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Yamareco

記録ID: 7713916
全員に公開
雪山ハイキング
東海

金草岳へ 楢俣川〜桧尾峠を越えて

2025年01月18日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 福井県 岐阜県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
13.0km
登り
1,024m
下り
1,024m

コースタイム

日帰り
山行
10:10
休憩
0:50
合計
11:00
6:10
90
スタート地点
7:40
8:00
170
渡渉、尾根取り付き
10:50
67
11:57
33
12:30
12:40
20
13:00
13:20
48
14:08
182
17:10
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道417号からスノーシューを装着して、楢俣川沿いの林道歩きからスタート
2025年01月18日 06:44撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1/18 6:44
国道417号からスノーシューを装着して、楢俣川沿いの林道歩きからスタート
深い雪の林道は難所だらけ
2025年01月18日 07:15撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 7:15
深い雪の林道は難所だらけ
1時間半の林道を歩き、渡渉してやっと尾根に取り付きます
2025年01月18日 07:47撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2
1/18 7:47
1時間半の林道を歩き、渡渉してやっと尾根に取り付きます
やっと太陽が出てきた
2025年01月18日 09:16撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 9:16
やっと太陽が出てきた
P915の先からは急角度の雪庇が待っています
2025年01月18日 09:51撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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P915の先からは急角度の雪庇が待っています
2025年01月18日 09:52撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 9:52
金草岳が見えたけど、まだまだ遠い
2025年01月18日 10:06撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1/18 10:06
金草岳が見えたけど、まだまだ遠い
存在感たっぷり
2025年01月18日 10:02撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 10:02
存在感たっぷり
狭く急角度の雪庇を切り崩しながらスノーシューで突破
2025年01月18日 10:41撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 10:41
狭く急角度の雪庇を切り崩しながらスノーシューで突破
敗退もちらつきながら雪庇区間を何とかクリアー
2025年01月18日 10:43撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 10:43
敗退もちらつきながら雪庇区間を何とかクリアー
桧尾峠への最後の登り
2025年01月18日 10:45撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 10:45
桧尾峠への最後の登り
モコモコ
2025年01月18日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 10:49
モコモコ
桧尾峠からは金草岳への国境稜線の雪稜
2025年01月18日 10:54撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 10:54
桧尾峠からは金草岳への国境稜線の雪稜
見えているピークは白倉岳で金草岳はまだその先です
2025年01月18日 10:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 10:56
見えているピークは白倉岳で金草岳はまだその先です
去年の敗退地点、ここから仕切り直しでアタック
2025年01月18日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:17
去年の敗退地点、ここから仕切り直しでアタック
最高の雪稜です
2025年01月18日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:26
最高の雪稜です
冠山を眺めながら
2025年01月18日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:28
冠山を眺めながら
2025年01月18日 11:29撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:29
一旦コルへ
2025年01月18日 11:44撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1/18 11:44
一旦コルへ
ここから雪面はクラスト気味に
2025年01月18日 11:46撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1/18 11:46
ここから雪面はクラスト気味に
厳冬期の景色
2025年01月18日 11:49撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:49
厳冬期の景色
あちこちに雪庇のクラックがあるので要注意です
2025年01月18日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:52
あちこちに雪庇のクラックがあるので要注意です
日本海も見える快晴
2025年01月18日 11:53撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:53
日本海も見える快晴
今日は北アルプスまでハッキリと見えます
2025年01月18日 11:55撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 11:55
今日は北アルプスまでハッキリと見えます
白倉岳に着くと本峰の金草岳が見えた!
2025年01月18日 11:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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白倉岳に着くと本峰の金草岳が見えた!
2025年01月18日 12:03撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:03
ズームにするとクラックがハッキリと
2025年01月18日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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ズームにするとクラックがハッキリと
2025年01月18日 12:12撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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一旦コルへ下りラストの登り
2025年01月18日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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一旦コルへ下りラストの登り
厳冬期の景色に
2025年01月18日 12:14撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:14
厳冬期の景色に
疲れてきたけどもう山頂はすぐそこ!・・・と、歩いていたら
2025年01月18日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:19
疲れてきたけどもう山頂はすぐそこ!・・・と、歩いていたら
雪に隠れていた雪庇のクラックを踏み抜き転落。。。
何が起きたのか分からなかったです。
2025年01月18日 12:24撮影
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1/18 12:24
雪に隠れていた雪庇のクラックを踏み抜き転落。。。
何が起きたのか分からなかったです。
自分の周りの景色はさっきまでと別の世界
2025年01月18日 12:22撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:22
自分の周りの景色はさっきまでと別の世界
見上げれば青空
2025年01月18日 12:24撮影
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1/18 12:24
見上げれば青空
落ちたのは自分の身長ほどの高さので、雪がクッションになり幸い痛いところもなく、ステップを作って自力で脱出できました。これが狭く深い箇所への落下だったらアウトでした。
2025年01月18日 12:26撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:26
落ちたのは自分の身長ほどの高さので、雪がクッションになり幸い痛いところもなく、ステップを作って自力で脱出できました。これが狭く深い箇所への落下だったらアウトでした。
脱出して5分後に金草岳山頂に到着。
一番高いとこには立てません。
2025年01月18日 12:30撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:30
脱出して5分後に金草岳山頂に到着。
一番高いとこには立てません。
6時間半かけて着いた山頂の景色は素晴らしいけど、転落後なのであまり喜べないです。。。
2025年01月18日 12:31撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:31
6時間半かけて着いた山頂の景色は素晴らしいけど、転落後なのであまり喜べないです。。。
高倉峠への国境稜線
2025年01月18日 12:32撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:32
高倉峠への国境稜線
下りはクラックから離れて黄色ラインを下りました
2025年01月18日 12:43撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:43
下りはクラックから離れて黄色ラインを下りました
白倉岳に戻り白山を眺めながら昼休憩
2025年01月18日 12:59撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 12:59
白倉岳に戻り白山を眺めながら昼休憩
桧尾峠、ここからはもう登り返しはないので気が楽です
2025年01月18日 14:08撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 14:08
桧尾峠、ここからはもう登り返しはないので気が楽です
でもこの雪庇をクリアーして行かねば
2025年01月18日 14:13撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 14:13
でもこの雪庇をクリアーして行かねば
途中の展望地から冠山をズーム。
今日は快晴なので大賑わいだったはず。
2025年01月18日 15:01撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 15:01
途中の展望地から冠山をズーム。
今日は快晴なので大賑わいだったはず。
下りの尾根で胸まで落ちて・・・
帰りの林道でも腰まで落ちて・・・
2025年01月18日 15:17撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 15:17
下りの尾根で胸まで落ちて・・・
帰りの林道でも腰まで落ちて・・・
厳冬期の金草岳アタック、無事に終わりました
2025年01月18日 17:08撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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1/18 17:08
厳冬期の金草岳アタック、無事に終わりました

感想

去年、田代尾根から冠山峠を経由して金草岳を目指したが、体力切れと時間切れで途中敗退。今年は楢俣川から桧尾峠へ登る尾根でアタックしてきました。
結果、桧尾峠への尾根の雪庇の通過に苦労しながらも、快晴の天気で山頂に辿り着きリベンジ完了しました。
・・・が、山頂手前で雪庇のクラックに自分の不注意で転落。怪我もなく無事に脱出できましたが、一歩間違えれば脱出不能になっていたかもしれない出来事もあり、雪山単独での怖さを改めて思い知った一日となりました。

【楢俣川〜桧尾峠】
国道417号からスノーシュー装着しての林道歩きで、脛ぐらいまでのラッセル。
危険な片斜面はなかったので、スムーズに渡渉点に到着し難なく尾根に取り付きました。

尾根はP915までは急な登りで深くて膝下のラッセル。
P915の先がヤセ尾根に急角度の雪庇が連続です。
アイゼンに履き替えたほうが万全ですが、そのままスノーシューで雪庇を切り崩しながら突破。

【桧尾峠〜白倉岳】
桧尾峠から一旦コルに下り、去年の敗退地点。ここから白倉岳へ200mほどダイナミックな雪稜を登るが、上を見上げると登れるのか不安になります。
上へ登るにつれ雪面はクラスト気味に。
パイプフレームのアトラススノーシュー「スノーラン」ではやや不安定。
なるべく柔らかい雪面を拾いながら登ります。

雪庇のクラックが目の前に見えてきたので、谷側へ回避。
回避した箇所はクラストしているのでスノーシューのわずかな爪を利かして直登。
ここの下りはアイゼンが必要。

【白倉岳〜金草岳】
絶景の白倉岳に登り上げると本峰の金草岳が初めて見えて感動です。
コルに下り金草岳を見上げると、雪庇のクラックがハッキリと。
ライン取りをイメージしながら最後の登りへ。

山頂直下・・・
クラストしていない箇所を探しながら左足を置いたところ、いきなり体が宙に浮いたと思えば次にドスンという衝撃が。
何が起きたのか分からず、起き上がって周りを見れば両側に雪の壁と笹の地面が・・・幅1mちょっとの雪壁に囲まれた空間。
クラックに落ちたことに気付きました。

以外と恐怖とか不安とかはなく、逆に広くて暖かい空間だとか思ってました。
どこも痛いところはなく、自分の身長程度の高さから落ちたと認識。
手を伸ばせば雪面に手が届くので脱出はできると冷静に思いました。
ピックストックで雪壁にステップを作り、両側の雪壁に手を突っ張りながら脱出。

転落から5分で金草岳山頂に到着。
正直、リベンジ達成の嬉しさや景色の素晴らしさの感動は薄れてしまい、時間が経つにつれて、起きた出来事の重大さが分かってきて、素直に喜べませんでした。
その後、気を取り直して白倉岳の景色のいい所で昼休憩。
少しづつやり遂げた感を味わうことができました。

下りはクラスト斜面をアイゼンで安全に下降し、再びスノーシューで登ってきた尾根を下り、無事に林道に到着。
暗くなる前に下山完了しました。

下山後・・
落ちた個所の写真をよく見ると、山頂付近から小さなクラックがこっちに伸びているのが見え、さらに雪面に隠れたクラックのような窪みが続き、自分の落ちた穴。そして下方にまた小さなクラックが。
しっかりと観察して、上と下のクラックを線で繋げば途中に雪に隠れたクラックがあるのが予測できる感じ。
完全に自分の観察不足の不注意で、安易に歩いていたと反省。

クラスト斜面を避けて足元ばかり気にしていて周囲が見えていなかったのと、疲れもあり集中力が途切れて、クラックに対する意識が薄れていたことが、踏み抜き転落に繋がったのだと思います。
落ちた個所がたまたま広くて浅かったので自力脱出できただけで、狭く深いクラックに落ち、挟まって身動きが取れなくなっていたと思うとゾッとするばかりです。

今目の前にあるリスクは何かを常に考えて行動しなければいけないと改めて思うのと、単独での雪山の危険性をしみじみと思い知った金草岳でした。

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