下谷山から冬限定の県境尾根をゆるゆるロングスノーハイク


- GPS
- 10:25
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,049m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
天候 | 薄曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.town.minamiechizen.lg.jp/kurasi/104/131/p010540_d/fil/pamplet.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
全てが緩い斜度で危険はないが、とにかく長い。 下谷山から滝ヶ谷三角点までは地形が複雑でアップダウンがある。濃霧で踏み跡がないと遭難する可能性あり。 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
![]() |
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感想
昨年11/24と12/1、某山岳会と一緒に下谷山北東のP911にある鉄塔へ挑戦したが、藪を進めず断念。今なら行けると、3度目の挑戦はソロで行くことにした。
宇津尾休憩所横の排水処理施設前に停めさせていただく。トイレがあるが冬期閉鎖中。ちょうど2台分のスペースがあり、1台先客がいた。お会いすることはなかったが、あとでtagamingさんご夫婦だとわかる。車の張り紙でユーザー名の由来もわかった。なんと全く同じコースを先行して歩いてくださっていた。
前夜の冷え込みで雪がよく締まっていて歩き易い。斜度もゆるゆるで疲れない。かんじきを付けたが、ツボ足でもじゅうぶん歩ける。
宇津尾から船ヶ洞山までは一度歩いている。その時はここで断念したものの、大量のナメコ出現でナメコ採りに目的が変わってしまった経緯がある。今回も船ヶ洞山山頂には乾燥したナメコがたくさん残っていた。
展望はあまりなく、ただひたすら歩き続ける。開けたところで写真を撮っていると、なんの音もなく横からスーっと近づいてくる気配を感じた。ビックリ仰天、人がやってきた。まさかこんな早い時間にすれ違う人に会うとは。朝5時すぎに広野を出発して上谷山・下谷山を経由してきたとか。なんという速さだ。あとで はしびさんだとわかる。
まもなくして目的のP911に到着。ここにあるのは風況観測塔。これがなんだかわからずに通過する人が多いようだ。たくさんの羽根がついていて風速を観測している。凍り付いて回っていない羽根もある。建設した2年前は宇津尾からここまで林道があったが、下流部で崩落してしまい、現在修復中で通れない。この林道開発の状況を調べるのが目的であったが、積雪のためどこが林道かもわからないありさまだ。山岳会自然保護部が必要としている情報は得られなかった。
さて、ここまで来たなら下谷山までもうすぐだ。急斜面を登ったら下谷山山頂。ここは3度目。すべて違うルートで登ってきた。ここからの下山は少々急なためアイゼンに変更。でもツボ足でもよかったなとあとで気づく。
雪が締まっていて歩き易いから体力が残っている。鉄塔尾根まで行って下山することにした。しばらくはアップダウンの続く複雑な地形。濃霧で踏み跡がなければ遭難してもおかしくない。
P942で本日2人目と出会う。「白山が見えた」とおっしゃるが、どれが白山かわからなかった。あとでyanapyさんだとわかる。
P989滝ヶ谷三角点まで来れば緩やかな雪原となる。ここからの風景は素晴らしい。早出した はしびさんは「強風だった」と言っていたが、午後は穏やかで過ごしやすい。おまけに快晴になってきた。まさに天国だ。のんびりと堪能する。
鉄塔を越えるが、送電線から氷の固まりが落ちてくるので注意して通過する。そこを越えると本日3人目とすれ違う。少し話をしてから、「あれ?もしかして」「あれ?ふらっとさん?」なんと知り合いのあきんちょさんだった。手倉山でテン泊したそうだ。下山場所・下山時間がほぼ同じになり、タクシーで来たというので駅まで送っていった。
まもなくして鉄塔尾根分岐1060mに到着。このまま下山するのはもったいないので、4年前に上谷山を周回したときの分岐P1082まで進むことにした。本日の最高地点だ。
戻って鉄塔尾根を下山開始。じつにゆるゆるで超長いが、展望が良くて飽きない。踏み跡・スキー痕があって迷うことなく安心して歩ける。鉄塔付近まで来ると雪が緩み始めたので再びかんじきに履き替える。鉄塔を6本ほど通過する。最後の鉄塔P498からは左に曲がるのだが、こっちに歩く人はいないだろうと思っていたら、なんと踏み跡があった。tagamingさんご夫妻のものだ。最後は左の植林帯を50m下って宇津尾谷林道に出た。工事中の看板があったのでまだ林道修繕工事は完了していないもよう。
今回は登りの尾根・県境稜線・下りの尾根、すべてゆるゆるで楽に歩けた。雪質がよく19kmのロングスノーハイクができて満足した。これで愛発越から上谷山までの余呉トレイルの軌跡が繋がった。
ところで、下谷山周辺には大規模な風力発電計画がある。名前は余呉南越前ウインドファーム計画。下谷山以東も計画地に入っていたが、現在は縮小されて計画地から外れている。しかし風況観測塔があるということはまた復活する可能性があり、予断を許さない。栃ノ木峠から荒っぽい林道工事をしたために大雨で滋賀福井双方に土石流が発生し、被害を受けた地区がある。このすばらしい景観を壊さないでほしいものだ。風発はぜひ洋上に。
コメント
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たくさん歩きましたね。本当に良い一日でした。
休みの少ない私には年に1度くらいのチャンスでした。
ではまたどこかで。
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