金草岳


- GPS
- 09:10
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,137m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:10
天候 | 曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
6時30分、林道入口に到着。
まだ薄暗いけど、空は明るかった。
晴れそうだ。
いいぞいいぞ。
うんせうんせ準備して7時20分、ようやく出発。
歩き始めると
すぐに踏み跡があるのに気づいた。
まだ今年は誰も入ってないと思ってたので、意外だった。
昨日誰か入ったのかな??
林道を1時間ほど歩いて
白倉谷と添又谷が合流する地点に到着。
ここから派生する尾根が桧尾峠に向かう尾根だ。
徒渉箇所を探して、対岸へ渡った。
尾根を登っていくと
太陽が尾根から顔を見せ始め、
周りをオレンジ色に染めていった。
冷えた指先を暖めてくれて、気持ち良い。
更に高度を上げていくと
白倉岳の大きな山容が見えてきた。
気分が高揚していく。
細尾根の手前でアイゼンワカンに切り替える。
クラストしている箇所があったり、
踏み抜きそうな箇所があったりとなかなか危ない。
雪が崩れてしまえば、通過できなくなるだろう。
金草岳はガンドウ尾根にしても、
だいたい細尾根を通過しないといけないようで
なかなか難関な山だ。
脱水症状の為か、足がつり出していたので、
水分とアンパン食べて対処。
11時30分。桧尾峠に到着。
白倉岳へと続く稜線は雄大で綺麗だった。
もっと切れ落ちて斜度もあるかと思っていたけど、
それほどでもないみたい。
サミットのようなマウンテニアリングアックスは
持ってこなかったので、ストックで行くことにした。
こうゆう時、短いテクニカルアックスは使い難いな。
稜線に取り付いて高度を上げていく。
見上げれば雪壁の向こうに青空が広がる。
なんだか西穂高西尾根にいるような感覚。
振り返れば
冠山へと続く長大な南尾根、
幾重にも重なる深い谷、能郷白山や白山、
彼方には北アルプス。
とても1,200mとは思えない奥美濃の大展望だった。
12時25分、白倉岳に到着。
目の前に金草岳が現れた。
白い大きな斜面を纏った金草岳はとても優美だった。
朝にはきっと真っ赤に染まるんだろうな。
国境稜線は続き、
向こうには笹ヶ峰だろうか、ひときわ際立った山があった。
まるで北アルプスにでもいるようだ。
ここでの一泊は最高だな。
頂上稜線はけっこうクラックが入っていて
今にも崩れそうだったので北側から登ることにした。
12時50分、金草岳山頂に到着。
当たり前だけど、誰もいない。
冷たい風が少し吹いていて、
暖かい紅茶が美味しい。
高倉峠へむかう国境稜線を暫し眺めながら、
テントを持ってきても良かったなと思った。
日帰りで帰るにはなんだかもったいなかった。
このままずっといそうになったけど、
あまりにゆっくりしていると真っ暗になる。
駐車の件も心配だし、
名残惜しかったけど、山頂を後にした。
下山後はいつもの揖斐川温泉と北海道味噌ラーメン。
冷えた体に温泉とラーメンは最高だった。
実は体調不良で、来るかどうか迷ってたけど、
やっぱり来て良かったな。
奥美濃は静かで山深いのがいい。
【駐車について】
楢又林道入り口が少し除雪されていたので、そこに駐車。
なるべく奥に停め、 除雪車が入っても転回できるようにした。
この辺り一帯で駐車問題が発生しないよう気をつけたい。
(冠山登山口の路肩は6時20分の時点で満車であった)
【工程】
3:00起床➡4:00自宅出発➡6:30楢又川林道
7:20楢又川林道➡1250金草岳➡16:30楢又川林道
17:30揖斐川温泉18:50➡2015 SAにて夕食
【装備】
コヒージョンジャケット(MH;サイズM)
トリオレットパンツ(パタゴニア;サイズS)
カイヤナイトフーディー(パタゴニア;サイズS)
テックフェイスフーディー(※1 パタゴニア;サイズS)
モンキーマンベスト(MH;サイズS 使用せず)
厚手下着上下(エクスペディションホット/ノースフェイス)
中厚手靴下(スマートウール※2)、薄手靴下(ファイントラック※2)
登山靴(リベレテック(※2)/スカルパ;サイズ41)
手袋(パニシャー(※3)/BD;サイズS)、毛帽子(※4)、
薄手手袋(ファイントラック)、レインパンツノスソ(ミレー)
予備手袋(オーバーグローブ、毛手袋、ソロイストフィンガー)
アルミアイゼン/カンプ、アルミワカン、ワカン用袋
ストック(ディスタンスカーボンZ/BD)
アックス×2(※5 ベノムLTテック/BD)、リーシュコード
細引、ヘッドランプ、電池、ココヘリ、ナイフ、テーピング、
コンパス、地図、携帯電話、携帯電話用充電池、
ウェットテッシュ、テッシュ、マジックテープ(ワカン等を鞄に固定する為)
メガネ、予備コンタクトレンズ、食料/水分(下記)
※1:稜線から着用。
中程度の防風性と保温性の為、行動着として使いやすい。
中綿不使用の為、藪やギアによる裂傷も気にしなくて済む。
※2:この組み合わせでは指先が終始冷たかった。
温泉で指先を見ると真っ赤になっていて、しもやけ直前。
※3:行動直後は小指が冷たかったが、
ずっと行動していたら、暖かくなった。
※4:ジャケットの帽子でも良いが、首周辺が厚くなる場合は
毛帽子の方が良い。
※5:雪壁や簡単なアイス/岩場なら軽量で非常によいが、
今回のルートには短すぎて使いにくい。
一般的にはサミット&サミテックの組合せの方が良いか。
BD:ブラックダイヤモンド
MH:マウンテンハードウェア
【食料】
アンパン90kcal×5、アーモンド小魚、飴
暖かい紅茶700ml(テルモス)、ペットボトルのお茶600ml
※登山前にチョコクロワッサンとおにぎり×2を摂取。
※実質摂取した水分は600ml程度だが、
熱湯のため飲めなかっただけで、かなり脱水状態だった。
この為、足が痙攣したり、凍傷になりやすかったと思う。
この件は別途記述したい。
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