奥三界岳《日本三百名山》
長野県
岐阜県
山キチどん
- GPS
- 03:48
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 2,312m
- 下り
- 2,313m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 10:53
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2006年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 南木曽温泉木曽路館￥700 |
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感想
前日夜、早々に布団に入り3時間ほど寝た後、深夜の名神・中央道を走った。中津川ICで国道19号線に降り、岐阜県中津川市（旧恵那郡川上村）の夕森公園へと向った。公園の駐車場に車を停め暫し休息。明るくなりだした5:20歩行を開始し川上林道を歩いた。竜神の滝への分岐を右に分け200〜300mほど行くとゲートがあり、その先は登山者の世界となった。3本の川が出合う地点の左側に銅穴の滝がある。ここから少し林道を進み川上川本流の橋を渡ると100m余で登山口に達した。
河原に下り定員1名の吊橋で川上川を渡り“奥くらがり”と言われる美しい渓谷から分かれ標高差350mの急斜面を這い上がると夕森林道に出合った。この林道は夕森公園から大きく迂回して来て川上川の大きな谷間を緩い傾斜で登っている。勾配の緩さからすると森林鉄道でも走っていたのではと思わせる道だ。尾根の先端を回りこむように進み進路は西向きへと変わった。川上川の谷向うに夕森山がどっしりと存在感を持って鎮座しているのが垣間見られたが、この先谷を挟んでずっと夕森山の姿を見ながら林道を延々と歩くことになった。奥三界岳から東南に走る稜線を源とする川上川の源流部に昇竜の滝がある。その下に何とも雰囲気の良い木橋とその直下の橋が皇居の二重橋のように架かっているのが遠くから見ることができ良い感じだ。
枝沢から流れ出る水が豊富な山で、水の心配は全くない。2.7�劼領啼司發�の末、二重橋の下の橋に達した。夕森山の直下に進む林道の本道から180度折り返すように向きを変え上の木橋を渡った。支線に入ると林道は荒れ放題で、落石に覆われ草が茂り、人ひとり歩くのがやっとの状態だった。1�劼曚匹諒盥圓芭啼酸廚僚�点に達すると荒れ果てたプレハブの小屋が建っておりその裏側が奥三界岳の登山口となっていた。
笹原の登山道を登ると軈て沢筋に入り稜線へと這い上がると南側に奥夕森のピークへの鞍部に到った。奥夕森は置いておいて一旦下り登り返すといよいよ奥三界岳の山頂域で湿地帯となり、その象徴のように“鏡池”と標識の立った小さな池があり、濘んだ登山道に投げ込まれた木の上を伝って奥三界岳(1,810m)山頂に達した。笹原の山頂には3等三角点「奥三階」がありその傍に展望櫓があったが残念ながら雲が多く御嶽山らしいものは見えるが今一はっきりしなかった。カメラの調子が悪く、今日は満足に写真を撮ることが出来ない。（後で判ったがカメラが悪いのではなくどうも電池に問題があるだけだった）
奥三界岳は地元では“奥三界山”で通っているようだ。旧付知町と旧川上村の町村界の尾根南2�厖召蠅忙鯵�山(1,600m)という山がある。この山の奥にあるから“奥三界山”なら辻褄が合う。他に道は無く、基本的には同じ道を引き返して登山を終えるのだが、寄り道をする山が2つある。その一つが先ほど真横を通った奥夕森(1,708m)で道は無く鞍部から藪の薄そうな所を分け入り山頂を目指した。120m程の藪漕ぎで笹原の山頂に達した。山頂を示すものは何も無いが、三界山、夕森山の展望が良かった。
そして次の寄り道は夕森山(1,521m)だ。二重橋の分岐から本道に折返さず真直ぐ本道の先に進み、夕森山を巻くように南端の尾根の張出し部分至る。最も傾斜が緩い稜線の先端で壊れたハシゴが架かり、枝に付けられたテープにマジックで「夕森山・ゲキヤブ」と書かれ登山口を示していた。
これがあると言うことは、踏み跡ぐらいはあるのだろうとハシゴの脇を攀じ笹藪に入るが、道など全く無い! 背丈以上に伸びた笹を左右に搔き分け、あるいは踏ん付けて進んだ。比較的緩やかな尾根を選んだが結構急で標高差は170m、笹藪は山頂まで続き、52分の苦闘の末漸く辿り着いた。2004年に登ったという私製の小さな山頂標識だけが、「物好きよ、よく来たな」と褒めてくれているようだった。
山頂も笹藪で樹林もあり展望はほとんどなかった。下りは比較的楽で笹の流れる方向に上から踏み付ければ道は開ける。半分以下の23分で登山口に戻ることができた。二重橋で昼食を取り、夕森林道本道を下った。登りに使った奥くらがりへの下降点を通り過ぎ、まだまだ林道を行く。林道ゲートが現れこの手前に車を停めれば奥三界岳への最軟弱ルートに利用できそうだ。結局9.7�厠啼擦鯤發�、着いた所は三界山登山口。時刻は13:13、山頂まで3�辧�標高差は715mもあるが、時間的に大丈夫だろうかと思いながらも三界山を目的に再び来ることも無いだろうし、「行ってまえ！」
長大なアルバイトに入り岩倉谷に付けられた砂防ダムを高巻いて越え、谷沿いの道を遡行した。飛び石伝いに右に左に渡り、時には沢の中州も歩く。山頂直下まで沢から離れることはなく、比較的流量のある沢がかなり上まで続いていた。面白いのは途中で伏流し流れが途絶えたかと思ったが100mほど上部で再び豊かな流れが復活したことだ。そして再び水流が途絶えるともう水を見ること無く稜線に達した。右に進路を変え400m程行くと三界山(1,600m)の山頂に達した。展望はないが1等三角点「三階岳」があり私製の標識が誇らしげに掲げられてあった。山頂から先に踏み跡が続き辿ってみるとまだ使えそうな小屋があった。更に踏み跡が続いているので奥三界岳へのバリエーションルートがあるのかもしれないが今日は元来た道を下山した。
三界山登山口に戻り林道を少し下ると夕森公園への下山路が左に分岐し植林帯の中の登山道を下るとキャンプ場に入り再び車道となり夕森公園の駐車場に到着した。登山者はおろか全く人に出会うことがない奥三界岳登山を終えた。これから明日の御嶽山のため濁河スキー場へ100�厖召螳榮阿靴覆韻譴个覆蕕覆ぁＬ攸樟遽茲い旅馥�19号線に出て南木曽温泉に立寄り汗を流した。入浴料700円プラス1,100円で1,500円ほどの食事が付いたプランがあり刺身や鍋の御膳を頂いた。途中明日の下山点となるチャオ御岳スキー場に自転車をデポし20:40漸く濁河スキー場に着いた。とにかく眠い、今朝1:10から活動し32�劼睚發い燭里世�ら体力の限界だ。到着10分後にはシュラフの中に入り眠りに就いた。
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