櫛形山(大島)


- GPS
- 03:31
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 221m
- 下り
- 220m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:23
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好。 |
その他周辺情報 | 大島温泉ホテルにて、食事と入浴(800円)を利用。 |
写真
感想
大島初上陸。夜行日帰りで行ってきました。
竹芝22:00発のさるびあ丸に乗船。船旅というだけでワクワクします。甲板で夜景を見たあと、就寝しました。
6:00に大島・岡田港着。まず大島温泉ホテルへ行き、朝食をいただきました。そして、ガイドさんと合流し、裏砂漠までハイキング開始。早速、ホテル前に地層の断面が露出しており、幾度となく繰り返してきた噴火の痕跡を見ることができます。
ホテルは三原山の外輪山に位置しているので、まずは下り。カルデラまで下りると、再生の一本道が続いています。前半部はこもれびトンネルと呼ばれる森。溶岩や火山灰が堆積した地表にイヌツゲが茂るこの森は、噴火から250年経た自然の姿を見せてくれます。
こもれびトンネルを抜けると、いつか森になる道へ変わります。ここから三原山までは、1986年の噴火で一旦生物が死滅し、徐々に復活してきた様子を見ることができます。パイオニア植物のイタドリがまず根付き、そのあとススキが繁殖し、やがてイヌツゲなどの樹木が生えてくるという、植生の発展がよく観察できます。
再生の一本道のあとはジオ・ロックガーデン。1986年の噴火で流れ出た溶岩の上を歩きます。ここまで来ると樹木はなくなり、荒涼とした雰囲気と、さまざまに奇怪な形の溶岩を見ることができます。
そして、いよいよ裏砂漠まで来ると、植物のない、黒い大地が広がっています。ここは、国土地理院の地図において、国内で唯一砂漠と表記されている場所です(厳密には、降水量が基準より多いので砂漠ではないらしいですが)。噴火の影響と常に強風にさらされる環境が、苛酷な砂漠を形成してるようです。
このあたりは標高もだいぶ上がり、富士山や丹沢、伊豆半島の山々、遠く雪をかぶった南アルプスの山まで見えてきます。
地球の営みを強く感じられる島が、本土からそう遠くない場所にあるとは。大島では、噴火を御神火(ごじんか)と呼び、慕ってきた歴史があるそうです。36〜38年の周期を考えると、そろそろ噴火してもおかしくないらしいですが、危機迫るものがあるわけではなく、火山と共生しているんだなと感じられました。
ハイキング後、火山の恩恵である温泉にもつかってきました。大島温泉ホテルの下にはマグマがあるらしく、島内唯一の高温泉に入浴することができます。源泉は約84℃。冷ましてあるとは言え、熱めの湯船でした。
帰りに椿花ガーデンも寄りました。椿づくりに熱心な園長・山下さんの話もおもしろかったです。岡田港から15:30発の高速船に乗り、17:30に竹芝へ帰ってきました。
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