中央構造線を行く★伊勢南街道6（七日市宿→大石）

2015年12月26日(土) [日帰り]

• GPS: 07:19
• 距離: 27.0km
• 登り: 227m
• 下り: 345m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:00
• 休憩: 0:20
• 合計: 7:20

距離 27.0km 登り 232m 下り 358m

8:45 スタート地点・F柳瀬橋バス停
9:33 咳の地蔵
10:17 上田引バス停
11:40 珍布峠
12:20 宮前宿
13:20 高束池
14:01 14:11 粥見神社
14:50 15:00 柿野神社
16:05 ゴール地点・大石バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

　
今回は自家用車にて移動しました。
道の駅飯高駅に車を置きバスで前回のゴール地点へ。
帰りは大石バス停から道の駅飯高駅に戻りました。

★スタート地点
三重交通 F柳瀬橋バス停

★ゴール地点
三重交通 大石バス停

バスの本数が少ないのでご注意ください。
http://www.sanco.co.jp/
　　

コース状況／危険箇所等

　
伊勢南街道は和歌山城京橋から松阪、伊勢神宮へ向かう道です。
大和街道や和歌山街道など別名が数多く存在していますが
当レコでは伊勢南街道と統一して書いていきます。

古代においては南海道の一部にあたり、
紀伊藩の参勤交代路としての役割もありました。
また、参詣道としても伊勢、高野山、西国三十三カ所、大峰山など、
街道沿いには数多くの信仰場があり巡礼道の側面もあります。

今回の行程は七日市宿から大石まで。
粥見神社から先に廃道になってる区間がありますが
他は特に難所と呼べる場所はなく気持ちよく歩けます。

国道は大石に近づくにつれ交通量が多くなっていきます。
歩道が狭い箇所があるので注意しましょう。

★飲食、トイレなど

道の駅飯高駅は早朝営業の喫茶があります。
また温泉があり帰りに汗を流すことができます。
コンビニは柿野神社付近にあります。

トイレは粥見神社や柿野神社の境内の他、
道の駅などで利用可能です。

★参考資料
歴史の道調査報告書
みえの歴史街道　など
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/kaidou/walking/index9.htm
　

写真

12/26 8:46

F柳瀬橋バス停。三重交通にはFとつくバス停がいくつかあります。これはフリー乗降の略。

12/26 8:48

三峰山でしょうか。頂上付近には雪が積もっているようです。

12/26 8:57

朝の寒さが身にしみます。

12/26 9:03

ここは左へ。川沿いに進みます。

12/26 9:03

旧道風情。

12/26 9:06

獣除けの柵があります。簡易ドアを開けて中に入ります。

12/26 9:14

古い石積みが残ります。

12/26 9:16

眼下には櫛田川。

12/26 9:21

出口にも獣除けの柵があるのでしっかり開け閉めして外に出ます。

12/26 9:23

国道横の旧道を進みます。

12/26 9:27

この付近は茶畑が非常に多いです。

12/26 9:33

咳の地蔵。咳が止まらない人が早朝に人に知られずにお参りするとご利益があるといいます。

12/26 9:34

沈下橋が架かっています。

12/26 9:36

九十九曲の景観。この付近の櫛田川はかなり蛇行して進んでいます。

12/26 9:40

右手に旧道の痕跡、

12/26 9:41

この先を左へ。

12/26 9:50

旧道は崖に沿って進みます。ここは難所でした。

12/26 9:54

国道は高規格に整備されています。その横に旧道が残ります。

12/26 10:09

川上八幡への道標。

12/26 10:17

田引集落。

12/26 10:22

国道の左横に旧道の痕跡。

12/26 10:25

国道と交差します。

12/26 10:26

交差した先は一部消滅しているので少し迂回します。

12/26 10:28

かろうじて残っている旧道。

12/26 10:31

国道にはトンネルができたのでショートカットして進んでいます。旧道は川沿いへ。

12/26 10:48

一本松の石碑。現在は枯れてなくなっています。

12/26 10:56

先には相模峠がありますが道路の改良によって形が崩れてしまっています。

12/26 10:59

この付近の櫛田川は険しいです。

12/26 11:00

右斜めへの旧道へ。峠らしく緩やかな上り坂になっています。

12/26 11:01

相模峠付近。右側は崖になっているのでかなりの難所であったことが想像できます。

12/26 11:05

道なりに。

12/26 11:06

国道と直交します。

12/26 11:07

ここを左へ。

12/26 11:07

すぐに右へ。かつては道標や地蔵があったそうです。

12/26 11:11

右の旧道へ。珍布峠の入り口です。

12/26 11:12

ウォーキングコースとして脚光を浴びています。

12/26 11:21

峠道といえども楽な上り坂です。

12/26 11:27

時おり車が通るので注意してください。

12/26 11:29

橋脚の下に古い石積みが残ります。

12/26 11:30

江戸時代の旧道らしく川の上流側に大きく弧を描く道筋になっています。

12/26 11:33

礫石（つぶていし）。この石に石を投げて当たると男子が生まれるといいます。天照大神のお話です。

12/26 11:37

珍布峠。立派な切通しです。

12/26 11:37

峠の説明坂ですが古道というのは江戸時代より前の道を指しているのでしょうか？

12/26 11:43

素晴らしい！

12/26 11:59

やがて視界が広がってきます。

12/26 12:06

紀州みち、よしの、かうや、なら、はせ。

12/26 12:09

左へは珍布峠を通らない別ルート（神社を通る信仰の道）

12/26 12:11

宮前宿。

12/26 12:12

花岡神社の周りをぐるりと街道が通ります。

12/26 12:13

宮前宿の宮前とは花岡神社のこと。

12/26 12:13

伊勢らしい家が建っています。

12/26 12:20

良い雰囲気です。

12/26 12:21

この付近が本陣跡だったと思われます。

12/26 12:27

伊勢の家にはしめ縄が年中飾られています。

12/26 12:29

左へ。

12/26 12:31

ここを右へ。

12/26 12:33

国道と直交します。

12/26 12:38

ここを左へ。

12/26 12:40

再び国道と直交します。

12/26 12:45

この付近は滝川屋という茶問屋があったといいます。

12/26 12:46

国道と直交します。

12/26 12:49

左へ。

12/26 12:49

左手に見える山は城跡。

12/26 12:55

この先で国道と合流します。その合流点には東屋があり小休止しました。

12/26 13:07

左手に旧道の痕跡。

12/26 13:10

この坂はオオセン坂。オオセンという店があったことから。

12/26 13:14

左への旧道へ。

12/26 13:20

高束池は江戸時代に作られたもの。

12/26 13:22

かつては池沿いに街道があったのですが工場が出来た影響で消滅しています。迂回します。

12/26 13:29

この左手から合流していたと思われます。

12/26 13:30

旧道の痕跡でしょうか。

12/26 13:35

右へ。この右下に旧道が残ります。

12/26 13:36

旧道風情。

12/26 13:38

見事な茶畑。

12/26 13:49

粥見の集落。

12/26 13:55

ここを左へ。かつては斜めに道が通っていたと思われます。

12/26 13:59

松阪は左。伊勢神宮へはまっすぐ。今回は左へ。

12/26 14:00

粥見神社。

12/26 14:11

自然石の道標。さんぐう、まつさか道。

12/26 14:12

右へ。

12/26 14:14

左へ。

12/26 14:15

左手の山を登っていきます。消火栓付近が入り口。

12/26 14:15

家の裏のスロープ。

12/26 14:16

伐採された木が放置されています。

12/26 14:16

若干通りづらいですがもしかするとたまたまだったかもしれません。

12/26 14:18

粥見の集落が眼下に広がります。

12/26 14:19

大見坂。旧道がいい感じに残っています。

12/26 14:20

鳥居をくぐった先に車道が現れます。

12/26 14:31

車道を下って国道に合流します。左へ。なぜこのような山越えをしなくてはならなかったかですが川が渓谷状になっているからと思われます。

12/26 14:33

左へ。

12/26 14:34

右へ。その先で再び国道と合流します。

12/26 14:38

櫛田川の川幅が広くなってきました。

12/26 14:52

柿野神社付近。伊勢本街道と合流します。

12/26 14:54

柿野神社。

12/26 15:01

柿野の集落。街道自体は一本山側の道という説がありますが既に2回歩いているので今回は国道を通ってみることにしました。

12/26 15:09

夕暮れ迫る集落。

12/26 15:10

左斜め方向へ。

12/26 15:19

立派な家が連なります。

12/26 15:28

右へ。

12/26 15:38

大石宿。この道標は神社の石垣に埋め込まれてしまっています。もともとはどこかに設置されていたものと思いますがどうなのでしょう。

12/26 15:40

国道と直交します。左手の家の前の道に出ます。

12/26 15:46

ここは左へ。おせん坂です。

12/26 15:49

ゆったりした流れの櫛田川。

12/26 15:57

国道を進みます。

12/26 16:04

右進むと程なく大石バス停に着きます。

撮影機器：

Canon EOS M Canon

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) カメラ(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　
今回はなんといっても
櫛田川の流れを大いに満喫できる区間です。
中央構造線沿いに進むので景色が実にダイナミック。

大阪からは約3時間ほどで道の駅飯高駅に到着します。
国道166号線は全体的に整備されてきているので
松阪経由よりも楽に着くことができました。

温泉は立派な施設な上に空いていたので
疲れを思う存分癒すことができ最高でした。

なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。
http://borabora.seesaa.net/article/437801012.html