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Yamareco

記録ID: 7719557
全員に公開
雪山ハイキング
白神山地・岩木山

岩木山 嶽 八合目まで

2025年01月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:05
距離
7.8km
登り
802m
下り
801m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:32
休憩
0:33
合計
7:05
距離 7.8km 登り 802m 下り 801m
7:09
5
7:20
16
7:36
7:37
26
8:03
38
8:41
8:42
126
10:48
11:19
112
13:11
35
13:46
16
14:02
8
14:10
4
14:14
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
嶽温泉公共駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
登山道入り口は除雪によって大量の雪が積んである
西澤旅館さん側に低くなっているところがあるので、そこから入っていく
その他周辺情報 嶽から少し下ったところにある百沢温泉で汗を流す
わかんを装着中
岩木山のメインストリート「巨木の森」
岩木山のメインストリート「巨木の森」
トレースもあり
傾斜が付いてきた
傾斜が付いてきた
1年生と3年生に分かれて弱層テストを実施
1年生と3年生に分かれて弱層テストを実施
先行パーティーの情報によると8合目は暴風雪
1年生に体験してもらいたいので向かうことに
1
先行パーティーの情報によると8合目は暴風雪
1年生に体験してもらいたいので向かうことに
8合目到着も、山頂は厳しそうなので撤退
8合目到着も、山頂は厳しそうなので撤退
下山中に天候回復
1
下山中に天候回復
滑落停止の練習
岩木山にカブトムシが現れた
岩木山にカブトムシが現れた
快晴になったので、集合写真
今からでも登り返したい...
3
快晴になったので、集合写真
今からでも登り返したい...
奥には先週登った白神が
奥には先週登った白神が
快調に下山

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ピッケル スコップ ビーコン プローブ

感想

今週は岩木山の嶽コースへ。今シーズン、アイゼンを履く機会がまだ一度もなかったため、泊りではなく日帰り山行を選び、アイゼンワークを目的とした。冬山の本格シーズンに備えた技術向上が狙いだ。

登り始めは7:00。まだ雲がかかる岩木山を嶽からスタートした。先行パーティーのおかげでトレースはあったが、ここでは訓練も兼ねて、読図をしながら進むことに。トレースがあっても「そのルートが本当に正しいのか」を地図とコンパスで逐一確認していく。このような場面を想定し、対応力を養うことが今後のためにも重要だと改めて感じた。先頭をそこそこのハイペースで引っ張ったが、1年生もしっかりと遅れずついてきたのは心強い。しかし、もしトレースがなかったら、読図に時間を取られ、足も重くなることは簡単に想像できる。どんな状況にも柔軟に対応できるスキルを磨きたい。

高度1100m付近で森林限界に達し、ここで弱層テストを実施。1年生と3年生のチームに分かれて行った。先週も同様のテストを行った経験が活かされ、1年生の動きもスムーズだった。雪質の変化や積雪層の構造を目の当たりにするたびに、雪山の奥深さと怖さを痛感する。テストを終えた後、先行パーティーから情報提供を受けた。「この先、標高1200mの8合目は別世界のような爆風」とのこと。慎重な判断が求められる状況だったが、積雪状況、風の強さ、新雪と旧雪の境界面の結合状態を総合的に検討し、8合目まで進むことにした。

今週には近くで雪崩事故も起きており、リスク管理への意識は一層高まっていた。今回の弱層テストも単なる目的ではなく、今後の行動を決定するための判断材料として活用。雪崩の危険性をどう見極めるか、また、どの要素に着目すべきかを体感し、自らの判断力を鍛えるよい機会となった。安全な登山を実現するため、雪崩への理解を今後も深めていきたい。

8合目では予想通りの爆風が吹き荒れていた。個人的には一瞬気持ちが萎えたが、長い停滞は禁物。即下山を決定。1100m地点まで戻り、雪かきをして滑落停止の練習を行い、その後無事に下山した。全員が怪我なく戻れたことに安堵する。

今回の山行では、事前に雪崩リスクを考慮したミーティングを実施し、複数のシナリオを想定して臨んだ。この経験は山頂に立つこと以上に価値があり、スキルアップの一環として大きな意味を持ったと感じている。次回の山行はテスト期間後となる。限られた時間の中で各自ができることを考え、今後の合宿にしっかりとつなげていきたい。

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コメント

滑落停止は今回のような雪質でやってもあまり意味はありません。止まるに決まってるじゃん。形を覚えるのは良しとして、本気で止める訓練には全くなっていません。

弱層テストも雪崩地形での実施は無意味なだけではなく危険です。「弱層テスト」なのに、そのまま雪崩に呑まれるぞ。実施するならば、雪崩地形の手前で行うべきです。

写真を見る限り、貴方たちがテストを行なっている場所は、完全に雪崩地形です。

以上
2025/1/20 13:14
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