守屋山



- GPS
- 04:34
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 584m
- 下り
- 584m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道 |
写真
感想
甲府の登山用品店、エルクのガラクタ市で新品のピッケルを買った。お値段なんと3300円。13300円ではない。1500円の中古ハーネスと合わせて5000円でおつりが来た。店員さんもみんな良い人だし、これを見た人は全員行くと良いです(勝手に宣伝)。
同時期に雪山に初心者を連れていく話があったので、試しに使ってみることにした。
前夜に泊りがけの飲み会があったため、甲府を8時半発。当初は北横岳に行こうと思っていたのだが、冬型が緩むという予報に反して、茅野に着いても八ヶ岳はいっこうに晴れる気配がない。仕方がないので対岸の守屋山に転進することにした。
皆考えることは同じなのか、守屋山登山口の駐車場は7割方埋まっていた。支度を整え、既に下りてきて帰り支度をしている人を横目に11時発。
積雪は深いところで30cmほど。しばらくは平坦でピッケルだと短いので、トレッキングポールを突いて登る。チェーンスパイクや軽アイゼンでも十分だが、好きなので12本爪を履いた。すれ違う人も1割くらいはピッケルを携え12本爪を生やしており、親近感を覚えた。
分杭平で木彫りの動物に囲まれたトイレに寄り、急斜面を一登りで東峰に着く。一気に展望が開け、八ヶ岳から諏訪湖、中央・南アルプスまで見渡せた。正直南アルプスの北の外れでぼやっと高まった部分としか思っておらず、あまり期待していなかったのだが、これは予想以上だ。しばらく楽しんで西峰に向かった。
西峰山頂直下のラビットハウスには先客が入っていたため、先に山頂に向かった。北アルプスが見えるはずだが、予想通り雲の中だった。中央アルプスと南アルプスが雲を被っていないだけありがたいものだ。遅い時間のスタートだったため少し焦っていたが、風下側のベンチはほとんど埋まっていて安心した。我々も数少ない残りを埋めて休憩した。
帰りにラビットハウスをの中を覗くと、狭いながらもよく整備されていて地元の方の愛を感じた。約20年前の日付とともに「登頂1000回記念」と書かれたものもある。よくやるものだ。
行きにトレッキングポールのスノーバスケットを落としてしまったので、周回はせず探しながら同じ道を戻る。帰りはトレッキングポールをピッケルに持ち替え、急斜面では滑落防止の真似事をして遊び、山行の目的を達成した。
結局探し物は見つからなかったが、また来る口実ができたということで……。代わりに落ちていたペットボトルを回収したので、山に残る人工物は差し引きマイナスになるだろう。
茅野まで下ると、緩み切った冬型にやっと八ヶ岳がヴェールを全て脱いでいた。その上には満月を間近に控えた月が浮かんでいる。反対側では守屋山の肩に日が沈みかけていた。今日の集大成のような景色に満足して家路に着いた。
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