岩木山 嶽 八合目まで


- GPS
- 07:05
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 802m
- 下り
- 801m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道入り口は除雪によって大量の雪が積んである 西澤旅館さん側に低くなっているところがあるので、そこから入っていく |
その他周辺情報 | 嶽から少し下ったところにある百沢温泉で汗を流す |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ピッケル
スコップ
ビーコン
プローブ
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感想
今週は岩木山の嶽コースへ。今シーズン、アイゼンを履く機会がまだ一度もなかったため、泊りではなく日帰り山行を選び、アイゼンワークを目的とした。冬山の本格シーズンに備えた技術向上が狙いだ。
登り始めは7:00。まだ雲がかかる岩木山を嶽からスタートした。先行パーティーのおかげでトレースはあったが、ここでは訓練も兼ねて、読図をしながら進むことに。トレースがあっても「そのルートが本当に正しいのか」を地図とコンパスで逐一確認していく。このような場面を想定し、対応力を養うことが今後のためにも重要だと改めて感じた。先頭をそこそこのハイペースで引っ張ったが、1年生もしっかりと遅れずついてきたのは心強い。しかし、もしトレースがなかったら、読図に時間を取られ、足も重くなることは簡単に想像できる。どんな状況にも柔軟に対応できるスキルを磨きたい。
高度1100m付近で森林限界に達し、ここで弱層テストを実施。1年生と3年生のチームに分かれて行った。先週も同様のテストを行った経験が活かされ、1年生の動きもスムーズだった。雪質の変化や積雪層の構造を目の当たりにするたびに、雪山の奥深さと怖さを痛感する。テストを終えた後、先行パーティーから情報提供を受けた。「この先、標高1200mの8合目は別世界のような爆風」とのこと。慎重な判断が求められる状況だったが、積雪状況、風の強さ、新雪と旧雪の境界面の結合状態を総合的に検討し、8合目まで進むことにした。
今週には近くで雪崩事故も起きており、リスク管理への意識は一層高まっていた。今回の弱層テストも単なる目的ではなく、今後の行動を決定するための判断材料として活用。雪崩の危険性をどう見極めるか、また、どの要素に着目すべきかを体感し、自らの判断力を鍛えるよい機会となった。安全な登山を実現するため、雪崩への理解を今後も深めていきたい。
8合目では予想通りの爆風が吹き荒れていた。個人的には一瞬気持ちが萎えたが、長い停滞は禁物。即下山を決定。1100m地点まで戻り、雪かきをして滑落停止の練習を行い、その後無事に下山した。全員が怪我なく戻れたことに安堵する。
今回の山行では、事前に雪崩リスクを考慮したミーティングを実施し、複数のシナリオを想定して臨んだ。この経験は山頂に立つこと以上に価値があり、スキルアップの一環として大きな意味を持ったと感じている。次回の山行はテスト期間後となる。限られた時間の中で各自ができることを考え、今後の合宿にしっかりとつなげていきたい。
コメント
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弱層テストも雪崩地形での実施は無意味なだけではなく危険です。「弱層テスト」なのに、そのまま雪崩に呑まれるぞ。実施するならば、雪崩地形の手前で行うべきです。
写真を見る限り、貴方たちがテストを行なっている場所は、完全に雪崩地形です。
以上
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