皮籠石〜杓子ヶ峰 祈りの大岩を探して

2024年12月14日(土) [日帰り]

• GPS: 03:46
• 距離: 11.0km
• 登り: 471m
• 下り: 472m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:32
• 休憩: 0:14
• 合計: 3:46

距離 11.0km 登り 471m 下り 472m

10:37 スタート地点
13:14 奥山
13:23 13:37 杓子ケ峰
14:23 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

公共交通機関であればJR弥生が丘駅。車であれば弥生が丘の梅坂公園駐車場を利用できる

コース状況／危険箇所等

・皮籠石から奥山まで
大部分、地図にないトレイルを歩いた。激藪ではないが、崩落地や倒木ゾーンなど歩きにくいところもあり。慣れていない人は止めておく方がいい。

・杓子ヶ峰からの下山
道のない稜線を歩いた。地形は分かりやすく、どちらに降りても車道に行き当たるので、バリエーション初心者にもチャレンジ可能だと思うが、、、イノシシがウヨウヨしているので要注意

写真

12/14 11:07

皮籠石の集落の入口。お祭りの旗竿が立っている

12/14 11:08

向かいにあるのは道標かな？

追記。図書館で調べると、最も大きなものは「六地蔵尊」道案内も兼ねている

12/14 11:09

ふむふむ。北小松とある。そう。北へ向かえば大興善寺のある小松だね。

追記、図書館で調べると、北小松道。南田代道。1907（明治40）建立とのこと

12/14 11:12

神社に立ち寄り。ここは初めての参拝

12/14 11:13

古四国第十七番札所　聖観世音菩薩

12/14 11:16

角のような石は権現山の権現様の相似形。柿の原近くの山中や墓地でも複数見掛けた

12/14 11:15

境内は児童公園にもなっている。地域を見守る有り難い存在なのだ

12/14 11:22

石垣造りの集落

12/14 11:25

階段あり。行ってみる

12/14 11:26

古四国第十八番札所　聖観世音菩薩とある。素朴な御姿

12/14 11:27

眺望良好

12/14 11:30

集落の外れに大岩あり。もしかすると「こうごしどん」あるいは「いにしどん」？
資料がないので分からない。基山町立図書館で調べるか？それとも、付近の人に聞いてみるか？

12/14 11:31

皮籠石の信仰対象といわれる大岩を探すが、見つからない

12/14 11:39

ひとつ前の写真の少し先から、右折方向に地図にはない淡い分岐があるので行ってみた。明瞭に道あり。途中崩落したところもあるが強引に進む

12/14 11:40

林道に出た。途中、大岩や遺構を探しつつ歩いたが、見つからなかった

12/14 11:42

林道の先に古道の続きあり。すこし入ったところに石の柱。これ、何だろ？神域を示す標柱にも見えるが、どうだろう？

12/14 11:43

石の柱の先には何も無かった。また林道に出てしまった

12/14 11:46

林道を渡って、続きのトレイルを進む

12/14 11:49

板で囲われたこの場所は何だろ？

12/14 11:51

更に進んだが、ここで道は途絶

12/14 11:53

続きのトレイルは見当たらない。ひとまず獣道らしきを上がってみる

12/14 11:55

上り詰めたところに不自然に平らな土地あり。何かの遺構かな？

12/14 11:59

適当に降りると、古そうな道に出た

12/14 12:02

下ってみる

12/14 12:04

林道をに当たった。この先はおそらく先週訪ねた霊場を経由して、皮籠石へと繋がっていたのだろう

12/14 12:08

写真30から今度は登ってみると、林道に当たって、更に古道が先まで伸びている

12/14 12:17

基本、道はあるが。倒木ゾーン、崖崩れゾーンあり、都度迂回して進む

12/14 12:18

堰の跡あり

12/14 12:20

がけ崩れ。沢側に迂回する

12/14 12:20

倒木、灌木の隙間を探してゴソゴソ進む。これはこれで楽しい

12/14 12:23

歩きやすかったり

12/14 12:29

歩きにくかったり。それでも道は確実に続いている

12/14 12:33

分岐あり。杓子ヶ峰〜権現山の稜線に出たいから、ひとまず左へ

12/14 12:37

小林集落からの道に合流したか？それとも鉄塔巡視路か？

12/14 12:39

杓子ヶ峰〜権現山稜線のトレイルに合流

12/14 12:47

337m三角点を通過

12/14 13:23

杓子ヶ峰に着いた。ツワブキがまだ少しだけ咲いている

12/14 13:26

紅葉もまだ残っている

12/14 13:27

黄色い絨毯が嬉しい

12/14 13:29

日を浴びて色鮮やか

12/14 13:32

杓子ヶ峰の宮地嶽神社

12/14 13:33

輝く有明海と雲仙が薄っすら見える。けど、写真には写ってなかった。。。

12/14 13:34

リンドウ

12/14 13:38

12/14 13:39

秋色の杓子ヶ峰。この時期が一番好きだ

12/14 13:40

足元にはアキノキリンソウ？

12/14 13:42

亀の甲溜池の方へ

12/14 13:46

この稜線にも古墳が多い

12/14 13:46

稜線に並ぶ古墳

12/14 13:53

ここにも

12/14 13:55

石室が口を開けている

12/14 13:56

ここにも。この辺り、不自然に膨らんでいるの場所は大概古墳だ

12/14 14:04

亀の甲への稜線からひとつ南の稜線を降りたが、こちらには古墳は見当たらず。尾根がなだらゆえ農地として開発され、破壊されてしまったのかもしれない

撮影機器：

NIKON Z 6 NIKON CORPORATION

感想

niko-

基山町皮籠石（かわごいし）集落。ネット情報では、ここに「こうごしどん」「いにしどん」という２つの花崗岩の巨石があり、地域の方々が祭祀を行っているとのこと。

この巨石をひと目見てみたく、先週に引き続いて集落とその近隣の山を訪ね歩いた。

集落を山の方に進むと、ちょうど林に入るところにそれらしき大岩があったのだが、これが祈りの岩なのか？祭壇などは無かったので違うかもしれない。更に調査を続けたい。

基山町の山中には地図にない古い道が、至る所に残っている。冬場は蜘蛛の巣もなく蜂もおらず、そんな古道を思いのままに歩けるのが良い。昔の人々の暮らしや山との関わりについて、思いを馳せつつ歩くのが好きだ。