記録ID: 7635788
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿
尾鷲の秘境 須賀利の「日和山」
2024年12月29日(日) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 07:40
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 445m
- 下り
- 467m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:53
距離 12.0km
登り 445m
下り 467m
天候 | 晴れ 東の風0〜1m 視界は良かった 朝の駐車場で気温は−1℃ 歩く内は寒さを感じない 10時過ぎには暖かくなった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広場は入れるけど 停めて良いのか?駄目なのか?聞く人も居なかった トイレ無し 先の須賀利の集落の方に600mほど行くと公衆トイレが有る 24時間営業のコンビニは 南方向なら6km 北方向は24kmくらい離れている au つながる ※ 後になって気がついた 路側帯はバス停のスペースだった かなり長い場所の端っこに 停めたから邪魔になってないと思うけど |
コース状況/ 危険箇所等 |
金助前から尾根に乗り上げ 日和山へ 戻って小池・大池を回り 尾根を越えて戻った 全体に 正規の登山道で無いのかどうか? 落ち葉が積もって 一部で踏み跡が薄くなる 要所に道標有り 古くて目立たないマークが 適度に有って好ましい 尾根乗り上げまで 歩き始めだけ分かりにくい 始めは枯れた川の左岸沿いを上流へ これまた枯れた沢が右から下りてくるので その手前を上流へ その沢を渡渉?すると 明瞭な道になる 前半はガレの浮き石が多い 歩き易い土の道になると尾根に乗る 倒木ならぬ 杉の間伐材が放置されているが 歩けるようにカットするなど 手をかけてある 尾根に乗ったら 日和山は右方向 日和山往復 尾根芯の緩やかな道 小池まで 日和山から戻ったら 尾根を反対方向へ 尾根を左に見上げながらトラバース気味に高度を下げる 道標で右折して 小尾根を下る 次の道標で左折して やや荒れて浮き石の多い道を下り 海面近くまで下りたら 泥水の小池に出る 海岸沿い 小池の50m先で外海の海岸に出る 始めは大池かと勘違い 大池はこの界隈で最大の海跡湖だと聞いていたが あまりにも大きいみんなこれを一日で回るのか!と思ったが 正面に見えたのは 7kmほど先の九鬼山やオハイの半島だった 歩ける訳無い 大池に向けて 海を右手にして進む ゴロタの海岸でも ガレと倒木の陸側でも どこでも歩けるけど どこも歩きにくい できるだけ歩き易いところを選んで進むと マークや道標も有る 途中 海に向けて岩が突き出ているところは 高巻いた 整備の手はほとんど入ってないと思う 大池北岸 津波の時だけ 水が供給される池は 緑色の富栄養状態 それぞれの地震の堆積物が観測できる貴重な池として 天然記念物になっている 水際も少し内側も どちらも歩けるので 池からあまり離れないように歩いた 道は薄く歩きつらい 一帯を元須賀利と言い 鎌倉時代から江戸時代始めまで集落が有ったが 台風の被害に耐えかねて離散したと聞く 社護神社が残っている 江戸鼻北側の外海 大池の奥に 200mほど先で外海に出る 尾鷲ブルーを期待したが 日が差し込むのは 早い時間だけらしい 大池南岸 江戸鼻から 大池の南岸を戻った 北岸より 明瞭で歩き易い道だった 途中 大池の他に 小さな池がみっつ程有る 木立の無い岩場に登れば外海も見える 池の水位は夏になると上がるのか?そうなると水際部分の通過に苦労するかも? 帰路 海岸沿いに出た後 往路と同じルートで戻った 植生は 日和山の北面は杉・桧の植林 南面は 常緑広葉樹林で どちらも見通しは悪い 池の周辺は常緑広葉樹林が多い 下藪は 一部にシダがはえるだけ 展望が良いのは 池周辺と海岸だけ 日和山はほとんど展望の無い山だった 対照的に 池の周辺では 進むほどに違う眺めが展開するように現れて飽きさせない 正規の登山道ではないのか?冒険気分を楽しめる ルートファインドと言うか?実際は古くなって目立たないマークファインドだけど 真新しい道標も有るので いつまでも そんな楽しみ方ができるとは限らない 回る順序 先に しんどいだろう日和山に向かったが 池巡りのほうが しんどい 江戸鼻から見下ろす外海に 尾鷲ブルーを期待したけど 午前中がきれいなようだ 逆にすれば良かったか? au 稜線のほとんどでつながる |
その他周辺情報 | 周辺どころか 日和山の在る須賀利地区自体が尾鷲市の飛び地 紀北町から太平洋に突き出す半島の先端部で 40年程前 須賀領トンネルができるまで文字通り 陸の孤島で 定期船で対岸の尾鷲と行き来していた 北方向に10kmほど離れて きいながしまふるさと温泉が有るけど 時期と時間から激混みと考えてパスした |
写真
撮影機器:
感想
三重県の紀北町から 太平洋に突き出た島勝半島の先端に、尾鷲市の飛び地が在り・・・
須賀利と言う。 (釣具メーカーとは関係無い それはシマノかガマカツ)
つい 40年ほど前に、トンネルが貫通するまで船で対岸の尾鷲と往来していた。
文字通り 陸の孤島であった。
周辺には、姫越山の芦浜や古和浦の座佐浜などに海跡湖が点在するが、須賀利の大池は その最大級らしい。
海跡湖に共通するイメージは、人里から隔絶した浜で、聞こえるのは 静寂とも感じる潮騒と渡る海鳥の啼声と、沖を通る漁船の音。
時が止まったかと思えるが、足を進めるほどに違う景色が展開して飽きさせない。
その大池と 半島の日和山を歩いた。
大池付近には、個性的な池がいくつか有り、外海の眺めも良い。
期待以上だった。
今はまだ 道が薄い。
冒険的な要素が有って、ワクワク感も増す。
それを 求めるなら、早いほうがいい。
真新しい道標も有、整備が進むのだろうか?
もし、あなたが3ヶ所すべて歩こうと思うなら、芦浜、座佐、須賀利の順に行くのが良い。
後者ほど 秘境感が深く 変化が大きいから。
美味しい物を 最初に食べるタイプなら、その限りに無い。
※ みっちろさんの 最近の記録は、分かりやすくて詳しく 参考になりました。感謝
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