記録ID: 787832
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
臼杵山とその東部 下りのバリルートで踏み跡消滅のピンチ
2015年12月31日(木) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,145m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
10:56
74分
しんじゅくの森・あきる野
12:10
12:10
22分
一般道合流(710m圏)
12:32
12:32
4分
臼杵神社
12:59
12:59
40分
バリルート下降点(760m圏)
13:39
13:39
57分
伝名沢林道
14:36
14:36
57分
バリルート取り付き(伝名沢林道)
15:33
15:33
57分
730m圏(別のバリルート下降点)
16:30
16:30
26分
千ヶ沢林道
16:56
しんじゅくの森・あきる野
移動時間 6時間0分
移動距離 9.17 km
平均速度 1.53 km/h
累積標高 1085 m
平均勾配 23.66% 13.31度 ※上りと下りを同じ距離として計算しています
移動距離 9.17 km
平均速度 1.53 km/h
累積標高 1085 m
平均勾配 23.66% 13.31度 ※上りと下りを同じ距離として計算しています
天候 | 晴れたり曇ったり 気温(気象庁データ:八王子) スタート8.3℃(11:00)→最高9.3℃(12:05)→ゴール6.4℃(17:00) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
行き 1時間10分ぐらい (去年1時間7分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【しんじゅくの森→一般道合流地点(710m圏)】 まず川を渡るが、水量少なく濡れずに渡れる。取り付きはピンクテープは有るが、急斜面で有効な踏み跡はない。適当に登りやすい所を登る。尾根に乗ってしまえば後は辿るのみ。登りなら分岐もないしひたすら登って一般道に合流。最初の取り付きが一番の難所だった。 【→臼杵山→バリルート下降地点(760m圏)】 一般道で問題なし。ただ ここら辺は起伏が多く、結構大変。巻き道がない。 【760m圏→伝名沢林道】 760m圏の小ピークから下る。降り口にテープ有り。700m圏と620m圏の分岐が難所。特に700m圏は分かりにくい。GPSがないとかなり難しい。林道付近で尾根沿いが歩きにくくなるので植林地帯を進む。そして林道終点に降り立つ。2つの分岐さえ間違わなければ、総じて道自体は歩き易い優良バリルート。 【430m圏のバリルート取り付き】 写真27〜32参照。ピンクテープは付いているがとても危険なので止めておいた方が良い。上から下りてきてこんなところに出会うと悲惨だな…。谷の方も調べてみたが安全に取り付けそうなところはなかった。 【伝名沢林道→バリルート折り返し地点(730m圏)】 尾根の端はフェンスなので取り付けず。擁壁のなくなった所から取り付く。尾根から外れているので、ピンクテープに従いトラバースして尾根に乗る。尾根に乗ってからもしばらく急登で苦労する。急登が終わって緩い尾根で一息ついたらまた急登が開始して、なおかつ笹薮になる。しばらく笹薮を我慢して登ると630m圏峰でようやく笹藪が終わる。そこからも結構急で、一登りして730m圏に着く。総じて厳しい尾根。上から下りた場合、笹薮地帯で道がないと思うだろう。 【730m圏→千ヶ沢林道】 ここからが大ピンチ 730m圏まで来たら、千ヶ沢林道へ伸びる別の尾根(南東)で下る。日没まであと1時間。すんなり下れれば40分ぐらいで下山できるはずだが、初見かつヤマレコに記録無しのルートなので、ちょっと不安。この時点では、等高線を見て このぐらいの傾斜なら下れるはずとの心境。 まずは真直ぐ下って640m圏。ここまでは問題なし。ここから予定では直進して千ヶ沢林道まで下るが、東へ伸びる尾根の方が道がはっきりしていたので、下りられるならどっちでもいいやと思い 東へ行く。しかし傾斜のきつくなる600m圏で植林が終わり踏み跡の無い自然林になる。もともとこっちは厳しいかと思っていた上に踏み跡消失で早々に諦めて640m圏まで登り返す。640m圏から南東へは50mほど急傾斜で踏み跡ないが、その先の尾根は傾斜が緩く歩けそうだったので、50mほど急傾斜を下る。緩い尾根に乗って歩きやすくなるが、こちらの尾根もすぐに自然林の踏み跡なし状態になる…。焦る…時間がない。この時が緊張のピークで口の中がカラカラになる。 登り返しては日没確定だし、水も足りなくなるのは確定。何とかこのまま下りたい。最悪のケースは無理して怪我することなので、危険だったら引き返すつもりで危なくないうちは、このまま下るという方針に決める。周りを見渡すと植林が有った。林業の人が入っているはずなので、植林があるうちは下れるだろうと、当初の予定だった尾根沿いのルートを諦めて植林地帯を下る。しかし、植林地帯は段々細くなり、ついに植林地帯も終了した。上からピストンでここまで植林しに来るには効率が悪いので、下から植林が続いている可能性は高いと思い、更に辺りをよく見渡す…。有った…、左前方に別の植林地帯が有ったので、それを追う。だいぶ麓が近くなり、川の音も大きくなる。さすがにもうこれは麓まで下れるでしょうと安心する。そして千ヶ沢林道に到着。無事帰還。植林(林業)様々です。 ◇出会ったハイカー 臼杵神社で2人のみ 他は0人 ◇出会った動物 なし ◇消費飲料水 持参した1.55ℓ完飲 |
写真
装備
個人装備 |
GPS用携帯電話2台(使用アプリは山旅ロガーと地図ロイド)
携帯電話(通話と写真用)
携帯電話用バッテリー
コンパス
地図
傘
食料
水
ライター
ボールペン
手鏡(コンタクトレンズのため)
眼鏡
ライト
タオル
ビニール袋
エマージェンシーシート
ティッシュペーパー
ストック(ダブル)
|
---|
感想
今日はほぼバリルートの予定。バリルート4本のうち2本がヤマレコ初。うち1本は取り付けず予定変更。最終的にヤマレコに記録の有るバリルート3本と最後の下りはヤマレコに記録のないバリルートになりました。結果は最後の下りで踏み跡が消滅して、焦る焦る。久しぶりに口の中が緊張感でカラカラになった。迫り来る日没に水切れ(冬場に1.5ℓ完飲するとは思わなかった)もあって緊張しました。
今回は無事下山できましたが、時間のない状態で最後に未踏バリルートを持ってくるのは危険ですね。これからはもうしません。登り返しても日没に間に合う時間か、知ってるルートで下山することにします。特に冬は寒いし、日没早いし、特に危険です。今日はひやひやしましたが無事に歩けて良かったです。
ちなみに去年の大晦日もバリルートでピンチになりました。去年も最後の下りのバリルートで行き詰まり、結局引き返したので日没しました。ただ当日に歩いたルートを引き返したので、暗かったけど安心して歩けました。↓去年の大晦日の山行記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-567897.html
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コメント
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無事で何よりです
大昔、自転車で行き入山峠の下りで道迷いして、ひどい目にあった事を思い出しました。
アドバイスいただき無事に例のルートは攻略しました。
敬称を忘れ失礼しました
最近はGPSを使っているので迷うことはないのですが、暗くなってからバリルートの上り返し&下りは精神的にきつく、どうしても下りたい気持ちに逸りました。そういうときに無理して怪我するのが遭難のパターンなので、怪我だけはしないようにと心がけました。こういうときは最悪登り返す覚悟をするのが重要ですね。
無事下山できて、終わってみれば楽しい思い出ですが、歩いている最中も常にウキウキする山行にしたいと思います。
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