石尊稜



- GPS
- 14:43
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,475m
- 下り
- 1,466m
コースタイム
- 山行
- 2:37
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:53
天候 | 1/12晴れ、1/13晴れのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
石尊稜
嶮稜冬山合宿。
今年は赤岳鉱泉をベースに、アイスクライミング、バリエーション、登山チームの3チームに分かれて行動。
私は石尊稜を辿る4人編成のバリチームに参加。
冬期バリエーションは今年が初。
初日に美濃戸から赤岳鉱泉に移動し、翌日午前5時20分赤岳鉱泉発。
20分程で分岐に到着。そこから一般道を外れて石尊稜へと進む。
雪の斜面をトラバースしながら登っていき、7時下部岸壁着。先行パーティーは一組。ダブルロープで3人のうち一人目が登り始めるところ。ここで30分以上寒さに耐えながら待機。そうこうしているうちに後続が続々と到着し、気づけば15名程度の長蛇の列。早めに来ておいて良かった。
順番が来て、まずは先輩2名が昇る。続いて先輩と私のペアの番。まずは先輩がリード。下部岸壁はペツルのハンガーが随所に整備されている。アルヌンでロープをかけていきながら、40mくらいで中間支点へ。支点は立木にとる。私も慣れないアイゼンピッケルを使った登攀に苦戦しつつも、無事に支点へ。
この後は雪稜歩き。最初は20mほどスタカットで登ったが、ロープを繋ぐような危険箇所もなさそうなので、その後はロープを外して上部岸壁へと歩いていく。途中大同心が良く見えた。
午前10時20分上部岸壁着。先程まで晴れから一転、雪がちらつき風も吹き寒さが増す。小止を入れて登攀再開。ここは私がリードをさせてもらった。10mほどのところで残置があるが、ここではピッチを切らず、さらに20mくらい先に行ったリッジ上の岩にスリングをかけて支点を作った。リッジ歩きのなかなかスリリングなピッチだった。最後はつるべで先輩がリードで15mほど上がり終了点へ。ここからはロープを外してながらかな雪稜を登る。午後12時20分、無事に一般道に到着。
生憎の天候だが、ひとまず安堵。この後は足元に注意しながら地蔵尾根から行者小屋を経由し、14時30分赤岳鉱泉着。
初の冬期バリエーションということで、アイゼンピッケルを使った登攀に苦慮したが、楽しかった。また挑戦してみたい。
追記)赤岳鉱泉に戻ってから1時間経過後、指の痺れと色味の変化に気づいたたため、赤岳鉱泉診療所にて受診。凍傷の可能性有りとのことで、急遽美濃戸まで下山、紹介いただいた諏訪中央病院へ。重症度1〜2の軽度の凍傷との診断を受けた。幸い大事には至らなかったが、防寒対策や自己の寒さの限界を知る契機となった。寒さは気力で乗りきれても、身体は追いついてこれない。今後の教訓にしたい。
赤岳鉱泉診療所、諏訪中央病院の先生・看護師の皆さん、大変お世話になりました。
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