大雪山黒岳・白水川遡行
- GPS
- 08:05
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 449m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
林道を一時間歩いたのち入渓 帰りは黒岳7合目からリフト・ロープウェイでラクチン♪ |
コース状況/ 危険箇所等 |
白水橋からメロンの滝までの林道は、鍵が開いていれば RV車なら問題なく走れますね。 沢のグレードは初級だそうですが、今回は水量が多く なかなか必死。上級者もそれなりに楽しそうでしたよ。 沢から登って黒岳経由で下山した時も、7合目リフト乗り場で 登山届(下山届?)を記入するように言われました。 |
写真
感想
土曜日早朝、iwa隊長の下7名は,札幌待ち合わせ場所4時に2台で出発です。
途中。江別で一名を拾い、高速道路無料化実験の恩恵を受け、
層雲峡温泉手前2.5kmほどの所の待避帯に駐車。準備をしていると、
同じHYML会員の山ちゃんパーティ7名がやって来た!
なんでも、狙っていた沢が林道がどうのこうので、こちらに転戦とか。
2グループ総勢15名の沢登りとなりました!
石狩川に架かる「白水橋」を渡ります。足下の石狩川は、
先日来の豪雨の跡始末か、ダムからの放流で濁流状態です(+_+)
白水川はどうなのようと、初心者はドキドキしながら立派な林道を進みます。
白水橋から4km弱で「白水川4号橋」に到着。ここから見る「メロンの滝」は
名前の由来がわかりますね。このメロンの滝を見て200mほどで最後の砂防ダムがあり
7:45頃、その少し先、co900mぐらいから入渓です。標高差1000m近くを沢登りで
大雪山の黒岳を目指します!沢登りで大雪山の中に入っていくなんて、格好いい!!
赤茶けた石に、白水川の由来がわかる白く泡立った水が流れています。
去年の秋に遡行したiwaさんによると今回は水量多めで楽しい!だそうです。
初心者の私には、きつそうだぜ(+_+)
しばらくは巻き道もあったりして、エゾオヤマノリンドウ花盛りの中を歩いたり
渡渉したり、へつったり(^_^;) 30分ほどで、前方に大雪山の稜線が
青空の下にバッチリです。あの稜線近くまで登るんですね!
河原に湯気が見えます。さすが層雲峡温泉のご近所です。
そして白水川だわ。川筋が泡立って真っ白です。それだけ流れに勢いがあると言うことです。
初級の沢ということですが、結構必死に頑張って歩いてますよ。
岩と岩の間の水流は、ぼんやり足を置くと、持って行かれそうになります。
滝らしい滝はないのかなと思っていたら、オーー、なかなかな5mほどの滝が
でてきましたわ。岩の色のせいか、明るい開放的な沢です。2グループ、15名と
いう人数で登っているせいもあるのか、とっても賑やかで楽しいです。
iwaさんが、そろそろ大滝が出てくるよと教えてくれました。
co1370の大滝のことです。ワクワクしながら、ヘロヘロ頑張ります。
まず水煙が見える! そして、すごい!すごい!すごすぎ!(ボキャブラリー貧困)
私が間近に見る滝では、初めての大きさ高さです。すごい迫力ですね。
しばし圧倒されて茫然としてしまいました。水飛沫もすごいのですが、暑くて
ヘロヘロだったので、このひんやりした空気に生き返りました。
右岸の急斜面を慎重に登ります。虹が綺麗♪
ザレッぽく、濡れているので緊張しましたが、ロープを出すことなくクリア。
上に上がると藪です。ほんの少し藪をあるいて沢身に降ります。
沢の傾斜が穏やかになって、少しほっとしましたが、ここから巨岩帯というか
頑張りどころの始まりです。登っても登っても、水流は減らないし
岩もゴロゴロと足の置き場や手の置き場に神経を使います。手足の長い
男性陣にはそれほど難しくはないみたいですが、手足も短い力も弱い女性陣には
辛い所です。なんど手を差し伸べてもらい、お尻を押してもらったことか(^_-)
巨岩帯の登りに一時間ほど費やしました。稜線が広がり緑が広がり
お花畑到着。右手に陵雲岳、左手に桂月岳。しばしこのロケイションを楽しみましょう。
ここから先は、穏やかな広がりのある大雪山のただ中という感じですね。
一休みで先へ進みます。岩や高山植物の間を頑張ると、また昼寝所という感じの
場所到着。せっかくなので、またお休み♪ふかふかの絨毯の上は最高。
何時までも休んでいられないので、重たい腰を上げて進みます。白水川の
源頭は雪渓の下です。雪渓の消えた横には、エゾコザクラやチングルマが咲き
早くに消えた場所には、ミヤマリンドウが可愛く咲き、この場所に
ずーーっと居たい!そんなところを通り過ぎると、黒岳石室のキャンプ地です。
入渓してから6時間が経っていました。長かったような短かったような。
緊張と興奮と楽しさとでヘロヘロでしたわ。
小屋前のベンチで大休止。小屋番さんはサーファーのいでたちで、
沢からですねとニコニコしてました。あとから分かったのですが、一度
お目にかかりたいと思っていた、HYMLメンバーでもあるU-canさんでした。
その時に分かれば、ワン連れ山の話とかしたかったです。
14:40小屋前を出発、黒岳頂上経由で7合目リフトとロープウェイで下山。
リフトとロープウェイのありがたさを噛みしめた下山でしたわ。
いつもは「黒岳の湯」なのですが、湯元銀泉閣の「日帰り入浴」の看板に
フラフラと引き寄せられました(^_-) 丁度夕食時で、お風呂は貸切状態でした。
さっぱりしてから、コンビニで夕食のビールを仕入れ、今夜のキャンプ地
大函の駐車場へ。2グループ15名と、急遽北見から宴会参加の1名を加え
16名で沢の話題やなんやらで、メッチャ楽しい宴会キャンプでした。
iwaリーダーは夜の焼き肉キャンプの素晴らしいリーダーでもありました!
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