スイセンピーク〜嵯峨山〜小鋸山〜鋸山
千葉県
HIROkun
- GPS
- 07:46
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 730m
- 下り
- 736m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:44
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
https://www.city.futtsu.lg.jp/0000003136.html 浜金谷駅→保田駅：JR内房線。190円。早朝は無人駅なのでSUICAが便利。 |
| その他周辺情報 | 波留菜亭：金谷フェリーサービスセンター 内にある海鮮系のお店。 注文をネットでしなければいけないのでスマホ必携。少し奥まっているせいか，近くの店に比べると比較的空いていた。窓からの眺めは良い。 https://ghdc400.gorp.jp/ |
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感想
先週，登った小鋸山にあった道標に記された嵯峨山が気になったので，帰宅後に調べてみると，縦走するのに面白そうだった。近くにあるスイセンピークというのも気になったので，鋸山を含めた周回ルートを計画した。保田駅を出発し浜金谷駅まで戻るのが手頃そうなので，浜金谷駅近くに車を停めて，JRで保田駅に向かうことにする。
始発に間に合うよう，自宅を3時に出発する。5時にパーキングに到着し，5時44分の始発まで時間があるのでゆっくりと車内で準備した後，駅に向かう。冷たい風が吹いているのに，予定時刻になっても電車は来ない。結局，10分遅れで到着するまで寒い中を我慢した。
保田駅を出発する際は未だ薄暗かったが，街灯の明かりがあったし，広い車道を歩く頃には周囲は明るくなっており，ヘッドランプは使わずに済んだ。保田川沿いの土手に植えられた桜がちらほらと咲いたりしていて，風が冷たい中にもやはり少し南の地だなと思ったりもする。
小保田バス停にあった待合所で靴の紐を結び直してスタート。舗装路を進んで行くと二股になった下貫沢出合に到着。ここから山路になる。上空にはこれまで見たことのないほどのトンビの大群が舞っていた。途中，梅や椿の花などを楽しみながら路を進む。特段，悪い箇所は無かったが，小保田峠の少し手前で赤目印を見失い，少し探したが，どこでも登れそうだったので，大まかな方角だけを確かめながら進むと峠に近い稜線に出た。
ここからは稜線に沿って明瞭な路が付いているので迷うことはなかった。ただ，距離からしてスイセンピークと思われた処には，小さな石碑が立っているだけで他に何も無かったのが少し残念だった。名前の由来は何なのだろうか？
そこから僅かで，南側の展望が開けた広場に出た。近くの標識によると「嵯峨山パノラマ」と名付けられているようだ。そこから5分弱の嵯峨山は樹木に囲まれており展望はなかったが，少し下った所からは富士山の方角が良く見えた。東奥野林道に出ると再び未舗装の車道になったが，一部で多量の落石や倒木があり，車の通行はできないだろう。道の脇には所々で人家が建っていたが，廃屋になっているのだろうか。マウンテンバイクの二人連れが登ってくるのとすれ違ったが，傾斜はそれほどなかったので良いルートかもしれない。途中，幾つかの山路に入る登り口を確認しながら，奥野林道の始点に着く。門があるが開放されていて，脇には「白狐峠」を示す道標もあった。
一休みした後，良く整備された路を辿る。途中，一寸だけ路間違いもしたが，程なく白狐峠に到着。広々とした広っぱらで気持ちが良い。下の方には先日通った採石場跡が間近に見え，小鋸山も近い。手前には白っぽい切り立った岩が突っ立ていて岩場ゲレンデのようである。岩の下には「テーブルマウンテン」と書かれた標識が立てられていた。明瞭な踏み跡を辿って小鋸山の下まで来ると路は細くなり，ロープが張られた登りになる。しっかりと根の張った木の根元などを掴みながら登って行く。ちょっとした岩登りの気分で，20分足らずで山頂へ。先週と同じ景色が迎えてくれたが，「小鋸山」の標識が二つに割れていた。強風で煽られて何処かにぶつかりでもしたのか？ここでも，鋸山の向こうに富士山の姿を堪能した。スマホのバッテリが少なくなっていたので充電しようとしたが，上手く行かない。ケーブル断線か？ 仕方がないので，緊急時に備えてスマホは使用しないことにする。
ここからは，先週来た路を逆に辿ることになるので気が楽だ。鋸山林道に出るまでの間に，一人すれ違った。その後も，鋸山までの間に10パーティー位とすれ違う。先週は誰にも会わなかったので，えらい違いだ。やはり休日になると多くの人が訪ねるのかな？ ベンチがある鋸山東の肩からは山路があるようだが，降り口とおぼしき所にロープが張ってる。後で通過した下の登り口にも「登山者進入禁止」の看板が立っていたので，余り利用しない方が良いのであろう。
鋸山を経由して「東京湾を望む展望台」に来ると，20人程度の人たちが賑やかに楽しんでいた。ちょこっとだけ写真を撮って，早々に下山にかかる。車力道を下っていると説明板があった。先週は時間が無く立ち止まらなかったのだが，今日は余裕なのでじっくりと読む。それに拠ると車力とは石を運んだ人のことで主に女性とのこと。200�坩幣紊硫拏屬魃箸い董�1日3回もこの坂道を往復したとのことで，当時の苦労が忍ばれる話である。
下山後は，浜金谷港フェリー乗り場内にある波留菜亭という海鮮料理屋で遅い昼食を摂った。他の店に比べて余り混んでおらず，窓からは海の向こうの富士山なども望める良い場所であったが，頼んだマグロ尽くし丼は今一だった。ここは店がお勧めの鯵関連を頼むべきだったのかな。兎も角，土産を買った後，高速を利用して17時半には無事帰宅できた。
今回は時間的にも余裕があったので，かなりのんびりと歩くことができた。千葉の山は高度こそないが，岩登り的要素やルートファインディングもあって結構，面白いと感じる。なお，帰ってから調べると，スイセンピークにはやはり水仙が咲いているようで，何処を見ていたのか自分でも分からない。次の機会があれば再確認しよう。
今回で今年3回目の千葉の山だったが，割と近いし，冬に行くには良い所だ。これまで行かず嫌いだったが，次回は何処にしようかな。
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