霧ヶ峰



- GPS
- 07:01
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 296m
- 下り
- 294m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ギアは12本爪アイゼンにワカンでの山行で、車山まではワカンは必要ありませんが、車山から南の耳へ向かうの周回は、ワカンもしくはスノーシューが無ければ難しいと思います。その車山山頂から車山乗越へ下りるルートは、夏道はトレースがはっきりしてなく、ゲレンデで下りたほうが楽ですが、どちらを選んでもゲレンデを通るので注意が必要です。また分岐から殿城山まではまったくトレースがありませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
メッシュの下着
メリノウール長袖シャツ
ソフトシェルジャケット
アルパインジャケット
ダウンジャケット
中厚手のズボン
タイツ
極寒用靴下
耳当て帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
レジャーシート
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
ネックウォーマー
ツェルト
雨具
ゲイター
12本爪アイゼン
ワカン
インナー手袋
オーバー手袋
ウエストウォーマー
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感想
ビーナスラインを走り、冬の霧ヶ峰へ。車山肩駐車場までの道は圧雪状態で、慎重に運転しました。標高が上がるにつれ、雪景色が広がり、車内からでもその美しさに見とれました。空は青く澄み渡り、朝日に照らされた雪面がキラキラと輝いていました。途中、鹿の姿を見かけることもあり、大自然の息吹を感じながらのドライブでした。
駐車場に着くと、さっそく装備を整えました。12本爪アイゼンにワカンを装着し、万全の態勢で登山開始。足元の雪は踏み固められており、車山山頂まではチェーンスパイク程度の装備でも十分登れそうな状態でした。ただ、気温は-8℃と厳しく、登山口は日陰だったため、最初は快適に歩いていた妻も、途中でダウンジャケットを羽織ることに。寒さに耐えながらも、凛とした空気に包まれる感覚が心地よく、冬山ならではの特別な体験でした。
車山山頂に到着すると、眼前に広がるのは360度の大パノラマ。遠くには北アルプスの峰々が白く輝き、南アルプスや八ヶ岳、富士山までくっきりと見渡せました。風はさほど強くなく、しばらく景色を堪能した後、車山乗越方面へと進みました。
そこから先は雪が豊富で、トレースも柔らかめ。ワカンやスノーシューがなければ踏み抜きが多く、進むのが難しいと感じました。夏道のゲレンデ下りはトレースが貧弱で、慎重に進む必要がありました。どちらにせよゲレンデを通らないと乗越へは行けませんが、そのルート選びには注意が必要です。
車山乗越から殿城山を目指しましたが、完全なノートレース。GPSでルートを確認しながら慎重に進みましたが、ワカンでも踏み抜きが多発し、膝まで埋まることも。ラッセルを続けるうちに体力を消耗し、最終的に山頂には届かず途中で撤退することにしました。悔しさもありましたが、安全を最優先に考えた結果の判断でした。
その後、南の耳へ。こちらはしっかりとしたトレースがあり、ワカンでも問題なく歩けました。午後からの風を心配していましたが、幸い穏やかな天候のままで、目の前に広がる白銀の雪原に感動。名峰がずらりと並び、青空の下で雪の中を歩く贅沢な時間を満喫しました。まるで自分がこの壮大な景色の一部になったような気分になり、自然の美しさに酔いしれました。
ラッセルの疲れもあり南の耳は断念し、代わりに蝶々深山へショートカット。ノートレース区間のため、踏み抜きに注意しながら慎重に進みました。最短ルートを選びつつも、体力を消耗しないようペースを調整しながらの登山。それでも無事に蝶々深山の山頂へ到着し、最後に再び360度の展望を楽しみました。
今年の霧ヶ峰は例年以上に雪が豊富で、スノーシューやワカンがあれば、車山山頂から蝶々深山までの美しい雪原を存分に堪能できます。静寂の中での冬山登山は、心が洗われるような特別な体験でした。次回はもう少し余裕を持ち、時間をかけてじっくり歩きたいと思います。また訪れる日が今から楽しみです。
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