岩ヶ峰から釈迦ヶ岳〜三池岳周回
- GPS
- 16:00
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 1,021m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 6:55
天候 | 曇り 終日風が強い一日 【気温】栃谷徒渉地点:7℃ 釈迦ヶ岳最高点:3℃ 仙香池:5℃ 林道に下山:8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八風(はっぷう)キャンプ場→新しくなった栃谷橋を渡り路肩スペースへ 駐車《5台ほどのスペース有り》 |
写真
感想
いよいよ寒気が入ってきた。県境稜線で霧氷は見られないだろうか?
落葉して明るくなった仙香池はどうだろう?
そんな思いで岩ヶ峰から釈迦ヶ岳〜三池岳周回を計画してみた。
いつものように栃谷左岸の作業道?へ入り、二つ目の堰堤手前の
樹林が途切れた徒渉地点に来ると、ペンキが対岸へ導いてくれる。
谷間を急登して枝尾根から犬尾山との鞍部少し上部で岩ヶ峰主尾根に
乗ると上空に強い風の音が聞こえる。
予報では稜線に上がる頃には弱まりそうなので期待して行こう。
のっけから急登が続くので、ストックはザックに収めて両手を
自在に使えるようにして登りに備える。
林床を埋めるコイワカガミを見ながら急登を喘ぐ。
岩ヶ峰の名前が表すように何度も岩を捲きながら高度を稼ぎ、
尾根がやや南に向きを変え岩尾根を攀じる頃やっと北側の展望が開け
三池岳に繋がる稜線や、段木、岩ヶ峰そしてピーク下に「鏡岩」が
望めるが、この角度だとまるでマントヒヒの横顔のようだ。
岩尾根を過ぎてやや傾斜が落ち着いてくると北山のピークになる。
展望に欠けるがこの先も急登が続くのでここで一息入れよう。
梢の間から見られる鏡岩が真横に近づいてくるといよいよ核心部の
尾根に立ち塞がる岩壁に突き当たる。僅かなスタンス・ホールドを
頼って攀じてから庇が邪魔する狭いテラスをかがむように
右へトラバースし終えると石楠花が密生する急斜面だ。
コイワカガミや石楠花に癒されて登った頃を思い出しながら、
ドームのように盛り上がった岩ヶ峰の急斜面を右から回り込むように
登ると傾斜が尽きて石楠花に囲まれた岩ヶ峰に着く。早速ピーク脇の
小さな展望地から三池岳〜竜ヶ岳方面を眺めてみるが、いつものような
伸びやかな解放感が感じられないのは明るさに欠けるせいだろう。
山頂を下った池のようなヌタ場から左折して、ゆるやかな鞍部を過ぎると
いよいよ稜線に向かって最後の急登だ。
幹や枝を掴んで小さな尾根から、固定ロープにすがって谷の急斜面を
県境稜線に這い上がる。
もうこれからしばらくは急な登りも下りも無い快適な稜線だ。
早速展望を求めて釈迦ヶ岳の最高点まで往復してこよう。
予報に反して風が弱まる気配はないが、目前に広がる
御在所岳〜雨乞岳〜イブネ〜銚子ヶ口方面の展望を楽しんだ後、
釈迦ヶ岳東尾根の入口を確認して無人の三角点を下り稜線を北上する。
大平尾根分岐を登り返し、小さな平坦地に出ると段木分岐だ。
僅かな距離なので空身で段木尾根を下る。
剥き出しのザレのピークに立って三池岳、八風峠、中峠、仙香山と
アップダウンを繰り返す稜線を眺めていたいが、今日の風では
長居はつらいので早々に引き返し昼食予定の仙香池に向かう。
落葉した木々に囲まれた窪地は風を遮ってくれるのでゆっくりするには
最適な場所だ。静かに広がる仙香池の畔で腰を降ろして食事を摂る。
空腹も満たされたし、池も巡ったしさあー、次は快適な稜線を楽しもう。
御池岳、竜ヶ岳の大きな山容、大きく広がる市街地や伊勢湾などを
交互に眺めながら緩やかなアップダウンで八風峠を越え今回最後の
ピーク・三池岳(中峰)に到着。(本来の山頂は縦走路を右に外れた三角点の立つピークだろうが展望、位置などを考えるとやはり、こちらの方が
山頂に相応しいように思う。)
ここで先着の女性と出逢い、「御嶽が見えますよ」と教えられ
目を凝らしてみると、見逃すほどうっすらではあるが冠雪した北アルプス
から始まって乗鞍・御嶽・中央アルプス・恵那山そして南アルプスまでが
見られた。こんな天気で意外な遠望に得した気分だ。
しばらくの雑談後、彼女を見送ってからもしばらく粘ってみたが
これ以上好転する気配が無いのであきらめ山頂を後にする。
三池岳の由来になったと言われる御池(みいけ):お菊池を過ぎると
いよいよ城の尾(三池岳東尾根)の激下りの始まりだ。
樹林帯の一気の下りで少し汗ばんできた頃林道に下山。
まだ早い時間なので、汗ばんだ体が収まるまで林道脇の谷で
コーヒタイムにしよう。
【条件が揃わず霧氷を見る事は出来なかったが、曇り空の割には
遠望も利いて、初冬を迎えたお気に入りのコースはやはり楽しい
コースだった。
変化に富んで、展望も得られるこのコースは四季を問わず満足感を
与えてくれる良いコースだと改めて感じさせてくれた。
しかし山頂の女性がbさんだっとは・・。思わぬ幸運にも感謝。】
お疲れ様でした。
釈迦ケ岳から三池岳への稜線はなぜか新たな出会いが始まる場ですね。
独身だったら毎週でもウロウロしたくなるかも?笑
霧氷の時も訪れたいですが、やはり本命はシロヤシオですね。
yoshikun1さん 今晩は。 今回はすみませんでした。
曇り空にも関わらず稜線からは遠望が楽しめました。
雪を踏んで歩いてから久しぶりになりますが、いつ来てもいい気分に
させてくれます。
ヤシオや石楠花の咲く季節も素敵ですが、積雪期の稜線も忘れられません。
おはようございます。
このコース、何度歩いても楽しめる鈴鹿随一の稜線だと思います。
山頂なのに静かで水量の多い仙香池は、onetotaniさんに紹介されて以来、
一番のお気に入りスポットです
三池は御池で、お菊池が由来だったんですね。知りませんでした。
三池の稜線は、新たな出会いがいつもありそうです。
今回は、b7さんでしたか!?
彼女のレコは、いつも楽しそうですね
totokさん 今晩は。
急な斜面を霧氷の稜線に這い上がる。密かにそんな眺めを期待しましたが、
気温も高めで風も強く、条件が揃わず残念でした。
青空の稜線を歩ければ最高でしょうが、こんな天気でも充分楽しめました。
季節、天気を問わずいつ訪れても良い所だと改めて思いました。
我々は、南ウィングへ、酔い覚ましに早朝入山。
未明に確認した天気予報が外れ、モルゲンロートが見られず、私は嘘つきになりました。
この日は、午後も気温は上がらず、耳も千切れそうな、寒い一日でしたね。
どうも、お疲れさまでした。
dedeppo5さん 今晩は。
稜線に上がる頃は、風も弱まり快適な稜線歩きを楽しもう。
そんな予定は外れましたが、お気に入りのコースだけに充分楽しめました。
曇り空の下で、冠雪したアルプスまで眺められるとは意外でした。
来年の建国記念の日は誘っていただけますか?・・。
鉄板ビス3本と、+ドライバーご持参下されば、喜んでお誘いします。
了解しました。
その節はよろしくお願いいたします。
onetotaniさん こんにちは〜
まさかまさかお会いしてお話していたとは・・・
onetotaniさんとはつゆ知らず・・・
三池岳登頂された早々に図々しくも写真をお願いしてしまったりで申し訳ありませんでした でもたくさんの鈴鹿の奥地のお話を聞かせていただき、寒い中でもあったかく楽しい時間をいただくことができました。ありがとうございましたm(_ _)m
私は釈迦の最高点にも行けなかったし段木にも寄れなかったんですが、今度は行けたらいいなぁ 大平尾根とかも初めて聞いたのでまたonetotaniさんのレコを参考にさせていただきながら未踏のルートも少しずつ歩けたらと思います
レコのお写真は同じのが多くてそりゃそうだよなぁと・・・w
最後の射撃場跡の紅葉も帰りの車道脇もホントにキレイでしたね〜
black703さん 今晩は。
思い切って確認すれば良かったな・・・。
こちらこそ「御嶽が・・」と言われなければ見過ごしていました。
有難うございました。
今度出かけられる時は新緑の時期が良いですよ。
岩ヶ峰ではシロヤシオやアカヤシオ、コイワカガミ、そして段木・東尾根では
石楠花、コイワカガミ、フデリンドウなどが一度に見られるG/Wの頃が
お勧めです。
鈴鹿の山を歩く楽しみがまた一つ増えました。
これからも宜しくお願いします。
onetotaniさん
こんにちは
素敵な出会い、すばらしい眺望、最後に見れた紅葉。
満足感漂うレコですね。
釈迦を登らないといけないのですが
来年の甘栗さんとのコラボになりそうですが
色々なコースがあり楽しそうですね。
早く行きたいで〜す❗
kazu97さん 今晩は。
鈴鹿7mの完登は来年に持ち越しですか。
積雪前に霧氷の釈迦ヶ岳も良いと思いますが・・・。
多分朝明から登られると思いますが、中尾根〜釈迦〜羽鳥峰の周回コースに
なるのかな?。
その節は是非、段木か仙香池方面まで足を伸ばしてください。
素晴らしい稜線歩きが味わえると思いますよ。師匠にねだってみてください。
(新緑の時期、4月末がベストですよ。)
まもなく鈴鹿も雪の季節、いよいよピッケルデビューでしょうか。
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