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Yamareco

記録ID: 779734
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ハイキング
奥多摩・高尾

初沢山(初沢城跡)

2015年12月15日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
00:39
距離
0.7km
登り
43m
下り
42m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
0:08
休憩
0:00
合計
0:08
16:49
8
16:57
ゴール地点
16:49 初沢山
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
ネットの情報では、高尾駅南口から徒歩20分とあります。
みころも公園、高尾天神を経由するのが一般的でしょう。
車の場合、
推奨はしませんが住宅街の山手側に路上駐車は出来そうです。
(少し下の二車線の道路は駐車禁止)
高尾駅側からは、みころも霊園の駐車場が利用できるとありました(未確認)。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は全くありません。
貯水槽の管理道入口に自転車を止めて登山開始。
2015年12月15日 16:17撮影 by  304SH, SHARP
1
12/15 16:17
貯水槽の管理道入口に自転車を止めて登山開始。
登り始めた頃合いに日が沈みました。
2015年12月15日 16:19撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/15 16:19
登り始めた頃合いに日が沈みました。
小さな道標。下に何かコメントが。
2015年12月15日 16:19撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 16:19
小さな道標。下に何かコメントが。
この辺の紅葉は最盛期ですね。
2015年12月15日 16:20撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 16:20
この辺の紅葉は最盛期ですね。
眼下は住宅街。開発の手が目前だったことが窺えます。
2015年12月15日 16:21撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/15 16:21
眼下は住宅街。開発の手が目前だったことが窺えます。
貯水槽。この高台の水道水を担っているのでしょう。
2015年12月15日 16:22撮影 by  304SH, SHARP
12/15 16:22
貯水槽。この高台の水道水を担っているのでしょう。
よく踏まれた道ですね。犬の散歩をされている方数名とすれ違いました。
2015年12月15日 16:22撮影 by  304SH, SHARP
12/15 16:22
よく踏まれた道ですね。犬の散歩をされている方数名とすれ違いました。
ちょっと侮っていましたが、お手製の道標に地元の方々の思いを感じます。
2015年12月15日 16:23撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 16:23
ちょっと侮っていましたが、お手製の道標に地元の方々の思いを感じます。
ほとんど登ることなく山頂?
2015年12月15日 16:24撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/15 16:24
ほとんど登ることなく山頂?
着きました初沢山。
2015年12月15日 16:25撮影 by  304SH, SHARP
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12/15 16:25
着きました初沢山。
素晴らしい!この思い、大切にしたいです。
2015年12月15日 16:25撮影 by  304SH, SHARP
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12/15 16:25
素晴らしい!この思い、大切にしたいです。
高尾山が夕陽に染まります。いい眺めです。
2015年12月15日 16:26撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
12/15 16:26
高尾山が夕陽に染まります。いい眺めです。
山城の本丸、といった風情です。
2015年12月15日 16:27撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/15 16:27
山城の本丸、といった風情です。
豊かな自然林が、紅葉しています。
2015年12月15日 16:30撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/15 16:30
豊かな自然林が、紅葉しています。
「やすべえの森」の看板の裏にも書かれています。初沢城の兵ここにあり、ですね。
2015年12月15日 16:30撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/15 16:30
「やすべえの森」の看板の裏にも書かれています。初沢城の兵ここにあり、ですね。
段々と暗くなってきました。いい雰囲気ですけど。
2015年12月15日 16:46撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/15 16:46
段々と暗くなってきました。いい雰囲気ですけど。
あ、高尾山のビアマウントが見えます。
2015年12月15日 16:51撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 16:51
あ、高尾山のビアマウントが見えます。
紅に染まる空と道。のんびり下ります。
2015年12月15日 16:53撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/15 16:53
紅に染まる空と道。のんびり下ります。
館ヶ丘団地に灯りが点ります。
2015年12月15日 16:56撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/15 16:56
館ヶ丘団地に灯りが点ります。
自転車に戻りました。疲れてないけどお疲れ様でした(*^^*)
2015年12月15日 16:57撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/15 16:57
自転車に戻りました。疲れてないけどお疲れ様でした(*^^*)

感想

東高尾の初沢町にある、旧跡の初沢城。
とはいえ、有名な八王子城や滝山城とは比べるべくもなく、
中世の平山城址公園と比較しても、あまりにも無名な城跡です。
その存在は、スマホのお城アプリで見るまでは、全く知りませんでした。
築城は鎌倉初期ともありますが、確かではありません。
といっても当時の城は砦のようなものですから、
その位置づけもいわゆる山城に属するものとは思いますが。

色々と調べてみると、少なくとも日野市の平山城址よりはそれなりの城郭だったようで、
俄かに興味がわきました。
と、何となくカメラ片手に平日夕刻、
自転車を走らせて向かってみることにしました。

スマホのナビに任せていたら、なぜか初沢の住宅街へ案内されました。
車道では確かに近道なんですが、自転車で登るには長くつらい坂道です。
案内された貯水槽の管理道らしき道の入口に自転車を止めて、登山開始。

まあ、登山なんて標高差でもないんですが(笑)

で、10分と経たないうちに山頂到着。
うーん全然違うんだけど、まあいいか。
本来であれば、高尾天神社が城の表にあたり、
この裏山は難攻を誇る天然の要害だったはずです。
宅地化されたことでぬるい道になっていますが。

山頂付近を、スマホの資料を片手に散策してみましたが、
やっぱり近世に残された遺構はほとんど見受けられません。
八王子城でさえ、広く館を構えたのは山腹で、山そのものが詰城でした。
伝承の真意はともかく、いわゆる狼煙台か見張り台か、そういう類ではないかと。
城としての遺構を見出すのは、難しいというのが実感です。
伝承では、長井氏か椚田氏か、その辺りからあやふやで、
落城についても八王子城と共に、などと扱われる有様ですから。

ただ、伝承があるということは、少なからず何かはあったのでしょう。
今は昔のそんなロマンだけでも、この城を語るには充分なのかもしれません。

むしろ感動したのは、「やすべえの森」と書かれた小さな看板。

この森が、やすべえのご子孫や多数の寄付によって守られたとありました。
迫る宅地開発は、実際にそちらから登ってみて強く感じました。
その距離感からも、この森が風前の灯火であったことは明白です。
多くの方々が犬の散歩や散策に訪れているようで、
山頂では学生のカップルが丁度夕日を堪能しているなど、
この森が親しまれていることを強く感じました。

旧跡のあるべき姿。
当時の姿を追い求めることだけが、その価値を高めるものではない。
あやふやでも、伝承は今も語り継がれ、それを守る方々がいる。
わからないことは、わからない。それでいいとも思えてきました。
そこには確かに、山城があり、
そして確かに、伝承があるのですから。

下り路、西の山手に高尾のビアマウントの灯りが見えました。
この城が栄えた頃、高尾山はどうだったのでしょう。
そんな想像もまた、決して絵空事でなく、
確かな足跡を辿る壮大なロマンなんです。

大した「ヤマレコ」ではないので公開には躊躇しましたが、
やすべえの森の保護活動に敬意を込めて、アップすることにしました。
願わくば、この森が広く知られ、皆で守っていけるように。

難攻不落の山城が、確かにそこにありました。

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