ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 77532
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

鷹ノ巣山〜倉戸山

2010年09月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:40
距離
12.7km
登り
1,343m
下り
1,410m

コースタイム

7:50東日原BS - 8:05巳ノ戸橋 - 8:45稲村岩肩 - 10:40ヒルメシグイノタワ - 11:15鷹ノ巣山11:45 - 12:00避難小屋 - 12:30石尾根方面分岐 - 13:40倉戸山 - 14:30熱海BS
天候 快晴! 絶好の山日和でした。
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
西東京バス http://www.nisitokyobus.co.jp/
コース状況/
危険箇所等
 登りの稲村岩尾根は、分岐がほとんどない尾根道ですから、迷いようがありません。傾斜がそれほどまでにきついわけではありません(全行程ロープなし)が、コースタイム2時間ほどと長いので、トレーニングには最適でしょう。

 下りに使った榧ノ木尾根のうち、石尾根分岐から倉戸山までは、幅広い尾根ですから危険はないのですが、踏み跡がはっきりしていないので、しっかり見極めて歩きましょう。ここぞという箇所には赤テープがあります(一度赤テープを見逃して、あわてて引き返しました(^^;)。

 登山ポストは奥多摩駅にあります。
 トイレは、奥多摩駅、東日原BS、鷹ノ巣山避難小屋にあります。
バスの発車時刻まで時間があったので、奥多摩駅前の大木戸稲荷で山行の安全を祈願しました。それにしても、お稲荷さんに安全祈願したのは初めてでした。
2010年09月11日 07:02撮影
9/11 7:02
バスの発車時刻まで時間があったので、奥多摩駅前の大木戸稲荷で山行の安全を祈願しました。それにしても、お稲荷さんに安全祈願したのは初めてでした。
中日原バス停近くの水場
2010年09月11日 07:56撮影
9/11 7:56
中日原バス停近くの水場
登山口近くからの稲村岩。圧倒的な存在感です。
2010年09月11日 07:58撮影
9/11 7:58
登山口近くからの稲村岩。圧倒的な存在感です。
巳ノ戸橋から下流方面
2010年09月11日 08:04撮影
9/11 8:04
巳ノ戸橋から下流方面
雲取山方面も天気がよさそうです。
2010年09月11日 08:04撮影
9/11 8:04
雲取山方面も天気がよさそうです。
稲村岩へは岩伝いです。
途中まで行って、次回の楽しみとすることとしました。
2010年09月11日 08:47撮影
9/11 8:47
稲村岩へは岩伝いです。
途中まで行って、次回の楽しみとすることとしました。
このくらいの坂です。といってもわかりにくいので…
2010年09月11日 09:19撮影
9/11 9:19
このくらいの坂です。といってもわかりにくいので…
左を見ると、木々が垂直に立てない状態です。
2010年09月11日 09:19撮影
9/11 9:19
左を見ると、木々が垂直に立てない状態です。
ところどころに巨木がありましたが、見逃した方が多いかも。
2010年09月11日 10:09撮影
9/11 10:09
ところどころに巨木がありましたが、見逃した方が多いかも。
ヒルメシグイノタワ。
2010年09月11日 10:40撮影
9/11 10:40
ヒルメシグイノタワ。
青空の下の鷹ノ巣山山頂に到着です。
2010年09月11日 11:13撮影
9/11 11:13
青空の下の鷹ノ巣山山頂に到着です。
南側の爽快な展望。稲村岩尾根から頂上に出ると真正面に見えるこの景色には感動すら覚えました。
2010年09月11日 11:14撮影
9/11 11:14
南側の爽快な展望。稲村岩尾根から頂上に出ると真正面に見えるこの景色には感動すら覚えました。
富士山をアップで。
2010年09月11日 11:15撮影
9/11 11:15
富士山をアップで。
御前山から大岳山方面
2010年09月11日 11:31撮影
9/11 11:31
御前山から大岳山方面
眼下に広がる浅間尾根。近景から遠景まで揃っています。
2010年09月11日 11:31撮影
9/11 11:31
眼下に広がる浅間尾根。近景から遠景まで揃っています。
蝶が二頭戯れながら飛んでいました(写真は一頭だけです)。のんびりした昼下がりを堪能しました。
2010年09月11日 11:32撮影
9/11 11:32
蝶が二頭戯れながら飛んでいました(写真は一頭だけです)。のんびりした昼下がりを堪能しました。
七ツ石山から雲取山方面
2010年09月11日 11:44撮影
9/11 11:44
七ツ石山から雲取山方面
雲取山から芋ノ木ドッケ方面
2010年09月11日 11:45撮影
9/11 11:45
雲取山から芋ノ木ドッケ方面
話に聞くとおり、石尾根は幹線道路みたいですね。
2010年09月11日 11:47撮影
9/11 11:47
話に聞くとおり、石尾根は幹線道路みたいですね。
たくましくもあるマルバダケブキ。ただでは倒れません。
2010年09月11日 11:49撮影
9/11 11:49
たくましくもあるマルバダケブキ。ただでは倒れません。
鷹ノ巣山避難小屋
2010年09月11日 11:59撮影
9/11 11:59
鷹ノ巣山避難小屋
浅間尾根は右下へ。私は石尾根を戻って、巻道へ。
2010年09月11日 11:59撮影
9/11 11:59
浅間尾根は右下へ。私は石尾根を戻って、巻道へ。
鷹ノ巣山の巻道。笹がやや深く、蜘蛛の巣も多いのですが、平坦な道は冬場の展望がよさそうです。
2010年09月11日 12:15撮影
9/11 12:15
鷹ノ巣山の巻道。笹がやや深く、蜘蛛の巣も多いのですが、平坦な道は冬場の展望がよさそうです。
石尾根へのショートカットの案内。小さい標識ですから、利用する方は見落とさないように。
2010年09月11日 12:26撮影
9/11 12:26
石尾根へのショートカットの案内。小さい標識ですから、利用する方は見落とさないように。
水根方面への分岐
2010年09月11日 12:46撮影
9/11 12:46
水根方面への分岐
倉戸山山頂。広いけれど、展望はありません。
2010年09月11日 13:40撮影
9/11 13:40
倉戸山山頂。広いけれど、展望はありません。
熱海BSから奥多摩湖。
2010年09月11日 14:28撮影
9/11 14:28
熱海BSから奥多摩湖。

感想

 日中の残暑は相変わらずですが、朝夕はすっかり秋めいて、昼間に吹く風もカラリとしてきました。いよいよ気持ちのよいハイキングの季節。石尾根の山をと考えて、稲村岩尾根から榧ノ木尾根を辿ってきました。
 東日原BSまでのバスの車内はほぼ満員。空気がひんやり感じられて、東日原BSで測ってみると25度前後でした。これからは防寒の備えが必須だと感じました。

 さて、日原川の沢から離れる稲村岩尾根のとりつき部分から急登が始まります。稲村岩肩までは少しザレ場のような感じですが、無理せず一定のペースで登るよう努めます。稲村岩肩から稲村岩までは岩場を辿って往復約30分とのこと。少しだけ様子を見に行って、今回は鷹ノ巣山の方に専念することにしました。

 稲村岩肩からはとにかく登る一方です。途中で少しゆるやかになっても、その直後にはまた急登がひかえています。これが二時間ほど続くことが三大急登と言われる理由なのでしょう。また、道筋にあまり変化が感じられなかったのも疲労感を増す要因かもしれません。ともかくも、いつもよりは小刻みの休みを多くとって何とか頂上に辿りつきました。
 
 それまでの樹間の山道から一転して、山頂は木々のない広場のようです。まっさきに飛び込んできたのは真正面にそびえる富士山。奥多摩や大菩薩連嶺の山々、遠くには丹沢・道志山系も見えます。山頂の南側がなだらかに下っていることも手伝って、遮るものがない広大な展望が楽しめました。

 下りは、時間の余裕が少しできたので、いったん避難小屋に寄って、そこから巻道を辿ることにしました。近いうちにと考えている雲取山をもう少し間近に見てみたかったことと、雲取山に続く石尾根を少しだけでも歩いてみたかったからでした。それにしても、石尾根や榧ノ木尾根は、これまで歩いた登山道に比べて、その幅の広さが別格に思えました。例えて言うなら国道クラス。市町村道とは格段の違いがありました。

 時間の余裕をあてこんで少し遠回りをしてみたものの、その後は目印となるようなものがほとんどなく、分岐点と何箇所かの鞍部を手がかりに進むほかありません。特に榧ノ木山の山標を頼りにしていたのですが、結局見つけることができずに、気がついたら倉戸山に着いていました。しかも、途中で赤テープを見逃して、落ち葉の中に迷い込む始末。今回もまた帰りのバスの時刻を気にかけ過ぎたためでした。ともあれ、倉戸山へ着けばあとの計算がたつはずでしたから、倉戸山に着いた時は正直なところホッとしました。

 倉戸山からは、赤テープを見失った所で抜かれた単独行の女性の方と一緒になりました。道迷いを見られて少々気恥ずかしい気持ちもありましたが、その方は昔から山歩きをされている方で、奥多摩や奥武蔵を主に歩いているとか。数年前には五匹もの熊に遭遇されたとか(一回の山行であったかは失念しました)、長沢背稜などもよいとか、経験豊富な話を聞かせてくださいました。それもバス停へと急ぐ中でのこと。本当はゆっくりと山歩きを楽しんで帰るつもりだったはずですが、1時間1本のバスに間に合わせたいと言った私に同道してくれました。おかげで60分の予定が35分ほどでバス停に到着。その後はゆっくりと帰路につくことができました。

 ただ、とても残念であったのが、奥多摩駅前でバスを降りた際に、その方を見失ってしまったこと。運賃の支払いが混み合って、下車の順番が大きくあいてしまったためでした。駅前で少し見渡したものの見つからないので、とりあえず次の電車はと見るとまもなく発車の時刻、急いでホームに駆け登っていました。

 一言、同道の御礼だけでも申し上げたかったのですが、まずはここに記して、今後の出会いに期待することとしました。本当にありがとうございました。
 また、その方が仰っていたことに、昔は帰りの予定を気にしていたが、今は帰りのことを気にせず山歩きを楽しんでいるということ。安全に関することは別ですが、日常を離れて歩きをしているのですから、できれば山自体を楽しむように心掛けたいと思ったことでした。
 山歩きを始めてあと一月で一年経ちます。体力も考え方もまだまだですが、山歩きと同じように一歩ずつですね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1129人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
鷹ノ巣山〜六ツ石山〜奥多摩駅縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
鷹ノ巣山(倉戸口〜榧ノ木尾根〜石尾根〜水根沢コース)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら