【歳晩作戦】武甲山・子持山・大持山・武川岳・伊豆ヶ岳・子ノ権現【丁58.4】
- GPS
- 09:56
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 2,585m
- 下り
- 2,644m
コースタイム
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 9:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:吾野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
武甲山の一の鳥居までは車道歩き。ダンプやハイカーの車に注意。 所々岩が露出しているほか、急傾斜のアップダウンが断続的に続く。 |
写真
感想
今年は仕事に大きな変化があったため、私生活の充実も図り、山行にも特に力を入れた一年であった。武尊、皇海、餓鬼、空木等、また新たに多くの素晴らしい山と出会うことができ、実に有難い限りである。
結局、12月に入った時点で山行記録も30近くに達した。そこで、どうせなら年の数だけ記録を伸ばそうと師走よろしく頑張って、35回目、つまり今年最後の記録に選んだのは奥多摩の御前山および大岳山、、、だったのだが、ヤマレコの日記にアップされていた浅見茶屋の鍋焼きうどんに惹かれて目的を「子ノ権現経由浅見茶屋」に変更する。花より団子、山より鍋焼きうどん。御前山先生、大岳山先生、ご無沙汰がさらに続きまして申し訳ないです。まあ、そんなこんなで、日の出前の横瀬駅に降り立つ。
【横瀬〜一の鳥居】
・一の鳥居に駐車場があるので、そこまで車道歩き。朝早くから少ないながらもダンプが行き交う。また、駐車場を目指すハイカーの車も何台かあった。石灰工場群を過ぎると道は細くなり、山の中の道といった感じになる。
・道中、猿がパラパラッと道を横切ったかと思うと、その後から家族と言うより一族郎党と言った方がよいほどの集団がワラワラと現れる。普段見かけることはあまりないが、山を歩く際には多くの動物がそこに住まうことに留意しなければならない。
一の鳥居手前の水場は水量豊富。
【武甲山】
・一の鳥居を一丁目として、山頂の五十二丁目まで、登山道に沿って丁目石があるので、子連れ登山などでは子供も飽きずに歩けるのではないかと思う。全ての丁目石を確認する気満満だったが、二十六丁目など一部を見逃した。意識をして歩いていても、時折気が抜けていることがあり得るということだ。
・道は十丁目から本格的な山道になり、岩のごろついた道をジグザグに歩く。樹林帯だが、陽が射しこみ明るさはある。
・御嶽神社の奥が展望台。第2展望台よりも山頂のある第1展望台の方が展望が良い。北方のほぼ180度の展望。翻って御嶽神社前の広場からは奥秩父、武甲山の肩からは遠く海まで見ることができる。
【子持山・大持山】
・武甲山の子持・大持山側は若干はげており、双峰を眺めつつの急な下りとなる。シラジクボでは「この先急坂」と親切に書いてあるが、この急坂というのは上りだけではないことに要注意だ。
・展望は開けた箇所が各山頂にある他、概ね木の枝越しに奥武蔵、奥秩父の山々を眺めることができる。
【妻坂峠〜武川岳〜山伏峠】
・ワイドな展望は大持山の肩まで。そこから妻坂峠まで標高差にして約400mの下り。単調な下りではなく、もちろんアップダウンがあるのだが、下る時にはグンと下るので、膝等を痛めないよう気をつけて下りる必要がある。また、落葉にも注意。
・妻坂峠から武川峠の間は確かに急坂だが、標高差にすれば200mなので、休み休み行けば問題無い。山頂手前辺りからはなだらかな尾根歩きになるので、暫くの辛抱である。
・武川岳〜山伏峠の間は薄暗い針葉樹林帯も増えてくるが、最近整然とした常緑樹の道をあまり歩いていなかったので、かえって新鮮な気持ちがした。ああ、奥武蔵に帰ってきたなあというホッとした気持ちになる。
【伊豆ヶ岳】
・山伏峠から伊豆ヶ岳は距離がそんなにない分急坂を上ることになる。岩が転がっているどころか大きな岩肌が聳えているのは伊豆ヶ岳ならでは。ただ、ところどころ土砂が流れている箇所があるのが気になった。
・伊豆ヶ岳の山頂は広いが、周囲は徐々に木が育ちつつある。伐採等しなければ、数年後にはほぼ樹林帯の中の山頂となるだろう。
・伊豆ヶ岳から先は大きく下って以降、標高700m前後のアップダウンが続く。
【子ノ権現】
・2年ぶりの子ノ権現は相変わらず。変った点といえば、例の手がだんだんと茂みに覆われつつあることくらい。
【浅見茶屋】
・今まで何度も通った道ではあるが、浅見茶屋はずっと素通りしていた。今回初めて立ち寄ってみると、落ち着いた照明に落ち着いた音楽が流れ、なかなかに雰囲気が良い。今回は鍋焼きうどんのために来たが、今後、コーヒーやスイーツなど、折に触れて楽しみたいものだ。出る時に「あれ、40分もいたのか」と一種の浦島気分を味わえるカフェ。
・鍋焼きうどんと言うと鍋割山が有名だが、こちらも具沢山で美味し。とろろ昆布を入れているのもポイント高し。
【秩父御嶽神社】
・計画時には浅見茶屋に着くのは閉店30分程前になると考えていたが、今年は山を多めに歩いて足腰が鍛えられたからか、鍋焼きうどんを食いっぱぐれないようにと頑張ったからか、かなり早く茶屋に着いた。そのため、できた余裕時間で東郷公園の秩父御嶽神社に寄ることとした。
・東郷神社内には東郷元帥、乃木元帥の像の他、山の彼方此方に神社が祀られている。その最奥地、階段を上り詰めた先が秩父御嶽神社だ。長々と歩いてきた身に階段の急登はきつすぎる。
・武甲山の御嶽神社と合わせて本年の無事山行に感謝の誠を捧げたが、合わせて入山規制の解除により犠牲者に思いを致しながら木曽御嶽山を歩けるようになるよう祈るものである。
【総括】
本年最後の山行はホームとも言える奥武蔵で成功裡に終わった。また、山行の成功以上に良い店を見つけたというのが大きな成果だったと言える。来年も既踏の山、未踏の山と、いくつか歩くことになると思うが、このような新たな出会い、新たな発見を大事にしていきたい。
〜来年につづく〜
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