沢ノ頭からの景色は最高でした。

余裕で日没までに戻れると思っていたら、まさかの道迷い。正規ルートがわからずに30分経過した時は焦りました。
無事にルートに復帰してなんとかギリギリ日没までに帰還。

他にもトラブルが。

まず出だしでコンデジにSDカードが挿入されてないことが発覚し、iPhoneで撮影することになりましたが、これだといちいち手袋を脱がないとなりません。寒さに弱いワタシは手が一度冷えてしまうとなかなか戻らないんですよ。
なのでこの日の撮影枚数はいつもの1/4程度になってしまいました。

そして、アイゼンの破損。
鳳凰小屋でチェンスパからアイゼンに換装する際、プラスチックハーネス(こんな名称だったなんて初めて知りました)を起こしたら、パキッと割れてしまいました。
しばしボー然。
仕方なく片側はチェンスパのままで登りましたがこれでなんとかなるようなコンディションで良かったです。

いろいろとトラブルの多かった山行でした。

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コメント

kさん、こんばんは。

ドンドコ沢からの鳳凰でしたか。
色々とトラブルがあったようですが、雪を纏った南アの展望は素晴らしいですね。

特に、北岳と甲斐駒、オベリスクの姿は何度見てもたまりません。

しかし、ドンドコ沢ルートは、結構キツイですよね。
日の短い今の時期にトラブルがあっても明るいうちに戻られるのは流石ですね。

お疲れ様でした!
2024/12/10 23:32
cさん、こんばんは。

ドンドコ沢ルートに鳳凰三山はcさん御用達ですね。
ずっとこのルート歩いてみたいと思ってましたので念願かなってよかったですけど、鳳凰一山になってしまってちょっとがっかり。

でも、ドンドコ沢はキツいけどお気に入りになったので、今度こそ無雪期に周回ルートでリベンジしたいと思います👊
2024/12/10 23:54
いやいやカノスケどん、
体力不足と仰ってますが、十分ですよ。
これ以上強くなってどーするんですか?
日常生活で、持て余してしまいますよ・・・
何か、よからぬ目的でも・・・と、疑ってしまいますね。
クマ
2024/12/12 10:46
クマさん、どうもです。

よからぬ目的…ぎくっ!
って、ちゃうちゃう、ワタシは純粋に山のために体力つけたいんですよーー

確かに体力はついたんですが、回復力がね〜
トシですね。
ハードな山行の後は2週間は空けないとダメですね。

ということで、来年、弥山双門の滝ルートに連れてってくださいね〜
2024/12/12 12:33
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