秋田駒ヶ岳 自称・男女岳東北稜N3ルート


- GPS
- 08:47
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 968m
- 下り
- 968m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:47
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは、八号目から自称・男女岳東北稜N3ルート、雪庇のリッジ、プラトーへの雪庇の乗越しまでが核心、ALPINE的な登山が楽しめます。プラトーから男女岳まで、感覚的に長い。下山は男女岳〜阿弥陀池避難小屋から冬季一般的ルートを使用。 |
その他周辺情報 | アルパこまくさ温泉あり。 |
写真
C)蹴り込んでも爪が刺さらない
何度も蹴り込まず、一度で決めるよう、丁寧に確実に一歩一歩を進めます。
C)写真ではわかりませんが、ザラメ雪で爪が刺さらない垂直の壁を登っています。
後ろを振り返った途端、脚がガクガク震えだしました。
しかし、不思議と恐怖感はありません。
C)厚いザラメの雪面、爪が刺さらず、1歩で3cmくらいしか進まない…
山頂は遠い…
できるだけ凍っている場所を歩きたいと、風がよく当たる西寄りの斜面を歩きました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
スノーシュー
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ポール
スリング
カラビナ類
|
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共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル(cattail) ロープ30m(3nobu-3)
|
感想
秋田駒ヶ岳 男女岳東北稜N3ルート
雲が流れ、現れた美しい景観は、
これまで見たことのない、秋駒の顔でした。
蒼白の美しいリッジライン。
そのリッジを一歩一歩進む。
ダイナミックかつ精巧さを感じさせる様々な景観。
未知のルートは、たくさんの冒険と感動、充実感を与えてくれました。
山登りに迷い続けたこの1年、はっきりと自分の向かう方向が見えた山行になりました。
…条件が揃わなければ危険を伴うルートだとは思いますが、本当に本当に素晴らしいルートです。
秋田県仙北市 秋田駒ヶ岳
無雪期に見る鉱山跡の荒涼とした光景、このリッジを雪のある時に登ってみたいと思い、30年程前に数度、登ったルートです。年齢は1年づつ重ねているのは知っている、でもあらためて、ほぼK暦の年齢に自分でもビックリ!当時は今のように、スマホもヤマレコもなかった。このルートに名称があるか知らないですが、ヤマレコやYAMAPなど、秋田駒ヶ岳の記録は多いですが、ここを登った記録は見出せませんでした。あるのかもしれないけど確認に至りませんでした!元気なうちにもう一度登ってみたいし、この素晴らしいルートをヤマレコに残し知ってもらいたいと思いました。便宜上、あくまで自称・男女岳東北稜N3ルート(リッジの方角と自分のニックネームを組み合わせました)としてみました。
自称・男女岳東北稜N3ルート紹介 八合目から、P1363へ進み、少し下って、目的のルートに取りつきました。朝方のガスも晴れてきて、白き美しいリッジラインが続いています。駒ヶ岳だけど、駒ヶ岳でないような気高く美しい光景が目の前に広がっています。cattailさんも歓声が上がります。リッジの右側の雪庇はそれ程、発達してませんが、注意しつつ内側を進みますが、リッジ上から内側に来る程に、積雪内部がグラニュー糖のような、しもざらめかこしもざらめと思われる雪質(弱層原因の雪質)で踏み固まらず、急傾斜ではずり下がってきてしまいます。なるべく潜らない、滑らない所を選んで一歩づつ進んで行きいます。中間部からはロープを使用、ショートロープやコンテで進みました。リッジを進み、そのまま一番、雪庇の高さのない部分(2m位)から、ピッケルのブレードを使ってカッティングしてルートを作り、cattailさんをビレイして登ってもらいました。プラトー(雪田)に出る雪庇の乗越は核心になるかと思います。プラートから先は思いの外、長く感じました。
美しいリッジライン、男女岳北面、シュカブラやエビのシッポの雪面、今日は天気もよく岩手山はじめ展望も素晴らしく、ALPINE感も味わえ、初めて登ってから約30年経ってますが、やはり素晴らしい充実した雪山登山のできるルートだと思いました。下山途中に、今日の私達のリッジに残るトレースを見て、充実感と余韻に浸り、素敵な時間を過ごせました。
素晴らしいアルパインの記録を拝読し、写真から伝わるお二人の迫力に思わず息を飲みました。
調度二日後に私はスキーで上がっていて、秋田駒ヶ岳が冬季アルパインに適した山だと感じていた矢先でした。
とても貴重なルートだと感じました。私も是非いつか登らせて頂きたいです。記録に残して頂きまして、ありがとうございました。
これからも陰ながら応援させて頂きたいです。
冬の秋田駒ヶ岳はもう何度か訪れているのですが…このルート上で目に入る景観全てが初めて出会う駒ヶ岳の姿で、いちいち感動しておりました。私は登山歴が浅く一般ルート中心のため、N3さんの自らのルートを歩く、という冒険のような登り方にもとことん魅了されました。
とても素晴らしいルートです😊
雪華さんの活動日記を拝見させていただき、その山行スタイルに驚き、また憧れを抱きました。
嬉しいコメントをありがとうございました✨
優しい光の中の枯れた紫陽花、
ゆれる葉っぱたち...
なんて優しい写真を撮る人なんだろう...と思いました。
山行もプロの方なんでしょうけれど、他の方々のものすごい山写真に比べて、何かほっとできるような、癒されました。
私は、表すはとても好きなのですが、コメントのやりとりなどが得意ではなく🙇♀️
でも、陰ながら、いつも楽しみさせていただいておりました。
東北、天国に近いような憧れの月山。
とても登れそうもないけど、いつか、麓にでも行ってみたいものです。
今までのご山行も、少しずつ、拝見させていただくのを楽しみにさせていただきます。
❄️
みぎわ
ありがとうございます😊
同じ山に登っても、同じ景色は二度とない…
この瞬間を残したいという思いで、写真を撮っています。
私はあんまり上手じゃないから、見たまま、感じたままを撮っていますよ。
本当は、みぎわさんのようなストーリー性の高い写真が好みなんですけど、なかなかその域には達せないし、生まれ持った感性があんな温かい素敵な写真を生み出すんだろうなぁと思っています。
私の写真で東北の山を楽しんでいただけたら、嬉しいです😊
私もみぎわさんの写真が(動画も!)大好きなので、まだ見ぬ地を、行った気になって楽しみたいと思っています。
これからもよろしくお願いします🙇♀
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